I’s Blog

伊藤久志@アイズサポートのブログです。

散髪

2020-05-20 13:56:57 | Weblog
散髪が困難なケースは多く、仕事をしていても話題になります。
そのわりには、実践研究が少ないのが問題点かなと思います。
世界的に見ても少なく、検索しても2つしかありません。
なんと、最新のJABAで散髪の実践研究が発表されるようです。
私の好きなLuiselli先生の系列でした。

私も今年9月に出る予定の自閉症スペクトラム研究に散髪の実践研究が掲載されることになりました。
行動的ヘルスプロモーションのブームが来るか!?



ぺあとれ

2020-05-11 16:53:30 | Weblog
国立特別支援教育総合研究所の神山努先生がペアレントトレーニングのアプリが開発されました。
今後、iOS版も出るようです。

科研費研究「自閉スペクトラム症児への子育て支援における階層的支援システムの開発と評価」の一環として実施されているプロジェクトのようです。
階層的支援システムは教育分野の”積極的行動支援(PBS)”で使われる枠組みだけど、たしかに子育て支援でも当てはまると納得。


実験

2020-05-10 16:08:38 | Weblog
実験と言うと、理科の実験、動物実験、人体実験なんてワードが連想され、イメージが非人道的な感じがしますね。
もしくは、試みにやるなんてまた別の意味もあったります。

本来は、あるやり方が本当に効果があるのかを確かめる手続きを総称して「実験」と言います。

医療・教育・福祉にかぎらずビジネス・政治においても実験という観点は切っても切れません。
むしろ、何らかの意思決定が関わる分野において、当たり前すぎる。
でも、その当たり前すぎることを愚直にできる人になりたいです。



文献検索

2020-05-06 09:32:27 | Weblog
最近は昔にくらべると文献検索をしやすくなりましたし、オンライン上で入手できる文献も増えてきました。
なので、私のように研究機関に属さない人でも、入手できる文献が増えてきたと言えます。
Google Scholar
私が学生の頃とはえらいちがいです。

オンライン公開の動向は、今後二転三転しそうな状況です。
オンライン公開の中でも、文献無料公開派と文献利権派とのせめぎ合いが起きているようです。

このような動向は、研究機関に属さない人にとってはありがたいのと同時に、文献が手に入らないからという言い訳ができなくなったとも言えます。
文献を読んでない=読まなかった、となります。
これはこれで、シビアであります。

J-STAGEでの無料公開で、私の業績ですでに3本公開されています。
もしよろしければ、自粛の暇つぶしにどうぞ。


アセスメント

2020-05-05 18:07:15 | Weblog
我々の領域でアセスメントというと知能検査とか発達検査が取り上げられます。
実際の仕事では、スキルアセスメントや機能的アセスメントや強化子アセスメントが活躍しているように思います。
100ケース検査したら第一関門突破と言われて現場に出た世代なので、知能検査と発達検査はよくやりました。
K式検査のようにスキルアセスメントを兼ねてる検査は、有用性が高いかなと思いました。
スキルアセスメントを兼ねた検査形式というのは、VinelandやClispにも共通していると思うのですが、使ってみた評価はどうなんでしょうか?
個人的には、使う前に期待値を上げすぎたために、なんとも言えない気持ちになったように思います。
ただ方向性としてはこれでいいと思うのですが、なんだか腑に落ちません。

ところで、ABAI autism conferenseに参加した時に、PEAKというプログラムのワークショップに参加しました。
Dr.Dixonのグループによって開発されているプログラムなのですが、このプログラムではやたら知能指数との関連が強調されていました。
はたしてこのプログラムが今後どのくらい普及するのか?そして日本ではどうなるのか?
PartintonのAVBくらいのインパクトをもたらすのか?
普及戦略をどうするのかは大事だと思います。