四国遍路(108箇所)の旅

お遍路(88+別格20)の準備計画と実際の歩き通し打ちの記録を、5月11日から(実行は6月3日スタート)記録しています。

遍路最終日、高野山!と、第二部の予告?

2007年07月14日 | Weblog
「これが高野山!遍路最終日と第二部【SURVEY】予告」

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天気:朝から雨(坂出も、淡路島も、そして高野山も)
気温:21度~27度位
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実家       5:30発(車送迎)
坂出駅      5:45着
高速バス(坂出) 6:00発
高速バス(難波)10:10着
南海難波駅   10:30着  11:00発
極楽橋駅    12:53着  13:00発
高野山駅    13:05着
奥の院     13:20着  14:40発
金剛峯寺    14:50着  15:40発
高野山駅    16:00着  16:19発
南海難波駅   17:46着
御堂筋線難波  18:10着  18:15発
御堂筋線梅田  18:25着
JR大阪    18:45発
JR京都    19:15着
JR京都新幹線 20:46発
JR東京    23:06着
自宅      24:00着
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歩行距離:約12Km
歩数:15,900歩
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主な出費
納経代:300円×2寺=600円
御影代:200円+300円=500円
飲物代:400円
高速バス:4,100円
南海電車:1,230円+1,990円=3,220円
高野山バス:800円(一日乗り放題乗車券)
御堂筋線:230円
JR京都まで:540円
新幹線:14,050円
夕食代:5,600円
宿代: 0円
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総合計:30,040円
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実家で朝5時前にに起き、ずいぶん長い間お世話になってしまった父と母に
お礼を言い、更に、両親揃って坂出駅まで送ってもらってしまった~~~

いい歳をして・・・本当に申し訳ない。彼らにとっては、私は、いつまでも
子供なのだろう。これから、最大限、親孝行をしなければならないとつくづ
く思う。

坂出駅発6時のJR四国の高速バスで高松を経由して、高速道の志度や鳴門
その他バス停を経由して、淡路島、神戸を経て難波のバスターミナルに到着
した。定刻より少し遅れて10:10頃到着した。

坂出から大阪までは新幹線で行くと7000円強掛かるのだが、4100円
で大阪まで行けるのは、岡山や新大阪での乗り換えを考えると確かに便利か
も知れない。これまで、新幹線や飛行機しか考えたことが無かったが、実際
に利用して見ると、昨今の大型バスは、機能も優れかなり快適になっている
事を考えると、便利で格安な高速バスの利用もそれほど悪くないと思う。

淡路島での霧と雨による速度規制、そして阪神高速の渋滞で少し到着が遅れ
て定刻より少し遅れてバスターミナルに到着。大阪は1年ほど住んだことが
あるのだが、どうも慣れてない・・・方向感覚が全く無い。案内表示を探し
ながら、南海電車方面に歩く。

同じ「難波」のはずだが、地下道を通り、結構歩かされて「南海難波」に到
着。途中、エスカレーターで、荷物が重いので、「左端」に立っていたら、
ドン!っと、「迷惑そうに」ぶつかられた。そうだ、大阪ではエレベーター
や歩く歩道などで「立つ人は右側」に立つのだ・・・と思い出した。

南海難波で切符を買ったが、この時間は「急行」しかないようだ。橋本まで
は急行だが、その後極楽橋までは「単線」の各駅停車となる。結構山の中を
ゆっくり上っていく感じで、途中対抗列車の待ち合わせで9分も待つという
駅もあり、ここでは「時間たっぷり」なので、降りてホームでタバコを吸う
人もいれば、駅のトイレを借りに行く人もいる。2両編成ののんびりした旅
である。

終点の極楽橋から、時間的にも接続されているケーブルカーで5分程上ると
高野山であった。

40年近く前、父の勤続20周年?か何かのお祝いに父が会社からもらった
お祝いで「南紀白浜」の2泊3日の家族旅行の時に、高野山に来たはず・・・
であるが、全く記憶が無い。

高野山駅で、概ね地図を見ると、奥の院までは4キロ程あるのだろうか?皆
バスに乗っているので、片道奥の院まで400円、途中戻ってくる途中で、
金剛峯寺にも寄るので、バス会社の人に進められるまま、一日乗車券800
円を購入してバスに乗る。

T&Tさんお勧めの、下の山から登るのは今回は止めておいた!ので、今日
は完全に観光モードである!(笑)

