この前イタリア政府から呼び出しショートメッセージが携帯電話に来てhttp://blog.goo.ne.jp/ryoma1974/e/e655698bb183faf4ed721edd54b2c519から早4ヶ月以上。
今日Questura(警察署)に行ってきた。11月24日の10時20分に来いとの事だったけど何時に行こうか迷った。まぁ日にちは合ってるだろうけど時間はどう見ても適当っぽい。いい加減なイタリア人の「20分」っていう指定がいかにもうさん臭い。
さてどうしよう。いつものように朝一番に行って「お前10時20分まで門の前で待ってろ。」って言われて外で待たされたら嫌だし。でも時間指定どおり10時20分なんかに行ったら遅すぎて中に入れないかも。どうしよう...
とりあえず適当に9時半ごろ行くことにした。
着くと門番(と言っても建物の中にいたが)に滞在許可証の延長に来た旨を伝える。「召集命令の手紙を見せろ。」「いや、そんなのないですよ。うちには(真夜中に)ショートメッセージが来ただけなんですけど。お見せしましょうか?」「そんなのどうでもいい、こっちに来なさい。」(えっ??どうでもいい~~??)番号札を渡される。B166番。電光掲示板を見る。Bがない...(冷汗)。じ~と見てるとゆる~りと掲示板の数字が変わっていく。C134 A32 D54...どうやらAからEぐらいまであってそれぞれに番号がついてるみたい。どんな規則があるのか全くわからなかったけど...5分ぐらい待ってようやくBが電光掲示板に!B101。(ひょえ~、自分の前にまだ60人以上いるの??)5分で一人、10分で二人、20分で四人...あきらめの境地。
3時間ぐらい経過して救急車のサイレンが。救急隊員到着。暖房もない寒~い部屋の中であまりにも長い間待たされ倒れてしまった女性がいた。かわいそうに意識朦朧としている。ここイタリアで滞在許可証を延長するのは文字通り命がけである。
4時間経過。部屋の寒さからかトイレに行きたくなる。トイレ発見。でも壊れてて使えない。イタリアじゃよくあること。壊れたもの直さずそのまんまって感じ。
だめもとでさっきの門番に聞いてみる。「トイレに行きたいんだけど。トイレはどこにありますか?」「こんなかにはない。Barに行ってきな。」Barに行ってる間に自分の番がきたら意味ないから、我慢して待つことにする。
それからしばらくして青い目をした金髪の美女登場。(こんな時間に来て...遅すぎじゃないのもう...)門番となにやら話してる。門番の顔がゆるむ。(頑張れおっさん、負けるなおっさん!)門番にやける。美女の肩に手を回す。(はい、美女の勝ち~!)美女を小部屋に連れ込む。(えっ!?)そのまた奥に美女一人だけ入って行く。(むむ??)ちょっとして外に出てきてにっこり門番に微笑みかけ番号札もらう。おっさんニヤニヤして嬉しそう。おそらく係員のトイレを貸したんだろう。ひげ東洋人男性は駄目で金髪青目美女はOK!!わかりやすいけどずるいなぁ~(苦笑)。
その後信じられない光景が。ものの5分もしないうちに金髪美女が呼ばれ受付窓口に。え~~~~~~~~~!!!!!!おっさんどんな番号札渡したの???みんな3時間、4時間待ってるのに~~~~~!!!!!
そうこうしてるうちに自分の番が。かれこれ4時間15分ぐらい待ったかな。
書類を渡すと受付の兄さん眉間にしわ寄せてコンピューターと格闘。
「君の仕事は?」「画家です。」「あぁ、それじゃあCamera di commercio(商業会議所)には入ってないわけだ。」(あぁ、物分りのいい兄さんで良かった。)先日ネットで確認したら自分には必要のないCamera di commercio の登録所が足りないから持って来いって書いてあったので、説明するのめんどくさいなぁって思ってたところ。「で、どんな絵、描くの?」「アンティーク調の絵画。風景とか静物とか肖像画とか...」「ブラボーー!!」「どうもありがとう!!(見てもいないのに調子いいなぁ、このお兄さん。感じ良いじゃん。)」褒められると嬉しいもんだね。褒め上手。イタリア人のいいところ!!「それじゃあ17番か18番の窓口行って指紋とってね。チャオ!!」
いい気分になって指紋とりの窓口に行く。30人ぐらい人がたまってる。窓口の奥は係員4人ぐらいでおしゃべりしてるけど窓口は2つだけでゆっく~り指紋採取してる。
15分ぐらいたって係員4人ぐらいがわいわいがやがやジャンパー羽織って立ち上がる。う~ん嫌な予感。「これから30分休憩するんで待ってて」(えっ!?4人いっぺんにですか??順番に交代すれば良いじゃん!!)周りのみんな、イタリアに慣れてる。「え~!!!」とか言ってたけど、みんな苦笑いしながらおとなしく??待つ。
待つ待つ待つ。ひたすら待つ。右手左手全部で10本指紋を取って犯罪者気分。
Questura到着から5時間15分後無事釈放。ふぅ...
