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“特定の手段”と“目的”

2005年08月30日 00時10分17秒 | 雑感・雑談・娯楽
一般に、目的を達成する為には様々な手段が検討され、その中で実際に使われる手段が選択・実行されます。
ある一つの特定の手段のついて考えた場合、「特定の手段を用いて目的を達成する」「特定の手段を用いずに目的を達成する」「特定の手段を用いても目的を達成しない」「特定の手段を用いずに目的も達成しない」の四通りが考えられます。

しかし「特定の手段を用いなければ目的が達成出来ない」と言う意見を見かける事があります。
この意見では「特定の手段を用いずに目的を達成する」と言う可能性を放棄し排除している事になります。

特定の手段があくまでも“手段”に過ぎないのであれば、目的を達成する前に「目的を達成する」という結果に到る選択肢を放棄するべきではないでしょう。
その特定の手段を用いる事で目的が達成できる可能性が高くない場合は尚更の事です。
特に事態が膠着しているならば、自ら可能性を放棄する事なく手広く構え、柔軟に対応する必要があります。

尤も、特定の手段と掲げている物が実はこれを用いる事が隠された目的であったり、“特定の手段を用いる事”によって発生する“副産物”が隠された目的であった場合にはこの話は成り立ちません。
ましてや「特定の手段を用いない」事を理由に、手段の選択者を批難する事が隠された目的であるならば、そのような意見に惑わされるべきではありません。
“膠着状態”と言われるような状況であればこそ、原点に戻って目的達成を考えるべきではないでしょうか。

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