今日、東京に、久しぶにしっかりとした雨が降った。
水不足解消にも一役買い、雷を伴いながらも、まっすぐに
ざー
と降る、良い雨。
良い雨と言えば…
故本田重春先生。
生前、モダンダンスを教えて頂き、とってもお世話になったのです。
本田先生の雨男っぷりは有名で、先生の舞台の本番日にはいつも雨が降ってしまっていたそうです。
そういえば、私の学生時代に振り付けをして下さった舞台の本番も大雨で、
「ま～た雨ふっちゃったね～。俺、雨男だからさ～。ご～めんね～。(とっても仙台弁)」
とおっしゃっていました。
本田先生が亡くなられてからも、それは続いていて、息子さんである一哉さんや奥様のノリエ先生、お弟子さんの公演日には必ず雨が降るのです。
まるで
「が～んばってよ～。ちゃ～んと見にきたよ～。(やはりとっても仙台弁)」
とおっしゃっているよう。
その度に、みんな本田先生を懐かしく思い出します。
普通は、舞台の本番日に雨が降ると、客足にも影響してしまうため、
「ちっ」
と思われるのですが、この
『本田先生の雨』
は特別。
思わず微笑んでしまう◇良い雨◇
です。
