へたれ電脳博物館

昔のAV機器・パソコン等の思い出話です。ただし思い違い、記憶違い多数あり

ortofon Concordeシリーズ

2005-05-10 20:32:58 | Weblog
オルトフォンのカートリッジ。ヘッドシェル一体型のものと普通のヘッドシェル取り付け型がある。個人的にはカートリッジには安くてもエンパイアのものがお気に入りだが現在において本体・針とも手に入りやすさを考えるとConcordeシリーズは値段も安いしSHURE・audio-technicaのものと並んでお勧めのカートリッジ。ただヘッドシェル一体型のものは使用できないアームも多数あるので注意が必要。自分のようにカートリッジをころころ替える人間にも不向きかも(アームの調整が結構手間がかかる)。それでもConcordeシリーズはヘッドシェル一体型を使っていただきたい。できればDJ/EかPro。Eが付いてるものは針先が楕円形のものを使用しているので少し値が張ってもこちらを選ぶべき。ProはConcordeシリーズのスタンダードな音が出るので他のオルトフォンのMMカートリッジと比べると一番判ると思いますが、ちゃんとアーム調整されたヘッドシェル一体型の音のすばらしさが実感できるはず。最近の書評なんかではポップスに強いように書かれますが、実際にはクラシックなんかにも十分すぎるほどの実力の持ち主というよりポップスよりクラシックで使いってほしいです。Concordeの名前どおり優雅なフォルムがレコード盤の上を滑るさまはいくら見てても飽きないものです。ターンテーブルがそこそこのものでもこのConcordeシリーズを着けるだけで数段上のランクの音が楽しめるはずです。

NEC PC-9801NS/E

2005-05-08 22:12:20 | Weblog
NECの98DOSノートパソコン。1991年発売。液晶部分は8.9インチCFLサイドライト付き白黒液晶(8階調)で相当明るいもので当時としてはビジネスユースでは十分すぎるほどだがCRT出力もFM音源も無いのでゲームは辛かった。CPUはi386SX(16MHz)と強力だが体感的にはエプソンの386GEより遅く感じた。多分ノートパソコンとしての基盤の性能が足を引っ張ったのだと思うがあるいはHD部のせいだったのかも。HD部分はこの機種以降パック形式になっているので装填が容易になった。98ノートのHDはこの形式を踏襲していくのだが、9801NS/Eに340MのHDパックを装填したことがあったが40M以上は認識してくれなかった。どうしてか今でも不明。キータッチは一般のキーボードと遜色ないもので使用感は抜群。バッテリ駆動時間も3時間と当時では長時間使えるが重量と厚みがあるボディーのためデスクトップタイプの代用での使用と車での使用が多かった。20MB内蔵のPC-9801NS/E20は定価378000円とHD無しのPC-9801NS/Eが定価278,000円と10万円の開きがあるが実売価格ではそれはどの開きでもなくHDパックがサードパーティ製品のものでも高めで値段的にはお手ごろなのでビジネスユースでは40メガHDはそういらないので良く売れた。9801ノートの原型というよりその後の9801ノートはこの機種の発展させただけでDOS環境では不満も出なかったがWIN環境ではこの機種の規格を引きずったためにNECはノート市場で苦戦させられることにもなる。

DENON  SC-101

2005-05-02 18:39:32 | Weblog
DENONの2ウェイスピーカーシステム。1979年発売。当時としては標準価格が27000円(1本)は安いほう。密閉形のスピーカーに強いDENONらしく見た目どうり力強い音を出します。トゥイーターは3ウェイ用に開発したもので当時サブスピーカー用に2ウェイスピーカー市場が拡大するのであわてて投入したのかも。売れたわりにSC-11という後継機がすぐに発売されたのはスピーカー構成の適正化かもしれないがどう言う訳か後継機群よりも音は確実に上。狙ってそうした訳ではないでしょうがスタジオモニター並みのクリアーさと大型3ウェイスピーカー並みのダイナミックさは今でも十分通用します。YAMAHA製スピーカーのNS-10Mの良きライバルですがどうしてかDENONのスピーカーシステムの評価が低いのでオークションなどでも不当に低い値段で取引されてます。80年代にはヤマハ・ダイヤトーン・DENON(当時はデンオンとよんでいた)の3ウェイスピーカーシステムといえば他を圧倒するものだったのに・・・。十分メインスピーカーとして通用しますが自分はパソコン用に現在使用してます。防磁型ではないですが置き方さえ気をつければ古いパワーアンプとの組み合わせでパソコンが音源とは思えないほどの音を出してくれます。ただSC-101IIは型番としては後継機のようだが別物扱い。代用ならSC-11・SC-A3のほうがSC-101に近いです。あとだいぶん年代がくだりますがSC-E535は値段が高いですがSC-101以上に評価が低いわりにはDENONの2ウェイスピーカーシステムではSC-101に対抗できるものです。逆にいえばそれほどSC-101に対抗できるスピーカーが少ないほどSC-101は良く出来ているということ。家が狭いけどいい音を楽しみたい、パソコンまわりに余裕があってパソコンで良い音楽を楽しみたい方には絶対お薦めのスピーカーです

SONY MZ-R3

2005-05-01 12:28:43 | Weblog
ソニーのポータブル録・再MDプレーヤー。1996年発売。MD自体には恨みはないのですがどうも発表当初のMDの薔薇色アナウンスに騙されたのか、デジタルに対する期待感が膨らんだこちらのせいか、想像していたのと落差にショックをうけてしまいました。今考えるとこのMZ-R3 を”デンスケ”の替わりに生録用にと初めてMDプレーヤーに選んだのが失敗のもと。たぶん当時としても現在でも音質はMDとしては良い方。それはポータブル録・再MDプレーヤーとしてで、こちらとしてはデンスケの後継機+据え置き型の代用として考えていただけに不満いっぱい。音質はドウ見積もっても据え置き型には敵いません。デンスケ替わりにもデンスケ+クロームテープには敵いません。では製品として落第かというとそうでもないのがジレンマのもと。どちらもあと一息なだけに身もだえするんです、実際。バッテリー性能は最悪。単三電池での使用が前提です。それでも二、三時間しか持たないし、音とび性能も現在の製品に比べても悪い部類。大きいジョグシャトルはタイトル機能のものであまり活躍しない。移動での使用を考えなければ使い勝手は良いのでベットサイドなどで使うとかでは良いのではないでしょうか?MZ-R3 自体が悪いように書きましたがそうではありません。本当は買う側が新しい技術とか製品に必要以上に期待を膨らませてはいけないということですね。