ベースキャンプ4日目
昨日は、まだ明るい時間帯の18時頃には
深い夢の中に落ちていた
深夜2:30のアラームに目を覚ます
二度寝の誘惑と戦うことなく
とても清々しい深夜の目覚め
湯を沸かし食べ慣れたアルファ米をかき込む
今日は御来光を拝みに奥穂高岳へと登った
日の出時刻は5時、涸沢カールを3時に出発して
4時半前に奥穂高岳(3190m)に着いた
暁の空、凛と静かな世界にグラデーションを縁取る峰々の稜線、今日は少し雲が多いですが、この静かな時間がとても好きです
御来光の時
常念岳と朝焼け
ため息がでるほど美しい
低い雲との隙間を一条の光が差し込む
光の先には笠雲をかぶった焼岳と霞沢岳
そして乗鞍岳には虹がかかる
初めて見る光景に鳥肌がたった
神が舞い降りるかのようにゆっくりと後光が差した
実世界から離れて夢でも見ているかのように
夢幻的な朝を迎えた
続いては憧れていたジャンダルムに向かいます
高所や岩場に慣れていればスムーズに行けますが、一歩でも間違えれば死に直結する気の抜けないルートが続く
少しバリエーション風にアレンジして岩場を登り、最後の岩頭は直登して頂きに立った
聳り立つ槍ヶ岳はいつ見てもクールだ
西穂高岳方面に続く荒々しい岩稜も
いつかは歩いてみたい
帰り際のジャンダルムを振り返るとオーイと呼びかけて手を振る三人衆
向かう途中先を譲ってくれた若い男の子達が手を振っていた、彼等とは共に朝日を迎え、共に感動を分かち合えた山仲間だ
お互い手を大きく振りかえし別れを告げた
次は吊尾根を越えて前穂高岳に向かった
ダイナミックな尾根が前穂まで続くが、西側斜面をトラバース気味の歩きで単調な景色が続くため、途中で尾根に乗っかり山頂まで直登した
登山道は無いが申し分ない絶景を楽しめました
標高3090m前穂高岳に到着
これにて名峰4座を無事に踏破しました
上高地側の小高い丘の上に小さな湖が見えます
急峻な岩稜が続く前穂高岳北尾根
次の機会に挑戦したい
5日目最終日は土砂降りの中での下山となってしまい、結果的に台風接近の日が一番良く晴れた山旅となった。
あの日見た朝焼けの空は
きっと忘れられない。
camera
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark IIIlens
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます