日時:2012-6-14
天気:曇り後晴れ
参加者:「鎌ヶ谷ハイク&ウォーク+旅の会」メンバー6名
コース:我孫子駅→「世界の人形館」→インフォメーションセンター「アビシルベ」→[ファミレス?]
コ・ビアン(Ⅱ)[昼食]→三樹荘(柳宗悦邸跡=現在は一般人の住居ですので非公開)→
嘉納治五郎別荘跡(建物内には入れません)→天神坂→楚人冠公園→白樺文学館→
志賀直哉邸跡→(手賀沼)文学の広場→手賀大橋下→水の館→水生植物園→文学の
広場→血脇守乃助碑→バーナード・リーチ碑→公園坂通り→我孫子駅
世界の人形館--個人の家なので、必ず予約して訪れてください。
※→ご来館前に以下のホームページとブログをご参考までにご覧下さい。
HP(英文含め全9ページ、BGM入り):世界の人形館
ブログ:世界の人形館からの夢メッセージ
世界の人形館・代表 康治
ko-yasu@maple.ocn.ne.jp
当日は朝9:45分から6名で押しかけたにもかかわらず、奥様ともども温かく迎え入れていただきました。さすが、元商社マンだけあって、話が上手で懇切丁寧に案内していただいた。南極・北極を始め、マディラ諸島・アルバ・レコニオンなど、聞いたことも無い所まで、世界中隈なく訪ねているとのことです。その際、各地で集めたものが当マンション内に展示されているのです。世界各地の人形はもとより、コインや紙幣、不思議な万華鏡、少数民族のお面や民芸品、時計や地球儀、ステインドグラスや照明、陶器・螺鈿細工、タペストリーや版画、----、よくも集めたものだと感心します。
テレビや新聞社の取材も増えてきたそうだが、先の大地震では、もろに影響を受けて大変だったようで、貴重な収集物が、かなり破壊されたということです。その後の再開には地元有志の協力もあったようです。
懇切丁寧に案内していただき、説明やら苦労話、世界の人々の国民性など、伺っているうちに、気づいたら2時間半以上、お邪魔してしまった。時間の経過に気づかず、あっという間のことで、それほど、密度の濃い滞在であったと言えます。
以下、写真を撮らせていただいたが、私の解説は不要であろう。直接、オーナーから生の声で聴いてください。写真は、ほんのわずかで、上っ面を舐めた程度だから、ゆっくり観賞するには3時間以上必要かも知れません。
メキシコのものだそうです。
カメルーンのサッカーボール似の面。
今や、こうした螺鈿細工の出来る人は韓国にしかいないという話でした。
この stained glass にはTV局の人も注目していたと伺った。
「世界の人形館」とあって、世界各国の人形が、陳列ケースのなかに、押し合いへし合
い並んでいた。大地震のときは、さぞや大変だっただろうと推測する。
廊下にも溢れている。
大変価値のあるものだそうです。
平山郁夫画伯の作品(本物です)
イスラームのメッカに集まった人々を描くタペストリー(?)。信徒以外は、ここに入れないそうだ。
現在のドバイなどは、高層ビルなどが聳えているが、つい最近までは、このようなオアシス風景が、ごく当たり前だったということです。
コーヒーまで出していただき、名残を惜しんで高層ビルのマンションを出た。腕時計をみると、お昼を過ぎていた。我々をエレベターまで見送ってくれた奥様は、これから昼食の準備をするのであろうと思うと、本当に申し訳ない思いだった。訪問者は我々だけではなく、こうした無償の行為が、これまでも、これからも、日々続くのであろう。
レストラン「コ・ビアン」--
オーナーに聞いた(観光案内所) インフォメーション・センター「アビシルベ」を駅南口に訪れた。そこで、「我孫子散策ガイドマップ」をもらった。ついでに、ファミレスの場所を尋ねたら
「コビアンがある」と教わった。聞いたことが無い店なので、ココスかサイゼリアを頭に、そちらに行こうと思ったが、念のため店を覗いてみようと寄ったのが、この店だ。↓
一般のファミレスと同じくらいの広さだが、店のムードやインテリアが違う。先ず、壁の上部に
あるマリア像に目が行った。次にステインド・グラース。席のあちこちには天使像。
注文のものが来たときに、店員にいろいろ尋ねた。信徒ではなく、オーナーの好みだという。
店の名も訊いた。ビアンは分かるが、コが謎だ。レかルではなく、何でコなのか。フランス語にそんな冠詞は無かったはず。そしたら、ンは別として、右からなぞるとアビコだという。何だ、そうだったのか。よっぽど、我孫子を宣伝したいのだな。いや、郷土愛なのであろう。
タイミングが合うと、こんなサービスもあると言う↑。だが、毎日通わないと、情報は得られないかもしれない。
メニューを見て驚いた。各ランチが 「290円+税」と載っている。「ライスもつくんですか?」と思わず訊いてしまった。「ええ、味噌汁とおしんこも付きます」という返事。
我々が注文した牡蠣揚げ定食↑。こんな安いレストランに入ったことはありません。
トレ・ビアン! なお、ここはⅡ号店で、すぐ近くに本店のⅠ号店があるようだ。本店は
開店から46年経つときかされた。
天神坂から志賀直哉邸へ--
三樹荘。元、柳宗悦の住居だという。昔は、この坂下まで手賀沼が迫っていて、志賀直哉や武者小路実篤などが、小船で坂下まで来て、この坂(天神坂)を上り、この三樹荘に集まったということです。現在は個人宅なので、入れません。門塀越しに中の庭を撮影。
隣にある嘉納治五郎別荘。手賀沼を望む小高い岡上にあって、周囲は鬱蒼とした樹木に覆われている。なかなか、良い場所だ。---建物内部には入れません。柔道の創始者・嘉納治五郎と言えば、八柱霊園にお墓がある。
以下、天神坂は、当時の面影を残すしゃれた道だ。↓
現三樹荘住人・村山祥峰さんの歌であろうか。歌人ということだ。なお、三樹荘の由来はネットで調べてください。
小高い丘の上にある。朝日新聞社に勤めていたが、後年は国際舞台でも活躍した分筆家のジャーナリストと書いてある。なかなかの実力者で、石川啄木や長塚節の面倒もみたようだ。
志賀直哉邸の前にある説明版
白樺文学館のすぐ上にある元・志賀直哉邸。境内にはいろいろな説明板がある。
手賀沼の水生植物園(花ショウブ) ---
水生植物園からは、手賀沼沿いの遊歩道を、そのまま折り返し、我孫子駅まで戻った。時刻はすでに夕方に近づいていた。メーター持参のメンバーによると、本日は2万5千歩以上歩いたそうだ。
早速当館をご紹介頂き深謝しますと共に、
過分のお褒めの言葉頂戴し恐縮です。
的確なリポートと写真挿入に感心しています。
よろしければ、またご再訪下さい。