バスに乗ると、観光案内のテープが日本語と英語で流れている。確かにら同
じバスに外国人が4人も乗っている。総勢、高野山駅まで25名程だったが、
ほとんどの人がこのバスに乗っているようだ。

バスの観光案内テープでは「高野山は、標高1000m程のところにあり、
117の寺があり、約4000人の人が生活しており、お坊さんだけでも
なんと!約1000人いる」と言うのが印象的だった。

そんなに大きな町なのか?!って思ったら、高野山大学や中学などもあり、
野球場やテニスコートもあるのだ。バスが門前町?の「目抜き通り」を抜け
て行くが「こりゃ~大きな一つの町だ!」ってのも納得する。

そう言えば、徳島と高知の県境の宍喰町だっただろうか。お接待して頂いた
喫茶店「ひこうせん」のママが「宍喰町は人口3000人で、その内、
ちゃんと歩ける人は2000人しかいないのよ~」と、過疎化・高齢化が
進んだ町の今後の発展を憂いていたのを思い出した。

まず今日は先に一番奥の「奥の院」で88箇所の結願のお参りと納経をして
もらうのだ。

バスは終点の「奥の院前」に到着。ここからでも1キロ以上あるという。確
かに広大な敷地に、そして参道も広く立派で、左右に無数の墓、それも大き
な墓や著名な方々の墓も見える。小雨の中、傘を差し、ゆっくりと参道の石
畳を歩く。

この奥の院だけでも、様々な見所があるのだが、とても全てを見ていては、
またこの高野山だけでも最低数日~1週間は掛かるだろうと思いながら、
「現代の忙しい歩き遍路の結願」のため、なんとなく忙しない(せわしない)
感じで申し訳なくなってくる。

弘法大師が奉られている奥の院に到着。ザックからお参りの道具を取り出し、
帽子を脱ぎ、中に入り、左手から奥に回ると、そこがお参りの場所であった。

何人もの人がお参りしている中で、私も静かに、ゆっくりとお参りをした。

納経所に回り、88箇所の納経帳を出し納経を済ませ、KOYAMAさんの
ご指摘の通り「御影」を頂く。大判の弘法大師の御影でカラーであった。
300円也。納経と合わせて600円を支払い、ここを後にした。

バス停奥の院前まで戻るに普通に歩いて10分以上は十分に掛かる。途中、
団体さんを案内する「ガイド」さんが、要所で立ち止まって説明をしている
参道を団体さんを避けながら一人抜け、ゆっくりと(それでも・・・忙しな
い現代遍路であるが)バス停まで戻った。

バスに乗り込み、今度は「千手院橋」まで乗り、ここで「総本山金剛峯寺」
まで少しだけ歩く。

ここも巨大な荘厳とした寺である。真言密教の総本山であり、ここか東寺で
別格の満願の納経を済ませるのであるが、本来は東寺で明日お願いしようと
思っていたが、「念のため・・・」、ここでお参りの後、別格の満願の納経
もして頂いた!

ここでは「御影」は「カラーと白黒、どちらがよろしいですか?」と聞かれ
たので、白黒を頂く。200円也。合計500円。

私の参った時間なのかも知れないが、奥の院に比べて、金剛峯寺にはお参り
は少ないような気がした。全体として、高野山全体では、観光客も多く、
また歩き遍路らしい人の結願のお参りも多いと感じたが、広大な敷地に、
あまりにこれまで歩いてきた「四国の寺」との「格の違い」のような感じに
圧倒されてしまった。

おそらく高野山へのお参りは、ある意味「遍路」の最終的な「儀式」であり、
我々普通の人が挑戦した「歩き遍路」の精神的な区切りなのだろう。

ここまで、本来、最初に弘法大師が真言密教を広めた寺とされる「東寺」へ
のお参りも考えていたが、なんとなく気が抜けてきたような感じがする。

私にとっては「儀式」は「儀式」で大切なものとして考えるが、実社会から
「逃避」して40日前後も「歩き続ける」事が「祈り」であり、これからの
私の人生に「ほんの少し」自分へのプラスの変化をもたらしてくれる事を
願っての事のような気がした。

もちろん、両親への思いや様々な事を祈りながら各寺を回ったが、祈りだけ
ならば、バスでも自家用車でも可能だ。足の痛みや、体の痛み、暑さや雨風
等の悪天候との戦い、都会では考えられない蛇や虫などとの戦い?(しかし、
不殺生なのである!)を経て、自分の頭の中でしか分からない悩みや願いを、
それぞれが持ちながら一人ではなく「同行二人」という「しきたり」の中で
「歩き続ける」事に魅力があるのだろう。