P.S 今回滞在許可証がもらえたわけではない。出来上がるのは来年の3月3日(何でこんなに時間がかかるのかな?)。今度は午後3時15分に受け取りに来いとの事(さて何時に行けばいいのかな?)。
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今日Questura(警察署)に行ってきた。11月24日の10時20分に来いとの事だったけど何時に行こうか迷った。まぁ日にちは合ってるだろうけど時間はどう見ても適当っぽい。いい加減なイタリア人の「20分」っていう指定がいかにもうさん臭い。
さてどうしよう。いつものように朝一番に行って「お前10時20分まで門の前で待ってろ。」って言われて外で待たされたら嫌だし。でも時間指定どおり10時20分なんかに行ったら遅すぎて中に入れないかも。どうしよう...
とりあえず適当に9時半ごろ行くことにした。
着くと門番(と言っても建物の中にいたが)に滞在許可証の延長に来た旨を伝える。「召集命令の手紙を見せろ。」「いや、そんなのないですよ。うちには(真夜中に)ショートメッセージが来ただけなんですけど。お見せしましょうか?」「そんなのどうでもいい、こっちに来なさい。」(えっ??どうでもいい~~??)番号札を渡される。B166番。電光掲示板を見る。Bがない...(冷汗)。じ~と見てるとゆる~りと掲示板の数字が変わっていく。C134 A32 D54...どうやらAからEぐらいまであってそれぞれに番号がついてるみたい。どんな規則があるのか全くわからなかったけど...5分ぐらい待ってようやくBが電光掲示板に!B101。(ひょえ~、自分の前にまだ60人以上いるの??)5分で一人、10分で二人、20分で四人...あきらめの境地。
3時間ぐらい経過して救急車のサイレンが。救急隊員到着。暖房もない寒~い部屋の中であまりにも長い間待たされ倒れてしまった女性がいた。かわいそうに意識朦朧としている。ここイタリアで滞在許可証を延長するのは文字通り命がけである。
4時間経過。部屋の寒さからかトイレに行きたくなる。トイレ発見。でも壊れてて使えない。イタリアじゃよくあること。壊れたもの直さずそのまんまって感じ。
だめもとでさっきの門番に聞いてみる。「トイレに行きたいんだけど。トイレはどこにありますか?」「こんなかにはない。Barに行ってきな。」Barに行ってる間に自分の番がきたら意味ないから、我慢して待つことにする。
それからしばらくして青い目をした金髪の美女登場。(こんな時間に来て...遅すぎじゃないのもう...)門番となにやら話してる。門番の顔がゆるむ。(頑張れおっさん、負けるなおっさん!)門番にやける。美女の肩に手を回す。(はい、美女の勝ち~!)美女を小部屋に連れ込む。(えっ!?)そのまた奥に美女一人だけ入って行く。(むむ??)ちょっとして外に出てきてにっこり門番に微笑みかけ番号札もらう。おっさんニヤニヤして嬉しそう。おそらく係員のトイレを貸したんだろう。ひげ東洋人男性は駄目で金髪青目美女はOK!!わかりやすいけどずるいなぁ~(苦笑)。
その後信じられない光景が。ものの5分もしないうちに金髪美女が呼ばれ受付窓口に。え~~~~~~~~~!!!!!!おっさんどんな番号札渡したの???みんな3時間、4時間待ってるのに~~~~~!!!!!
