「第二部 108寺歩き遍路の総括(30)」
■ 各寺間の実際の時間と道のりについて
『60番~64番までの推定方法』
前回と同じく、へんろみち保存協会編(39p)の四国遍路道基本コース歩行
距離表の平均所要を参考にすると、以降のコースは下記のようになる。
60番~61番 9.6K 3時間
61番~62番 1.3K 25分
62番~63番 1.4K 25分
63番~64番 3.2K 55分
64番~65番 45.2K 13時間
早朝5時から歩き出し、横峰寺には8時前に到着した。その後、星が峰に参り
天候に恵まれた事を感謝しながら横峰寺を後にした。60番横峰寺を打ち終え、
61番香園寺まで山を下り10キロ近い道のりを終えると、後は、街中の短い
寺間を進む事になる。
早朝に横峰を終えているので、この日は64番を打ち、その後何処まで歩くか
という判断になるが、64番前神寺の先約4キロの西条の町を過ぎると、その
先は選択肢は限られてくるし、どうせ65番までは2日係りとなるので、西条
でインターネット常設のビジネスホテルに投宿するのが無難だろうと考えてい
た。
そんな考えを通り越して、とてもあり難い不思議なご縁で、西条に連泊して、
石鎚山の山開きにチャレンジすることになってしまった。6月30日にここに
いた事の幸運に感謝し、また素敵な出会いに感動する思い出となった。
結果は、以下のようになった。
===================================
困難度(【1~5】【5】が最難関)を個人的主観にて採点した
===================================
60番~61番 9.6K 2時間30分
59番方向からの登りよりも、61番香園寺に向かっての下りの道の方が、道
としての「趣き」があるのだろうか。前半は、山道であるが整備された歩き易
い下りであり、その後少しだけ藪掻き状態の道があるが、それほど危険である
という感じはしない。この地区の山岳愛好家(やまや)がトレーニングで好ん
でしている場所という雰囲気があり、下りの約10キロの内約7キロが古道の
土の道であり、足にもとても優しい素晴らしい道である。途中休憩ポイントも
3キロ程度進んだ所にベンチがあり、また、更に3キロ程度進んだ場所にも小
屋がある。私はここで石鎚山へのとても素晴らしい出会いとなった。思い出深
い場所である。白滝奥の院を抜けて、アスファルト道に出て、高鴨神社を抜け
ると61番香園寺がある。驚くなかれ!これが弘法大師縁の61番香園寺であ
る。新興宗教の建物かと思う程強烈に立派な鉄筋の寺であった!【2.5】
61番~62番 1.3K 15分
派手な香園寺を抜けてアスファルト道を少し歩くと、香園寺と正反対の雰囲気
の「小さな静かな寺」がある。ここが62番宝寿寺である。平坦な舗装道を歩
くだけである。【1】
62番~63番 1.4K 20分
国道11号線の平坦な道を歩くと63番吉祥寺に到着する。静かな寺である。
特に心配は無い道である。【1】
63番~64番 3.2K 40分
旧道を歩いても良いし、国道11号線を歩いても特に大きな差は無いだろう。
平坦なアスファルト道を歩き、地図に記載は無いが、前神寺の手前に石鎚神社
がある。神仏分離前は同じ敷地になっていたというのが頷ける。何故遍路地図
には石鎚神社の記載が無いのか不思議であった。【1】
===================================
■30日目宿「ザヘンロ・サーベイ」
===================================
三島第一ホテル T14 F15 D12 S15 C¥5,500
四国中央市三島中央3丁目14-5 0896-23-2011
昔はこの地区では「白亜のホテル」として一流だったのかも知れない。が、私
の感想としては、ビジネスホテルという体裁をとっているが、設備の老朽化を
誤魔化し全く部屋の改装もしない、作りも薄い壁に隣の音まで良く聞こえる安
普請のホテルで、清潔感もあまり感じないホテルという印象である。この地区
は、他にもホテルやビジネス旅館などが幾つかある。またこの時期(19年7
月初め)、大規模なプロジェクト工事が三島地区であったらしく、どこの宿も
込んでいた。しかしである…残念であるが、私にはそんな感想でしかない。
===================================
全ては、私の個人的判断です。
総合(Total)は、「T」
料理(Food)は、「F」
内装(Decor)は、「D」
サービス(Service)は、「S」
料金(Cost)は、平均的コストの「C」
評価は、
0~9 お粗末~可
10~15 可~良
16~19 良~優
20~25 優~秀
26~30 秀~完璧
NAは、評価できず(食事など無しの場合)Not Applicable
===================================
今日はこの辺で。
■ 各寺間の実際の時間と道のりについて
『60番~64番までの推定方法』
前回と同じく、へんろみち保存協会編(39p)の四国遍路道基本コース歩行
距離表の平均所要を参考にすると、以降のコースは下記のようになる。
60番~61番 9.6K 3時間
61番~62番 1.3K 25分
62番~63番 1.4K 25分
63番~64番 3.2K 55分
64番~65番 45.2K 13時間
早朝5時から歩き出し、横峰寺には8時前に到着した。その後、星が峰に参り
天候に恵まれた事を感謝しながら横峰寺を後にした。60番横峰寺を打ち終え、
61番香園寺まで山を下り10キロ近い道のりを終えると、後は、街中の短い
寺間を進む事になる。
早朝に横峰を終えているので、この日は64番を打ち、その後何処まで歩くか
という判断になるが、64番前神寺の先約4キロの西条の町を過ぎると、その