歩いている時、最後まで、もう二度と、少なくとも10年以上は「歩き遍路」
には来ない、と思っていた。しかし、終わりに近づくにつれ、もしかしたら、
また近いうちに(と言っても数年先だろうが!(笑))時間が許せば歩いて
みたいと思う気持ちが沸いてきた。

次回は東寺から始めて、今回の初めての結願と満願を本当に終わりの儀式と
新しいスタートの起点にし、そして高野山に寄って歩き始めよう等と思った
りもしたのだ。

今は、何より詳細な「歩き遍路地図」があり、本など遍路関係の書籍も膨大
に出版されている。そしてインターネットにも多くの情報があり、シューズ
も改善され、ウェアもザックも格段に機能的になり、コンビニも多数あり、
そして遍路宿も減ったとは言え充実している。さらに、遍路小屋やお接待所
も数多くあり、昔の人々の歩き遍路の厳しさとは雲泥の差であろう。

単なる「自己満足」に過ぎない「時間とお金」の掛かる「贅沢な旅」なのか
も知れないとも思う。

しかし「歩く事」で何か一つでも、弘法大師の教えの、真言密教の教えの、
仏教の教えの「ほんの一つ」でも「感じられる」事ができれば、それで良い
と、私は思う。

自慢する事でも何もない。
私のように日数も短いのが良いのではない。
人には人の数だけ、価値観があるのだ。

私のパソコンを担いだブログの内容も、ほとんどは、自分の欲しかった情報
を「これからチャレンジする他の人」の中にも「欲しい人」がいるのでは?
と思った部分を中心に書いてきたに過ぎない。

私が歩き遍路に出る前一番欲しかった情報は、寺と寺の間のおおよそ正確な
「時間」である。

そんなものは気にする必要は無いという人もいる。人それぞれだと思うのだ。

ある人は、「発心、歩く訓練も、準備品もいらない。山頭火の「ひょいと四
国へ」である。一番札所で必要品は調うし、ただ、歩くだけである。足を痛
めないためにマイペースで・・・」と言う人もいるのだ。

しかし、私の場合「性格」だろう。事前に準備(トレーニング)をし、更に
おおよそ(かなり詳細な)計画をし、これに向けて「歩く」(実践)してい
く事が「向いている」「性格」なのだ。

何も準備せずに地図だけ持って、霊山寺で全ての物を揃えて、買ったばかり
のザックとシューズと、その他携行品を持って歩き出す事はできない「性格」
なのだ。

そんなもの必要ない!そう言う人はそれで良いだろう。

ただ、私は違うのだ。準備をして、望みたいという「性格」なのである。

ある程度納得のいくまで、調べてからチャレンジしたい。
それでも、遍路も人生も分からない事だらけだ。
変化に富んだ初体験の歩き遍路であった。

私にとって、正確な「時間」の次に欲しい情報のは「道の情報」であった。

山道なのか?登って、一度下るのか?それとも、ずっとダラダラ登るのか?
遍路道は、整備されているか、
それとも「藪掻き」(ヤブカキ)道で、マムシの危険は?あるのか(笑)
アスファルト道なのか?アップダウンは多いのか?
以外に距離より時間が掛かるのか?
下りのアスファルトは堪える道か?

この道の情報は最終的には「時間」に結びつく。疲れにも大きな影響があり、
その日の残りの行程に影響する。30キロ歩ける予定なのに、25キロしか
歩けない可能性もある。単に距離だけの情報では、どの程度の時間が掛かる
のか分からない。無謀な計画では、翌日以降の計画に影響する。

幸運にも?!私の歩いた梅雨の季節(6月始め~7月半ば)は、歩き遍路
「オフシーズン」のようで、「宿の予約」はほとんど「当日」電話で間に合っ
たが、春先などの混雑する時期は最低2日前、場合によっては3日前に予約
しておかないと、取れない宿も多いと聞く。

