1983年にNEC製作の伝説的プリメインアンプ。マイナーチェンジを繰り返しているが外観が同じでも内部構造は別物なので注意が必要。初代は販売価格より製造価格が上回っていたのではないかとまでいわれました。最大の特徴はリザーブ電源と呼ばれる電源部でこれだけで内部体積の半分近くを使い巨大トランスがプリに1台、メインに2台、操作系に1台と4台使っています。初代からCDの使用を謳ってますが、実際には3代目あたりからCDの使用を前提にした造りに変更されているので、初代・二代目はあくまでPHONO使用を前提にしています。出力は60W+60W(8Ω)と小さいようにみえますが普通で使う分だけでなく、大出力にも十分対応します。99800円と当時の高級アンプとしては低価格なのと、NECがそれ以前から展開していたオーディオ部門の評価の低さで性能に反して売れ行きは当初芳しくなかった。初代は経年劣化がツマミのところにでるので注意が必要。CD中心な今なら三代目のほうがいいかも。Xは外観も違うし音自体好みが分かれるし、まったくの別物。ただ二代目以降はパルスに変わって通常電源プラス予備電源という形に近いのでレコードを楽しみたいなら初代にこだわるべき。個人的にはクラシックを楽しむアンプではないとまでは言えないが、ジャズとかポップスのほうが合うとは思いますがこれもこの製品の音が個性的で好き嫌いが出やすいとおもうので。中古で買うなら評判だけで決めずに実際に聞いてから決めるべきだと思う製品です。
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1 コメント
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- Unknown (n2068dd)
- 2016-03-30 02:33:48
- JBLの小型ブックシェルフとは非常に相性の良いアンプでした。流石に出力が小さいので大型スピーカーは浪浪とは鳴らなかったですね。世評と異なり歪の少ないクリアーな音のアンプでしたね。初代は特にプリ部があきゅフェーズも真っ青のディスクリートアンプ並みの素晴らしい回路構成でした。二代目以降はそこが簡略化されてしまったので、音は全く別物で楽しくなかったですね。バージョンアップされるたびに平凡な音になって埋没してしまいました。日本のメーカーは概してそういう傾向にありますが。製造したのは、ワンロット200台のみという都市伝説の彼方に今はなってしまいました。私は幸運にも4台所有してマルチアンプにしていたことがあります。4343を鳴らすために。それでもくすんだような音にしかなりませんでしたが。やはり出力が足りなかったです。
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