龍ともこ(りょうともこ)の日記もどき

やっぱり、毎日書けるとは限らないから
【日記もどき】♪

パック!(;・д・)

2007年06月08日 | Weblog
新国立劇場で上演中の『夏の夜の夢』
を見てきました。

演出は、ミュージカル『レ・ミゼラブル』等の演出でも有名なジョン・ケアード氏。

言わずと知れた、シェイクスピアの芝居だし、何度も他のカンパニーでも見たことのある演目だし、学生の教材でもよく使われるし、ガラスの仮面でも[劇団つきかげ]がやってたし、

もー
セリフ覚えてるっちゅうねん

というくらい身近な作品なのではありますが、
妖精役にダンサーを使っていたり(半分は素敵なお友達♪)、
音楽は生で、オーベロン(妖精の王様)バンドとティターニア(妖精の女王様)バンドに別れていて、それぞれの心情や場面を音にするというこだわりがあったりとアイデアが面白い。
でも、バンドは編成が各4人と少ない上に、私の好みではない管楽器メインだったのでちょっとザンネンでした。

パック役(狂言まわし的な妖精役で、最も動ける、もしくは芸達者な役者がキャスティングされることが多い)のチョウソンハさんと、ヘレナ役(妖精の魔法にふりまわされる恋する女性)の小山萌子さんが素晴らしい。

パック、めっちゃ身軽やし、ええなーと思って見ていたら、休憩明けの二幕、右手首に包帯をぐるぐる巻いて、肩から右手をつった状態で登場。

え?まさか…(;・д・)

アドリブで、オーベロン役の村井さんが
「パック。なんだその手は。もしや、さっきの着地でやってしまったのか。」
「ハイ…」

~えええー!というお客さんの反応~

「お前という奴は!妖精の風上にも置けん奴だ!」
「…ハイ…。あの…芝居を続けてもよろしゅうございましょうか。」
「ん!」

~お客さんからの大拍手~

というわけで、なんとかパックは片手で芝居を続け、無事に幕が降りました。

終演後、ダンサーの友人達に会いに楽屋を訪れると、パックはすでに救急病院へ行かれた様子でありました。

まだ千秋楽まで一週間ほどあるのに…(T_T)
なんと辛いことでしょう。

でも舞台ですから。
生ものですから。
そんなこともあります。
私も、舞台の本番中に、膝の靱帯を切りました。
それでもやるんです。
やるしかないのですー。

ああしかし…
軽傷であることをお祈りいたしますm(_ _ )m

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