であるのに、おおよそ正確な時間も分からず、道の状況も不明確では、とても
歩けないと思うだけなのだ。

「それでも良いではないか!それも、遍路である。」
「だから、人生も先の事は分からない。即ち、人生、遍路也」という考えも、
分からないではない・・・

けれど、私の人生も、何かにチャレンジしたり、仕事もそうだが、
できるだけ、調べて、調査して、成功する確率を上げるよう準備する事が
基本のような気がする。

人それぞれでなのである。

それと、この遍路に出る前に、実は思っていた事があった。
「宿」の情報が、もう少し欲しいと思った事だ。

遍路地図には、巻末に、宿の電話番号も住所も書いてある。
しかし、この宿が、幾らの宿泊費なのか、どこにも書いてない。
JTB等旅行会社の出版物には一部書いてあるものもあったが、
やはり歩き遍路の方々の情報が見たかった。
ここの宿の経営者は??だとか、食事は○だとか・・・
部屋は最低だから、止めた方が良いとか・・・

当然、これらも調べてみたが、以外に調べるのが大変だったし、とても全部
は調べられなかった。

さて、東京地方に勤務されていた方や、NYに1990年代以降に住んでいた
方は、ご存知な方も多いが、「ZAGAT SURVEY」というレストラン
ガイドがある。結構有名な本である。

「ZAGAT SURVEY」は、1979年、当時ニューヨークで弁護士と
して活躍していたザガット夫妻によって創刊されたもので、夫妻は、料理評論
家だけに頼るレストランガイドの信憑性に疑問を抱き(「やらせ」が多い!)、
「食」を愛する一般の人々のアンケートによる回答を統計処理する方法を考案
したという。

つまり・・・本の題名は、
「ZAGAT」は、出版した人の名前
「SURVEY」は、調査・査定などの意味

そしてその結果を基に「料理」「内装」「サービス」の3項目を各30点満点
で評価し、加えてアンケートの回答をふんだんに引用したコメントを店ごとに
付けているのだ。これが以外に「ウィット」が効いて面白いのだ。
(何故、30点満点なのかは、どんな意味があるのかは知らないが)

現在では25万人以上の参加者を持つザガットサーベイは、レストランをはじ
め、ホテル、バー、ゴルフ、映画、音楽、ショッピングなど多岐に渡り、アン
ケートに基づいた世界一流のレジャーガイドとして娯楽情報を発信しているが、
私の何冊か(年によって更新されるので)のザガットサーベイは、東京のレス
トランガイドだけである。

例えば、一例を紹介すると・・・
割と有名なウナギの老舗「石ばし」であるが、ザガットサーベイによると・・・

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石ばし  F26 D19 S19 C¥5,200
文京区水道2-4-29(江戸川橋) 03-3813-8038
「笑ってしまうくらい待つ」が、それでも「待った甲斐が十分ある」ほど「満
足できる」うなぎを供する江戸川橋のここ。「ふわんとろん」としたうなぎは
「蒲焼もうまいが白焼も格別」とか。「飾り気のない店員」も「ひなびた雰囲
気」の座敷も「粋」で「接待にも利用できるが」が、「周囲に何もない」立地
は「不便」との指摘もあり。
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料理(Food)は、「F」
内装(Decor)は、「D」
サービス(Service)は、「S」
料金(Cost)は、平均的コストの「C」

他には、
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ティム&ニーナ寿司 F20 D16 S10 C¥12,000
虎ノ門のこの店で、「いかにもアメリカ帰りって感じ」の店主ティムの握る寿
司は、「一尾丸ごとかと思えるような大きなネタ」に「思わず口があんぐり」。
でも、その「大胆さ」と「昔の銭湯の脱衣場のような」内装が人気で、夜も昼
も「黒塗りのハイヤーが行列」している。ただ、「海にネタを採りに行ってい
るの?」と思えるほど「料理の出が遅い」から、「ついついお酒が進んでしま
う」の少々難。その結果「予想外に膨らんだお勘定」の支払いは、
「キャッシュオンリーで真っ青」。
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結構、笑えるのだ。他にも笑えるコメントが沢山ある。

手元にある、最新号2007年度版の料理のトップは、
「29点」の篠崎のジャンボ(焼肉)(私も行った事は無い!)
昔の本だと、27点のスタミナ苑(鹿浜)だったような気がするが、
両方とも大衆店だろう。つまり、決して高級店ばかりを評価している事は無い。

少なくとも野宿派でない中高年の歩き遍路は「宿付」「贅沢遍路」であるから
同じお金を払うなら・・・「納得のいく」宿に泊まりたいと思うと思う。

設備、サービス、コスト(同じ評価なら安い方が良いだろう)など、歩き遍路
にとって、「遍路宿」「民宿」「旅館」「周辺のホテル」などの評価は、
少なくとも出版物には(マスコミだから本への広告が欲しいため宿の評価など
とても出来ないのだろう!?)、当然に評価されていない。