そうこうしてるうちに自分の番が。かれこれ4時間15分ぐらい待ったかな。
書類を渡すと受付の兄さん眉間にしわ寄せてコンピューターと格闘。
「君の仕事は?」「画家です。」「あぁ、それじゃあCamera di commercio(商業会議所)には入ってないわけだ。」(あぁ、物分りのいい兄さんで良かった。)先日ネットで確認したら自分には必要のないCamera di commercio の登録所が足りないから持って来いって書いてあったので、説明するのめんどくさいなぁって思ってたところ。「で、どんな絵、描くの?」「アンティーク調の絵画。風景とか静物とか肖像画とか...」「ブラボーー!!」「どうもありがとう!!(見てもいないのに調子いいなぁ、このお兄さん。感じ良いじゃん。)」褒められると嬉しいもんだね。褒め上手。イタリア人のいいところ!!「それじゃあ17番か18番の窓口行って指紋とってね。チャオ!!」
いい気分になって指紋とりの窓口に行く。30人ぐらい人がたまってる。窓口の奥は係員4人ぐらいでおしゃべりしてるけど窓口は2つだけでゆっく~り指紋採取してる。
15分ぐらいたって係員4人ぐらいがわいわいがやがやジャンパー羽織って立ち上がる。う~ん嫌な予感。「これから30分休憩するんで待ってて」(えっ!?4人いっぺんにですか??順番に交代すれば良いじゃん!!)周りのみんな、イタリアに慣れてる。「え~!!!」とか言ってたけど、みんな苦笑いしながらおとなしく??待つ。
待つ待つ待つ。ひたすら待つ。右手左手全部で10本指紋を取って犯罪者気分。
Questura到着から5時間15分後無事釈放。ふぅ...
P.S 今回滞在許可証がもらえたわけではない。出来上がるのは来年の3月3日(何でこんなに時間がかかるのかな?)。今度は午後3時15分に受け取りに来いとの事(さて何時に行けばいいのかな?)。
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こちらはAM9:00なので おはよう御座います。日本に居ながら、イタ~リアの話や、景色、それと素敵な風景画が拝見できることに感激しています。今後のご活躍を楽しみにしています。頑張ってください。
クスクスクスクス・・・
笑いが止まりませんねこの記事は。
当然ポチっと。
こんな面白い体験をしないで
ここにいる私は幸せ?Si o no?(苦笑)
どうもありがとうございます!
これからもイタリアの生の実態とすばらしい景色、そして絵画作品を発表していくのでどうぞよろしくお願いします。絵画作品は画像では十分伝えきれないのが残念です。
はじめましてfraiseさん。
フランスに住んでいらっしゃるんですね。フランスも大変みたいですね、滞在許可証の更新。
ほんと日本人から見たら???って事がたくさんあるけど、あまりにも???すぎて、怒りを超え、笑っちゃってます。下手なコントを見るより彼らの行動見てた方が面白いかも(笑)。いつもいろんな事しでかすんだけど、人間っぽくって憎めないんですよね。
係の休憩なんかも、待合室がパンパンで、もうぎゃあぎゃあうなってても、必ずヘーキでおかまいなくとるんですからね。。全く神経疑いましたが・・・それでいて、順番くると「書類がたりないわよ~あらら・・はい出直してねぇ~」とたばこの煙なんかはかれて・・・・
しばし呆然。
・・・なんてこともいろいろあったけど今となっては笑い話ですね・・
う~ん。そうだよね~そんんな国でまた生きるのも大変だけど、刺激的?!かな。なんてたまあに思う今日このごろです。
そんな私ですので、待たされる時間が長いと言う時点で「どこかでご飯でも食べよう」という気分になりそうです。そして、また来たら時間じゃないとか過ぎているだったら本を読んだり、いろいろと。それで今日はおしまい、と言われたら…次に来るか、それとも寝袋もって陣取りしちゃいますか(笑)。マジメモードとハチャメチャモードが周期的なもので、はちゃめちゃなときはイタリア人になれるかもしれません(笑)。
イタリアでも田舎の方は割とスムーズですね。
都会ぐらい要領良くしてもいい筈ですけどね・・。
ご苦労様です・・・。
滞在許可書、私も最近更新したところです。色々いやな目に合いましたが、そちらの方が数倍大変そうです・・・。お互い辛抱&がんばりましょう(笑)。
また更新を楽しみにしております。