浅田真央ちゃんに あいをこめて

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あぁ しまったぁ日本のメダリストのコーチたち~山田満知子〈5〉更新に 

2012-08-17 03:11:29 | 日記
いま また にゃんこさんの ごはんで すっかり 目が さめてしまい

真央ちゃん 関連を また さがしてたら
あぁ 昨日 城田憲子さんの フィギュアの世界が 更新に なってたぁ

日本のメダリストのコーチたち~山田満知子〈5〉

長年コーチを続ける山田コーチの元には、様々な個性を持った選手が集まってきた。
その選手一人一人と誠実に向き合い、社会へと旅立たせた。

 城田「それにしても先生の所は、個性豊かな選手ばかり」

山田氏「そう、みどりの後にも小岩井久美子がいて、さらに山崎ありさって選手もいたんですよ」

 城田「ありさちゃんも、上手になりそうな子だった。
親が個性的で独自の教育方針だったわよね。
小岩井さんだって世界ジュニアチャンピオンになったし、私はその試合のジャッジをしていた。
それも私にとって、初めてのISUジャッジの資格を生かした時だった。彼女は気立てもよくてね」

山田氏「本当に。スケーター、それも私の弟子じゃない方がいいくらい、
性格のいい子でした(笑)。
今はしっかりしたお母さんになって、娘がうちでスケートを習ってるのよ。
とにかく、ものすごく個性派の選手ばかりですよ。
それが一番大変だったのは、(恩田)美栄たちがいた時ね。
まあ、ものすごく大変でした(笑)。

あなたが強化部で色々やっていた頃でもあるけれど、
美栄、(中野)友加里、舞、真央(浅田姉妹)…
そこに小さい(村上)佳菜子が入ってきて、佳菜子のママなんて大変さに
びっくりしちゃうくらい。ママたちも大変だったのよ。

あの頃には外にも(安藤)美姫ちゃんがいて、(太田)由希奈ちゃんが
いて、レベル的にもみんなが競っていて年頃も近くて…。
そんな選手たちが、ガーッといたからね」

 城田「私も『練習見に来て!』なんて先生に言われて、よく名古屋に行ったのよ。
リンクサイドに電気毛布がちゃんと用意されてたりしてね(笑)。
そこから山田式練習、よく見させてもらった。
次々にいい選手が出てくるから、先生も大変だったね」

山田氏「まあ、運がいいんだね、先生として」

 城田「運だけでもないでしょう? やっぱり先生は努力してる」

山田氏「手がかかる子が多かったからね(笑)。
みどりも手がかかったけれど、美栄も本当に手のかかる選手だった! 

こっちを向かせようとすると、だいたい反対のあっちに行っちゃう。
本人に悪気があるわけじゃなくて、変わり者だったから…。

もう、絶えず私とはぶつかってたね。
美栄ちゃんに比べれば、みどりはかなりまともに見えました(笑)」

 城田「それでも先生は、『美栄は私の言うことをビシッと聞く子だ』って
当時は言ってた。
山田先生と私の仲なのに、選手との間の大変なことは、絶対表面に出さなかったわよね。
先生はよく、愚痴はこぼすのよ。でも選手についての愚痴は言わなかった」

山田氏「フフフ。だってみんな、決して悪い子じゃないんですよ。
私がこっちで、美栄があっち。合わないだけだったから。
美栄のお母さんなんて、よく私と美栄の間に入ってアタフタしてたよ。

小さい時から美栄のことを知ってる人はね、『あの子があそこまで行くとは思わなかった…』って
よく言うの。
パワフルではあったけれど、スケートのセンスがものすごく高いわけではなかったから。
それをあそこまで行けたのはすごいことだし、先生も偉いよな、なんておだててくれる(笑)。

私がみどりを教えてきたことで、美栄もみどりに似た豪快なジャンプが持ち味だと言われて。
城田さんにも目をかけてもらいましたし、『なんとか育てなきゃ!』って使命感で、頑張っては
いましたよ。性格が合わないなりにね(笑)。
合わないなりに、美栄も頑張って、私についてきてくれたと思います」

 城田「美栄ちゃんとのオリンピック(2002年ソルトレークシティー大会)の時も、
明るくハキハキしていて、山田先生を信じている感じだったものねえ」

山田氏「そんな美栄も、今はコーチをやってるのよ。
最近は、会えば私に言うの。
『今は先生の気持ちが分かりました』って。
私は、『お前に分かってたまるかー』なんて思ってるんだけどね。ワハハハ」

 城田「美栄ちゃんも、『子を持って知る親の恩』じゃないけれど、
今は先生の苦労が分かるんだろうね」

山田氏「選手の親って、なかなか強い人が多いじゃないですか? 
そんな人たちを相手に、先生ともなると自分の言いたいことだけ言ってる訳にはいかない。

時には自分を殺しながら、辛抱強く、我慢しながら選手を育てないといけない。
そんなところが少しずつ、ほんのちょっとずつでも、美栄も分かってきたのかな(笑)。

『先生があの時ああ言ったのは、やっぱり私もああだったのかなあ?』なんてことも、
 少しは分かってきてるかな、って」

 城田「そうやってスケートを通じて、一人の社会人を作っていく…。
それは先生の、立派な使命じゃないの!」

山田氏「本当に色々な人が、うちには来たからねえ。
友加里ちゃんの方はと言えば、もう本当に、眼鏡をかけた優秀なお嬢さんが、東大に行くんだ! 
ってガーっと勉強する、そんな性格でしょ?
 