現在のインターネットではこれが結構あるが、それでも、情報が少ないし、
まとまっていないと思った。

またモバイル派の私にとっては、宿には、当然に「インターネット無料」とか
の情報も欲しいのだ。

また各寺のザガットサーベイならぬ…私の勝手な「仮定題」だが、
「ザヘンロ・サーベイ」「ZAHENRO SURVEY」

では…寺には…
 宿坊以外には、料理は無いので、雰囲気とか、
 内装は、寺の国宝とか見るべきものとか整備状態とか
 サービスは、歩き遍路にとっては、やはり納経所…かな?
の評価もあっても良いのではと思う。

ザガットサーベイでは、
0~9 お粗末~可
10~15 可~良
16~19 良~優
20~25 優~秀
26~30 秀~完璧

であれば、寺の評価は…

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○×寺 F20 D22 S8
荘厳とした境内の中を抜けると、忽然と現れる大師像の素晴らしさに見とれ、
ついついお賽銭をいつもより余分に入れてしまう程。感動が残る余韻に納経
所に行くと、タバコをくわえながら作業服のおじさん(僧侶か?)がハンコ
を押すだけの納経に全くの興醒め。お釣りも投げてよこすようなしぐさに、
お大師様が見ているから修行修行と心の中で唱えるのみ。
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てな感じの寺もあったが・・・と。

また歩き遍路にとっては、トイレが実は切実な問題で、HPなんかを見ると、
ウォシュレットの付いたピカピカ、綺麗な掃除の行き届いたトイレのある寺も
あれば、ニューヨークのブロンクスのヤバイ公園の公衆トイレのように汚い
トイレの寺もあった。

仏像も国宝級の何とか…は、私には、さっぱり「学」「知識」「興味」は無い
ので、雰囲気は個人的主観で判断できるのだが、出来るだけ「トイレ」は全て
利用してみようかなと…思いながら回っていました。

全体の雰囲気(All)、
個別の文化財な見どころ(Decor)、
サービス(主に納経所)、
トイレ(WC)

という感じで、これから評価してみようかなと・・・

まずは、明日からは、私の泊まった旅館など「宿」について、全く勝手な、
個人的な評価をさせて頂こうかなと思う。

更に合わせて、宿、あるいはその地区の携帯の電波状況(特にWillcom)
について、39日間をまとめてみたいと思います。

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今朝は、昨日深夜に帰宅したにも関わらず、6時前には起きてしまった。
まだ、足はかなり腫れている。この2日間、あまり歩いていないので、それ程
疲れている感じはしないが、回復するまで、もう少し掛かるだろうか。
昨日、京都駅近くで、一人列車の出発まで1時間以上、居酒屋に入り、
ダラダラと、中生、焼酎5杯と飲み、そして食べた!おかげで、新幹線で
終点東京までぐっすりだった!私のささやかな一人祝いである。

本日、帰宅直後の体重 65.0kg(体脂肪16.1%)
出発前、63.5kg、(体脂肪17.0%)だったので、
歩き遍路に出た割には・・・ほとんど変わっていない!!

おそらく、最後の1週間の実家での食べ過ぎが原因だろう。
途中一番減っていた時は、60キロ近くまで減っていたのかなと。
今後、体重に気をつけよう!

今朝は、朝からテレビで、台風4号の影響を繰り返し放送している。
鹿児島など九州南部が中心だが、高知県も相当の雨風のようだ。
歩いている遍路の方の全員の無事を祈りたい。
私が歩いていても、今日はお休み(足止め)だっただろう。
感謝である。