先は選択肢は限られてくるし、どうせ65番までは2日係りとなるので、西条
でインターネット常設のビジネスホテルに投宿するのが無難だろうと考えてい
た。
そんな考えを通り越して、とてもあり難い不思議なご縁で、西条に連泊して、
石鎚山の山開きにチャレンジすることになってしまった。6月30日にここに
いた事の幸運に感謝し、また素敵な出会いに感動する思い出となった。
結果は、以下のようになった。
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困難度(【1~5】【5】が最難関)を個人的主観にて採点した
===================================
60番~61番 9.6K 2時間30分
59番方向からの登りよりも、61番香園寺に向かっての下りの道の方が、道
としての「趣き」があるのだろうか。前半は、山道であるが整備された歩き易
い下りであり、その後少しだけ藪掻き状態の道があるが、それほど危険である
という感じはしない。この地区の山岳愛好家(やまや)がトレーニングで好ん
でしている場所という雰囲気があり、下りの約10キロの内約7キロが古道の
土の道であり、足にもとても優しい素晴らしい道である。途中休憩ポイントも
3キロ程度進んだ所にベンチがあり、また、更に3キロ程度進んだ場所にも小
屋がある。私はここで石鎚山へのとても素晴らしい出会いとなった。思い出深
い場所である。白滝奥の院を抜けて、アスファルト道に出て、高鴨神社を抜け
ると61番香園寺がある。驚くなかれ!これが弘法大師縁の61番香園寺であ
る。新興宗教の建物かと思う程強烈に立派な鉄筋の寺であった!【2.5】
61番~62番 1.3K 15分
派手な香園寺を抜けてアスファルト道を少し歩くと、香園寺と正反対の雰囲気
の「小さな静かな寺」がある。ここが62番宝寿寺である。平坦な舗装道を歩
くだけである。【1】
62番~63番 1.4K 20分
国道11号線の平坦な道を歩くと63番吉祥寺に到着する。静かな寺である。
特に心配は無い道である。【1】
63番~64番 3.2K 40分
旧道を歩いても良いし、国道11号線を歩いても特に大きな差は無いだろう。
平坦なアスファルト道を歩き、地図に記載は無いが、前神寺の手前に石鎚神社
がある。神仏分離前は同じ敷地になっていたというのが頷ける。何故遍路地図
には石鎚神社の記載が無いのか不思議であった。【1】
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■30日目宿「ザヘンロ・サーベイ」
===================================
三島第一ホテル T14 F15 D12 S15 C¥5,500
四国中央市三島中央3丁目14-5 0896-23-2011
昔はこの地区では「白亜のホテル」として一流だったのかも知れない。が、私
の感想としては、ビジネスホテルという体裁をとっているが、設備の老朽化を
誤魔化し全く部屋の改装もしない、作りも薄い壁に隣の音まで良く聞こえる安
普請のホテルで、清潔感もあまり感じないホテルという印象である。この地区
は、他にもホテルやビジネス旅館などが幾つかある。またこの時期(19年7
月初め)、大規模なプロジェクト工事が三島地区であったらしく、どこの宿も
込んでいた。しかしである…残念であるが、私にはそんな感想でしかない。
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全ては、私の個人的判断です。
総合(Total)は、「T」
料理(Food)は、「F」
内装(Decor)は、「D」
サービス(Service)は、「S」
料金(Cost)は、平均的コストの「C」
評価は、
0~9 お粗末~可
10~15 可~良
16~19 良~優
20~25 優~秀
26~30 秀~完璧
NAは、評価できず(食事など無しの場合)Not Applicable
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今日はこの辺で。
学校の講堂のようなイメージでした。たしか中の大日如来も金ぴかで、すごく大きかったように記憶しています。
特にありませんでした。88箇所もあるのです
から、中にはこういうお寺もあるだろうし、
あってもいいのではないかと思いますが・・・。
また、香園寺では”御姿”を2枚いただきました。
1枚は四國第六十一番、香園寺とある、大日如来の
スタンダードタイプ、もう1枚は子安弘法大師と
あるオリジナルタイプです。更に、香園寺では常時、
御本尊を拝むことが可能です。殆どのお寺では
御本尊は秘仏だったり、何十年に一度の御開帳の時
にしか拝むことが出来ないので、そういう意味でも
まあ、やはり異彩を放っていますネ。
伊予國分寺を打った後、途中の番外や別格を打たずに
歩くのにはルート196の一本道が大変判りやすく、
そうすると横峰寺に行く前に香園寺に着いてしまい
ます。その段階で午前10時位までならば、横峰寺を
当日打つことも不可能ではありませんが、前日、
壬生川駅付近に泊り、早朝に出発、横峰寺を打とうと
しない限り、一番手前のしこくやに泊まる方に
(特に順打ちなら)絶対的な”分”があります。
順番には一応、意味はあるようですネ。
(これでおしまいネ)
例の”西山”の件です。正式名称に対して通り名と
いうのは、すぐにピンとくる、全く別の名前です。
ところが西山興隆寺の場合、”興隆寺”という、
正式名称(と思われる寺名)に態々、”西山”を
頭につけて、通り名(と思われる寺名)にしている
所が”特殊”なのだと思います。何か上手い喩えが
思いつけばよかったのですが、下手な事は言うべき
ではないと思いましたので、これ位でご容赦を。