その性格でスケートをやってたんだから、負けるもんか、あの子に負けないように頑張らなきゃ! 
ってすごい努力をしてた。友加里の所は、親子そろって一生懸命でしたよ。

だから私が、『こっちに行かせようかなあ…』何て考えてるうちに、もう自分であっちの方に
走っちゃってる! 私が考える前に、先に走って行っちゃうタイプなの(笑)。

だから友加里ちゃんのお母さんとも、まあ色々なことを話し合ったわねえ。
美栄と違って、ちゃんと話せば考えてくれる子だったしね(笑)。

でも色々なことが、理屈通りにはいかない。スポーツなんて、特にそうです。
どの子もどのママも、間違ってるわけじゃない。

ただそれぞれの個性が強くて、色々な人が同じスポーツを頑張って…。
あ、こういう人もいるんだ、こんな考え方もあるんだってこと…。
私もスケートを教えていて、すごく勉強できましたね」

 城田「特に山田先生の所は、その個性が色とりどりだからねえ」

山田氏「この間、大ちゃん(高橋大輔)がね、美栄の髪型を話題にしてたのよ。
今、大ちゃんと似た感じに刈り込みを入れててね。

『よっちゃん(美栄)変わってるなあ、絶対変わってるよ!』って。
『でも、友加里の方がもっと変わってるぞ』なんて誰かが言って(笑)、
『そういえば美栄ちゃんも友加里も、山田先生じゃないですか? 

先生、すげーのばっかりそろってるよね』なんて大ちゃんは言うの。
そうしたら、『大島(淳)も山田先生の所だよ』ってことになって(笑)

『えー先生、大島君もなんですか! 先生のとこ、個性強すぎ!』って(笑)。

でも美栄も友加里も、本当にみんな、それぞれの形で生きてる。
変わり者の集まりではあるけれど」

 城田「みどりちゃん、大島君を筆頭に、
なぜかいつも変わってる子ばかり、先生の所に行くんだよねえ」

山田氏「まともなのは山田コーチ一人です。それはしっかり、書いといて下さい(笑)」

 城田氏「またまた(笑)。でもこれだけの選手たちをみんな、教えてきたんだから。
選手たちの数だけ、親御さんも色々だっただろうし」

山田氏「でも選手たちが伸びるためには、まず一番に親が熱心じゃなきゃ、と思うのよ。
『この子は伸びるだろうな』と思ってもね、親御さんがそれほどスケートに気持ちがない場合は
ダメ。例えば、子どもが伸び悩んだ時には、親も一緒に悩むことになるでしょう? 
その時にスケートへの興味がそれほどでもなかったら、『うちの子はもう、いいや』となって
しまうんです。でもそこで親が必死だったら、どう悩もうが、どうつまずこうが、
何が何でもスケートにしがみついてきますから」

 城田「確かに、親御さんが熱心じゃなくて伸びた選手といえば、みどりちゃんくらい」

山田氏「みどりの場合は、私が親みたいなものだったからね(笑)。
一番に親の熱心さ。その次は、経済力ですね」

 城田「ああ、それは大事よね…」

山田氏「今は昔とちがって、ある程度のレベルになれば、お金も出てきます。
スポンサーさんがついてくださるからね。

でもそこへ行くまでは、絶対的にお金のかかるスポーツなんですよ…。
連盟も協力はしてくださるけれど、そこに行くまでにもやっぱり、ノービス、ジュニア…と
頑張らなければいけない。

今のシニアのように、誰でも海外の先生にポンポンと、習いに行けるわけではなく、
地道にリンクの貸し切りをとって、衣装を作って、プログラムを作って…。

細かいお金もけっこうたくさんかかるんですよ。
そのためには、ある程度の経済力はあったほうがいい。

もちろん普通のサラリーマンで、頑張るおうちもあります。
子どもに能力があるから、借金してまでスケートに賭ける、ってこともある。
でもそれでは、気持ちの上でのゆとりがなくなってしまうから、厳しいよね…」

 城田「まずは親御さんの気持ち、そして経済力…」

山田氏「そして最後に、選手自身が真面目で良く練習すること。
そしてみどりの話でも言ったけれど、頭が良くて、勘がいいこと」

 城田「紙の上で100点が取れる、ではなく、本質的な頭の良さね」

山田氏「みどりの持ってた判断能力、理解力…。
例えば人の動きを見て、パッとモノマネ出来ちゃうような子。

大ちゃんなんて、パスカーレの動き瓜二つに、パパッと出来てしまう勘の良さがある。
さらに贅沢を言えば、運動能力やセンスかな。

それでも運動能力は、みどりちゃんみたいに高いジャンプが跳べなくても、クルクルッっと
速く回って3回転降りてくる子でもいいわけだし。

踊るセンスも、小さい頃から持っていなくても、訓練すればなんとかなる。
荒川(静香)さんがそうじゃない? かつては淡々と滑っていたけれど、今やすごく見せる。

だから運動能力や踊るセンスも必要だけれど、
一番の根本は、親の協力、お金、そして子どもの頭の良さ。そこじゃない? 
城田さんはどう思う?」

 城田「そのすべてがそろっていた選手が、浅田真央だったわけよね」

(つづく)
(2012年8月16日16時30分 スポーツ報知)



http://hochi.yomiuri.co.jp/column/shirota/news/20120816-OHT1T00221.htm

なんて いいとこで おわってしまって くうう


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