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『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』

2025-05-23 12:53:25 | 映画
『ミッション:インポッシブル/ファインル・レコニング』 2025年、アメリカ、2時間49分。を観た。
"それ"は人類滅亡のシナリオを着々と進めイーサン・ハントに自分を誰も制御の出来ない絶対安全な場所への転送を要求する。人類滅亡か生き残って服従かの選択を迫られイーサン・ハントは0.1秒の一瞬に全人類の命運を掛けた不可能と思われるミッションに挑む。

ネタバレ有り。

フィジカルのイーサンVSデジタルの"それ"の全面対決か。と思っていたが"それ"はデジタルの上では最強なのでそこでの対決には臨まない。アナログな方法で人対人に持ち込む事で活路を開く。
やっぱりまだA.I.との対決となるとSFに、『ターミネーター』とか『マトリックス』とかになってしまうからスパイアクション映画を貫くにはアナログを選択する方が本作には正しいしこのシリーズならではの面白さが詰まる事になる。
潜水艦のシーンがとても良かった。「潜水艦映画に外れ無し」との映画格言も有るけど、そうは言っても外れも有るとは思うが本作の潜水艦シーンは格言通りだった。セットの作り込みが凄いし水中撮影でのトム・クルーズの体を張ったアクションも有りスリリングでも有り素晴らしかった。あそこで全ての決着を着けても良かったんじゃないかとも思う。上映時間も短くなるし。でもそうするとその後のあの人の出番が無くなってしまうから難しい所。
あの人を出す事でシリーズの大団円になったとも言える。それにあの人の愛妻も可愛かったし全人類滅亡の危機の緊縛する中での癒しとなっていた。眠いから素人に犬ゾリ操縦させる天真爛漫さ!!
別のあの人の関係者が出てくるのはちょっとやり過ぎの様な気もしたが。

人類の未来に希望はいつだって有る。というメッセージは、非情になりきれないスパイとしてはかなり異質なイーサン・ハントらしさだと思う。
しかし、"それ"の思想は世界中に広まり"それ"を崇める人達も多く生まれたわけで、その世界は更に混沌となるんではないだろうか。

前作ではさすがのトム・クルーズもおじいちゃんになったなあと思ったけど本作では少し若返っていた様に思えた。フィジカルは相変わらずの驚異の若さ。

クライマックスのイーサン・ハントのパラシュート問題についてはもう少し納得の行く描写なり説明が必要だったと思う。何か有った時のために予備のパラシュートは必ず付いているものなのかもしれないが、でもその結果だけを見せられても納得はしづらい。

ガブリエルの最期は情けなかったがあれだと生死不明にも思えるし、まだシリーズ続行の含みを持たせているのだろうか。トム・クルーズの日本限定の最初の挨拶ではシリーズ完結とは言わずシリーズの集大成と言っていたので続行も有るのかも。でも本作以上の敵は無理なんじゃないか。直接の全面対決を避けなければいけないほどの敵なのだし。

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