今日はこの辺で。

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5 コメント

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総括回顧の事 (Т&Т)
2007-07-14 21:37:15
先ずは結願おめでとう! 早速の回顧感想文で先ず宿のF
DSCのランク付けやトイレの情報等の不足を指摘されていましたが それはなかなか難しいことですね 小生は山と渓谷社の歩く地図シリーズ(A4変形版)の「四国八十八ケ所」の巻末にある遍路が泊まる宿700軒を参考にしました(宿泊料金と室数が掲載)善し悪しの判断は個人の
見解によると思います 引き続き回顧録の続きを読ませていただきます
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♪遍路は続くよ 何処までも♪ (横浜天恢)
2007-07-14 22:34:03
88箇所に別格20番を終えられ、それに石鎚山登頂、その達成感と爽快感の感激と美酒・祝酒にしばらくは酔いしれていらっしゃるることでしょう。
私が健脚さんのこのブログに初めて接したのは、修業の土佐の遍路10日目あたりでした。遍路への動機や目的を知りたくて、すぐに遡って最初から読ませていただきました。健脚さんの体験は、これから遍路に挑戦する方にきっと役立つと確信しました。これを真似たら3日は持たないということです・・・(笑う)。
さて、毎日楽しみに読んでいたのですが、実はずっと気になったことがありました。それはお酒のことでした。最初はコーヒー好きな方なんだと思っていたのですが、私と同じ無類の酒好きだったんですね。ただ、私は毎日打ち終わるまでアルコールは断っておりました。初日にあった結願を終えられ、霊山寺に「お礼参り」される方と同宿したのですが、一切お酒を断っての遍路だったそうです。人それぞれですが、酒臭い息を吐きながら般若心経を唱えていると、遍路の元祖である「衛門三郎」さんみたいに、お大師さまにガツンとやられないかとそればかり心配したものですが、まぁ、お大師様はそんな了見の狭い方じゃありません。健脚さんが本当に無事に遍路を終えられ安心した次第です。今日のブログを読んで、お大師様にガツンとやられるのは誰か?ハッキリしております。

こんなことを投稿したのは、私が遍路から帰って、一番ショックだったのは、どこかの宮様がアルコール依存症で入院されたニュースでした。酒好きの人間にとって注意すべき落とし穴です。今でこそ少しは弱くなりましたが、現役時代は365日休まず飲んできました。それで心配になって、お酒を断ってみたら、飲まなくても平気な身体になっていました(私は依存症でなければ禁酒するつもりはありませんので)。まだ・まだお若い健脚さんも、健康については慢心とか驕る気持ちでなく、謙虚に受け止めて、今後の飛躍に備えていただきたいと願っております。

♪遍路は続くよ 何処までも♪
返信する
毎日歩く生活から (KOYAMA)
2007-07-14 22:48:07
開放されると、しかも、貴兄のように
毎日、懸命に歩かれていた方であれば
尚のこと、客観的に自分の遍路を冷静
にルックバック出来るのでしょうネ。

台風4号から上手に逃げるように四国
を離れることが出来たのも、”天佑”
だなどと言ったら言い過ぎでしょうか?
でも、リアルタイムに貴兄が言っていた
こと以上の重みが、これからの貴兄の
発言にはかかってくると思います。

貴兄の文章は益々、角がとれた、まろ
やかなものになってきていますネ。
文章の上手下手ではない、読む人間に
決して不快感を与えない文章とでも
いうか・・・。何故か一気に読んで
しまいます。不快感を与えないだけ
ではなく、威圧感も負担も与えない、
”優しい”文章だからなのでしょう。
だから、貴兄は遍路をする以前から
既に優しい、穏やかな方だったのだ
と私は勝手に思いました。いい?

返信する
結願おめでとう! (sakag)
2007-07-15 05:31:17
人間の煩悩の数と同じ108箇所・・・そして、実家と高野山へのお礼参り・・・無事の結願おめでとうございました。

私には真似のできない周到な準備とトレーニングに基づく上でのスタート・・・すでにひと月以上前から始まっていた遍路でしたね。そして、非日常的な毎日変化のある歩きの日々、多くの出会いと感動・・・まだ、その余韻に酔っておられることと思います。

私は日が経ってくるにつれて、「挑戦と感謝」の想いが強くなってきました。「人生即遍路」・・・挑戦もそれを支えてくれる人々や環境があってこそ叶えられるものだと・・・不満を持たず、あるがままを受け入れて、試練やピンチも与えられたチャンスとばかりに・・・感謝!感謝!

まだお若いので、これからの新たな人生が待っておられることだと思います。この40日間の経験が、新たな人生を築いていく上で大きな節目と礎になることを願わずにはいられません。

新たな人生に幸多かれと祈ります。合掌!
返信する
今頃東京は台風ですか? (歩かない遍路 らいた)
2007-07-16 00:17:30
ずっと雨にとりつかれたお遍路でしたが、締めくくりは台風でしたね。
それでも直撃を避けられたのは健脚さんの普段の行いの賜物でしょう。
これから人生も遍路してください。

篆刻のほうは
48番西林寺完成。陰刻。
般若心経は「色即是空」完成。陰刻。
49番浄土寺完成。陽刻。
般若心経に戻り「空即是色」陽刻完成。
と、飛ばしすぎたか、指が痛い。

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