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昨日でもない、明日でもない、今日という特別な日

オリジナルBL小説『花の咲かない桜の木』

2018-09-26 14:54:26 | Weblog
荒守工業高校一年生の佐倉虎之助は、“荒工トラブルメイカー”などという不名誉な称号とともにその名を学校中に轟かせていた。
ある日、教室で昼食を摂ろうとしていた虎之助の元に、生徒会長の戝前一颯がやって来る。
てっきり虎之助の身の周りで起こったトラブルを聞きつけた彼に、説教でもされるのかと警戒した虎之助だったが、
意外にも戝前はトラブルの内容を虎之助に確認しただけで、あとは世間話をするだけに終わった。
話をしているうちに彼が男らしく大人びた印象の容姿とは裏腹に、フランクで少し初心な性格をしていると知っていく虎之助。
見た目が好みのタイプということもあって、そんな戝前に徐々に心惹かれていく。
完全に恋に落ちてしまうまで、さして時間はかからなかった。

しかしその恋は、決して華やかで楽しいばかりのものではなかった。
そもそもゲイの虎之助と違い、戝前は異性愛者だ。
バイセクシャルの可能性も見えず、虎之助の想いは一方的なまま、何も進展することなくただ時ばかりが過ぎていく。
その想いを彼に伝える勇気もなく、虎之助の気持ちを知らない彼の言葉に時には傷つけられ、思い悩まされ、
それでも戝前を諦めることはできなかった。


一方、ヘイトゲイの甲元健太郎は、オープンなゲイである虎之助に毎日のように突っかかっていた。
しかし、チンピラにリンチされていたところを虎之助に助けられたのをきっかけに、彼に対する感情が少しずつ変化していく。


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半年かけてようやく書き上がったオリジナルBL小説『花の咲かない桜の木』。
容量も文庫本一冊と同等になってしまいましたが、その分書きたかったことを存分に詰め込めました。

男子高校生の恋愛を書いたものですが、本来男子高校生の恋愛にあるはずの爽やかさや純粋さはあまり感じられないかもしれません。
キャラクターたちは常に悩んでいたり、苦しんでいたり、更には泣かされたりと散々です(笑)
けれどそんな中で幸せを見つけたり、誰かの優しさに救われたり、決して辛いだけじゃない、そんな恋愛模様を書いてます。

この作品は当面自サイトには載せず、PIXIVでのみの公開となりますので、興味のある方は下記リンクからお願いします。


【オリジナルBL】「花の咲かない桜の木」/ラセル



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