寒さが一段と厳しさを増してきました。
エアコンのある生活は、そんな寒さでも快適に過ごせるのでありがたいね。
かって家庭の必需品だった火鉢がありました。
今は骨董品とか歴史展示物のような物になり、火鉢を知らない世代が多くなったでしょう。
餅を焼いたり酒の燗等をしたり、時には股火鉢なる行儀の悪いことをして親に叱られたことも。
妻の実家を建て替えするとき、義兄から物置や納戸に長年仕舞こんだままの物で欲しいのがあればどうぞと話があり、幾つか頂戴してきた。
その中にこんな火鉢が。
大きい火鉢だから場所をとるし、とにかく重たい。
反対したが、妻が思い出のある火鉢だから欲しいと言うで引き取った。
妻の兄弟7人が、寒い日はこの火鉢に車座になり、仲良く手あぶりしていたそうだ。
それが忘れられなかったようです。
想像すると微笑ましい光景が浮かびます。
その火鉢が玄関の上がり口にあります。
邪魔なこともあるが、処分とか片付けることが出来ない。
火鉢の付属品の五徳に銅壷、火箸、灰均しの4点があった筈だが、所在が分からなくなったまま。
使うことはないが、兄弟で手あぶりした妻の思い入れのある火鉢だから残しておくことに。
これから益々寒くなりそうです。