椿三十郎

奈良の映画館で
親子３人で映画をみました。

『椿三十郎』。

父も母も見てみたいと言いまして。
私は、織田○二がキライなのであまり気は進みませんでしたが、黒澤映画をどうリメイクしたのか興味はあったので一緒に見ることに♪

上映中。
映画館が空いているのをいいことに、

親子３人
ゲラゲラ笑う。
見ながらツッコミをいれる。
うちらの声が、映画の音声よりでかい時がある…

わははは…(^_^;)

で、散々ゲラゲラ笑っておいて、映画が終わった後の感想は…

「スカみたいやな～」
「ま、ただの娯楽やな」

ハイ。
龍家、芝居や歌や映画には
かなり厳しい
です(×_×)

でも確かにちょいとひどかったかなー。
舞台の批判はこの日記には書かないと決めてますが、
映画の批判は書くのですよ♪ウォッフォ。

織田○二のことは、もともとキライだからしょうがないとして…(何でキライなのかは、また機会があれば…)
若い９人の侍が
サイアク。

あんなに丸い背中で。刀にかける手の所作ひとつもなってないし。
目つきも物言いもボンヤリしやがって。

あんな侍、ありえるかーーー！！！(-д-+)

黒澤監督が生きてたら、絶対にあんなヤツらをキャスティングしないでしょう。
ほんまに、今ごろきっと怒ってますよ黒澤監督は。

亡くなる少し前、黒澤監督の名作『七人の侍』をまた撮らないかという話が出たことがあり、黒澤監督は断固として断ったそうです。
その理由。
「今、あんなに目のギラギラした役者達は、もう揃わないから」。

一役者としては切ない言われようですが、監督には大事なこだわりです。

…てわけで、どうもストレスのたまった私達は、黒澤監督が撮った『椿三十郎』が見たくなり…

帰宅するやいなや、父が家の納戸から探し出してくれました！
多分、十数年前にテレビで録画したらしき

『椿三十郎』のビデオテープ！！

なんと物持ちの良い…(・д・)

で、また３人一緒に
今度は黒澤監督作品『椿三十郎』上映スタート！！

三人一致の感想。
「がぜん黒澤映画のほうがええわ」。

以下モロモロ↓
「ムダが全然なくて、テンポが良くて気持ちええわ」
「侍がちゃんと侍らしいわ～(安堵)」
「いい役者を山ほど使ってても、役者に媚び売った場面とか、まるっきりないのがええよな～」

これはもう、黒澤ブランドだからとかじゃなくて、
マジで、全然、満足度が違います！！

リメイクの『椿三十郎』しかまだ見ていない人は、必ず黒澤監督のほうも見るべし！！

べしべし！！(」°口°)」