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世界の中心で吉熊が叫ぶ2

身長15センチの吉熊くんと生きる独身OLの暮らし

知らず知らずのうちに

2025年07月18日 | 日記
白杖(愛棒)を使い始めて今日で一週間になる。
感想は「マジで楽」。その一言に尽きる。
プライベートではもちろん、通勤時にも使っている。
前から歩いてくる人が自然と避けてくれるのがありがたい。
海を割るモーセの十戒のようである。
段差にも気づきやすくなり、転倒のリスクが低くなった。
良いこと尽くしである。

白杖なしで歩いていた感覚を失いつつある。
(といっても仕事中は使っていないのだが)

このように知らず知らずのうちに「中毒」になっている、「これがないと生きていけない」「これがなかった頃ってどうだったっけ」というものが他にもある。

まずは作家の嶽本野ばら先生。
若いころに先生の作品に出会ってしまった。目から入った文字やその奥に潜む情景や心情、主人公の生き方はそのまま私の血肉になってくれ、乙女というか、狷介な性格(良い意味で)の礎を築いてくれた。
私は先生なしでは生きられない。


あとは心療内科のクマ医師だろうか。
19年間、常に私をサポートしてくださっている。
たぶん親よりも私の隅々を知ってくださっている。
なので安心して心をディスクローズし、アドバイスをもらえている。
私は先生なしでは生きられない。

そんなこんなで金曜日なので今日もせっせと心療内科へ。
駅そばでキメた!


一旦帰宅してテレビをつけると見慣れた病院が。
2年前の夏、ここで入院して手術を受けたのだ。
今も定期健診を受けているので、つい見入ってしまう。


心療内科の待ち時間では角田光代先生の「方舟を燃やす」を読む。
まだ序盤。


飽きるとスマホを取り出してAIに自画像がを作成してもらったりする。
似てる!



さて、診察。
先週の土曜日、急に気持ちが重くなり体調が悪かったので急遽、心療内科を受診してデパケンを出してもらった。
まずはそのお礼。
「先生の顔を見たら安心して、その後、食欲も出てきました。ありがとうございます」

仕事に追われ、デパケンも飲んでいるせいか、いつの間にか不安感は払しょくされ「今はだいぶ回復してきた」ということも伝えた。

「週末はどう過ごされましたか?」とクマ医師。
映画「国宝」を観たことを言う。

クマ医師「ああ、あれ、すごく人気みたいですね。本で読みました。どうでした?小説もあるんですよね」
私「圧巻でした。すごく良かったです。横浜流星くん、めっちゃカッコ良かったです。ホルモン療法で女性ホルモンを阻止しているのに、逆に心がときめいちゃって…///横浜流星くん、かっこいいですよね~」

そしたらクマ医師が全力で電子カルテに何かを記載。
やっべ。カルテに「横浜流星」って書かれているに違いない。

睡眠も取れているし、食事もできているので、引き続きデパケンで様子見という話で落ち着いた。
白杖のことも話した。
公道を歩く際、視覚障害者が白杖を携えることは道路交通法で定められていることを伝えたら吃驚していた。



処方変更あり
ビオスリー、マイスリー、サイレース、ハルシオン、パリエット。
清暑益気湯、黄連解毒湯。
マグネシウム錠、ソラナックス。
そしてデパケン。

白杖を突きながら夜道を歩いて帰宅。
今日の待ち時間は3時間だったが、クマ医師に診てもらうのだから何とも思わない。
やはり中毒!

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