1日講習・全国出張!職長教育・安全衛生責任者教育ブログ

全国を渡り歩き、職長教育・安全衛生責任者教育を1日講習で行う愛知のRSTトレーナー。

環境改善の方法と環境条件の保持 その23

2018-06-04 13:02:30 | 日記
5. 健康の保持推進
健康は、自分自身で守ることが原則なのだが、職場には作業者の努力だけでは取り除くことができない健康障害要因、ストレス要因、
または疾病の増悪要因が存在し、作業者の自助努力とともに職場管理が重要なのである。

また、作業者の生活習慣病の予防対策として健康教育や健康相談等を実施して、
健康な生活習慣への生活を変化を目指す行動THP(心とからだの健康づくり)を進めることが必要なのである。

(1)健康診断および事後措置の確実な実施
作業者の健康を確保するために、さまざまな健康診断が実施をされている。
したがって、必要な健康診断を確実に受診をして、自らの健康状態について知って、
必要に応じて健康指導を受けるなどの事後措置を実施しないといけない。

(2)THP活動の推進
THP(トータル・ヘルスプロモーション・プラン)とは、
「事業場における労働者の健康保持・増進のための指針」に沿って行われる、
すべての働く人を対象にした総合的な健康づくりである。

その内容とは、働く人一人ひとりの健康状態に基づいて実施する健康教育等である。
事業場においては、健康測定(医学的・運動機能検査、生活状況調査)、運動指導、メンタルヘルスケア、
栄養指導、保健指導等の実施を含む健康保持増進計画を策定して、衛生管理者、衛生推進者から選任された健康増進計画の総括的増進担当者を中心に、
PCDAサイクルによりTHPを推進することが求められている。

健康づくりの具体的な方法としては、健康測定結果に基づく個別の健康指導のほか、就業時間の合間や休憩時間等を利用した健康教育や健康相談、
社内報による健康情報の提供、ウォーキング大会等の健康づくりイベントやキャンペーンの実施などがある。
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環境改善の方法と環境条件の保持 その22

2018-06-04 09:59:09 | 日記
4. 快適職場づくり
今日では、近年のめざましい技術革新、情報化の進展による作業態様等の変化から、
慢性的な疲労やストレスなど産業疲労対策のニーズが生まれていることはすでに述べたところである。
労働に伴う疲労やストレスを感じる事の少ない動きやすい、疲れにくい、環境がいい、雰囲気がいい、
気持ちよく働ける快適な職場環境の形成を目指した「快適環境づくり」の推進が重要となってくる。
その中心は、作業環境管理と作業管理の項目となる。


(1)作業環境管理
1.作業を行う場所の空気、温熱、騒音、振動等、その他の環境を適切な状態に管理をする

2.心身の疲労回復を図るための施設・設備の設置・整備
休憩室など、作業の疲れを取るための施設・設備を設置をして、清潔で使いやすいように整備をする

3.その他の施設・設備の維持管理
洗面所など、働く人の職場生活に必要な施設・設備を配置して、清潔で使いやすいように整備をする


(2)作業管理
1.作業方法の改善
働く人にとって作業がしやすいように配慮する。

2.労務管理への配慮
仕事量、人間関係への対応を図る。


(3)快適職場づくりに取り組むとき留意すること
1.継続的かつ計画的な取組み
快適職場の考え方は、社会経済状況や人々の意識の変化、技術の進歩などにより変化をするたびに、絶えず見直しをすることが大切である。

2.働く人たちの意見の反映
職場で働く人の意見ができるだけ尊重をされ、働く側に立った視点での検討が望まれる。

3.個人差への配慮
加齢に伴い個人差が大きくなっており、作業管理、作業環境管理の施策の実行に当たり個別管理の視点より対応をする

4.潤いへの配慮
職場は、生産の場として、機能的であることが求められるのだが、同時に生活の場としてなるべく潤いを作り、
緊張をほぐすような配慮が大切である。
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