蝦夷犬(エゾイヌ)

奥羽越列藩同盟の東北北海道さらに新潟県をテーマとして、地域の新聞から記事を選び、勝手なことを書きたいと思う。

パワハラ 女性教諭自殺

2024-02-03 08:36:00 | 日記
河北新報電子版 朝刊
令和6年2月3日 23/24

上司である男性教員から執拗なパワハラを受けて、30代女性教員が自殺したと言う。
2020年、男性は女性教員に対して、仕事は与えないから会議に出るな、などと追い詰め、それを理由に女性教員が自殺したことに対し、県教育委員会は男性教員59歳に停職3か月を言い渡し、その後は復職させて、教育現場に戻すとしている。
女性の友人は、この措置に生命を断たれた代償に停職3か月だけでは釣り合わないと、遺族に配慮して欲しいと言っている。

私が地元高校のPTA会長を仰せつかっていた時には、県教育委員会の数人の方々とお会いして、さすがに人格者で判断も鋭い人物が揃っていると、非常に頼もしく感じたのだった。
あれから30年以上経ったが、これほど教育者のトップに立っている教育委員会が劣化しては、子供たちがどう思うのだろう?
教員を敬う事ができるだろうか?
パワハラかセクハラか良くわからない記事だが、以前から、教育者と警察官、役人はタチが悪いと言われる事がある。
今回の事例などは、まさに絵に描いたような、タチの悪さに感じてならない。

我が家の長男は大学教員である。
女房の従姉の長男も、従姉の弟の長女も教員である。
身内を褒めるのは面映いが、彼らを考えてみても、パワハラやセクハラ事件を起こすようには思えない。
それぞれ後進の育成に力を注いでいるのが傍目で見ていても良く分かる。
私などは、茶目っ気で揶揄する事がある。
教育に携わる気構えを確認したいと思うからだが、まあ揃いも揃って見事に反論してくる。
私の従兄弟に4人兄弟の3人が、上から大学、高校、中学の教員だった連中も居て、私などは彼らを尊敬して育った。
教育者たる者、かくありたいと思っていた。

尤も、PTAに小中高と関わったが、すべての教員が立派だとは思えるはずがない。
親世代も、呆れるようなモンスターペアレンツも見てきた。
それにしても、我々の時代だとヤクザ顔負けのど迫力な教員などもいた。
私の同年で教員になった連中にしても、それぞれが多大な存在感を示して、こちらは全員が立派に務め上げた。
私はどちらかと言えば、破天荒な生き方をして来たので、身近な教員になった連中に、尊敬の念を抱くことが多い。

話題を戻そう。
教員は聖職者であるべき、などは決して思わないが、常識的な範囲に留まってほしいと願っている。
分別盛りの50代の、おそらくは最低でも学年主任、通常なら教頭や校長を務めて居たであろう者が、恥ずかしくもなく親子ほど歳の離れた、まして女性の部下に、何を意図したパワハラだったのか?
下衆としか思えない。
左遷などで口を閉ざすのが教育者の世界だろうか?
私が高校時代に、ちょっとした事件で停学になった事がある。
校長は私に、自分に厳しく、他人には寛容であれと諭された。
しかし、この校長は、その後に勤務先の近くに2号さんを囲って左遷させられたのだった。
宮城県教育委員会のみなさん、考えて行動してくれませんか?
人殺しと同様の犯罪行為である、業務上のパワハラを軽い処分で終わらせるのが、教育なのでしょうか?


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