ショスコーダビッチのピアノ協奏曲第2番をときどき聴きたくなる。
それも第2楽章だけ。
この短い楽章は、ゆったりとしたアンダンテ「歩くような速さ」のテンポと情感あるメロディーなのが好きです。
静かな空間で穏やかに聴くのがなんともピッタリな曲。
ところがこのだ2楽章だけは、ときどきまったく別の響きになり、心が落ち着くどころか、悲しみがこみ上げて来ることがあります。
音楽はヒトの心と身体にさまざまな影響を与えます。
音楽には特定の感情を誘発させる効果や、覚醒水準を調整する効果があることが多くの実験によって確かめられてもいます。
音楽から受ける感情的なものが、そのときの気分を誘導するからなのでしょう。
同じ曲なのに、まるで違ったものになってしまうことなどありませんか?
今日は、穏やかで余韻を残す旋律でした・・・。