Authentic Structure

SxL(エスバイエル)で家を建てる過程を記録するBlog

エスバイエルの金物達

2006-10-10 01:30:25 | 建材

今日はエスバイエルで使用されている金物類をいくつか紹介します。

まずは釘。2x4の建物にはCN釘と呼ばれる色がついた釘が使われますが、
エスバイエルのパネル工法でもこの釘が使われています。
CN釘は普通の釘(N釘)よりも太く、せん断耐力も高くなっています。
どこにどの種類の釘が何本使われるかは、きちんと決まっているそうです。
エスバイエルのパネル固定などにはCN75(青)が使われていました。



CN50緑釘。ツーバイフォー住宅では緑・黄・青・赤4つのCN釘が使われます。



CN65黄釘。



CN75青釘。エスバイエルではこの釘を多用するようです。



CN90赤釘。普通のツーバイフォーではこの釘を使うことが多いのかな?



また、金物類の固定には、ZN釘(太め釘)という溶解亜鉛メッキ処理された釘が
使われます。異なる金属が接合する部分なので、イオン化傾向の違いによる錆の
進行に耐えるようにZN釘が使われるんでしょうかね。
そのほかダクロタイズド処理されたながーいビスなどもありましたが、
これらも金物で使われるのだと思われます。



ZN90釘。分厚い亜鉛メッキのため、白くなっています。




では金物を写真で見てみましょう。



土台から出たアンカーボルトを締めるスクリューナット。


アンカーボルトや各種ボルトを固定するL型金物。座金で補強されています。
コーナー部のボルト締めにはこれが使われていました。


コーナー部は金物がいっぱい。金属製の火打ち梁、梁や根太を固定する
羽子板ボルト、梁を支える梁受け金物、天井には屋根を固定するひねり金物が見えます。
これ以外にも短冊金物やT型金物などが使われています。



V型の天井吊木受止め金具も使われています。2Fの振動が1Fに伝わらないように、
2Fを支える構造体とは別に、1F天井を吊る構造を用意するわけです。


上記のような金物を多数使うことによって強い建物をつくるわけですね。
どこにどのような金物が必要かは私のような素人施主には分かりづらいですが、
同じような場所なのに、一方は使われていて、もう一方は使われていないだとか、
金物に色釘が使われているだとかという間違いはは比較的見抜きやすいと
思いますので、しっかりチェックしていきたいところですね。




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