父が癌

父が入院して検査の結果 癌(胆管細胞癌)

1週間後の父 病院 カテーテル検査

2007-07-15 17:58:42 | Weblog
途中雨もドシャ降りで大変だったが
10時間かかり父のいる病院へ付いた。
部屋へ付いたら寝ていた父がベットから起き上がり
嬉しそうに椅子に腰をかけた。

1週間前は自分で立ち上がり、杖を付いて歩いていたが
支えていないと足が縺れ歩けない状態だった。
わずか5㎝も歩くことが出来ない 入院してまだ3日しか
たっていないのに 耳も遠く聞こえていない様子だ。

がんセンターの医師の薬の処方と違い MSコンチン8時間あけて1錠
吐き気止めの薬1錠と一緒に飲んでいた。
オプソは痛みが我慢出来ない時に2包飲んでいた、2時間~3時間
しか効いていなかった。

母と妹は父に痛みを我慢させてから、看護師に連絡をして5~6分してから
オプソを持ってきていたので、母には、看護師さんにもっと早くに知らせた
ほうが良いからとアドバイスをしたが、母は麻薬は飲まないほうが良いのだと
いう思いから父に激痛と辛さを我慢させていた。

私は、ナースコールを押してオプソを持ってきて
もらった。
父は、痛みも治まりベットに横になり眠ってしまった。

緩和治療を望む私と母の間に思い違いが出てきている
がんセンターの医師と相談をし父を苦しませない治療を
望んだのに私には母の気持ちが・・分からない。

次の日 午後から心臓のカテーテル検査をするので
朝早くから病院へ行った。
少しの間でも、父と一緒にいたかった。

車椅子に乗って検査室まで行って、看護師さんと中へ
入っていった。

1時間程かかると言われたので、母を病院のレストランへ
食事に行かせた。
父の世話で食事もしていなかったのだから、少しは休ませてあげたかった。
私1人で検査室の前で待っていた。
20分ほどして医師に検査室の中へ呼ばれた。

父の心臓が画像で写し出された。
心臓の血管が細くなっている部分が数箇所あった。
カテーテルで風船を入れて手術するほどでもありませんから大丈夫です。
普通の人より血管が太いですが、細い血管より良いと思います。

抗がん剤の治療には問題がないと思いますので、消化器の医師には
そのように説明をしておきます。
でも、治療の段階で狭心症ほか起こさないかどうかは治療をしてみないと
わかりません。
お姉さんには説明したので、改めて他の人に説明をすることはありませんから
宜しくお願い致します。

父の心臓は力強く鼓動していた。

検査室から父が出てきたので、病室へ戻った。
ベットへ寝かそうとしたら、椅子に腰をかけたいと言うので
腰をかけさせた。
顔色がとても悪く 体と顔面が痙攣をしていたので看護師を呼びに行き
父をベットに寝かせた。

寒い寒いと言うので布団をかけ冷房をとた。
看護師さんが体温を測った38度もあった。
検査前も熱があったが、大丈夫だと言われたのでカテーテル検査を
した。
熱がでて苦しいようなら熱冷ましのザイヤクを持ってきますからと言って
血圧を測った。
血圧は高かった。
高いぶんには大丈夫ですからと言って、看護師は部屋を出て行った。

痛みも出てきて苦しそうに腿をさすっていた。
妹がさすったら痛かったのだろう 痛いから辞めてくれと言っていた。
だれもナースコールをしないので、私がナースコールをしてオプソを2包
持ってきてもらった。
少ししてから、痛みも和らぎ顔も穏やかに眠りについた。

夕飯の時間になり父はメロンとおにぎりを少し食べて
後は残した。
水もあまり飲まないと母は言っていた。
売店に買い物に行き、花屋さんで花を買って部屋に飾った。
毎日来れない私の変わりに・・・

時間が経つのは早い 帰る時間になり
父は心配して、明るいうちに帰ったほうが良いからと
あまり言うので 分かっているからと言うと
「本当は帰って欲しくはないんだ」
と父が低い声で言った。

父の目を見て帰るからね!
途中で電話を掛けるからね

帰りも雨がひどかった。
霧もあり前が数メートル先も見えなかった。
21時頃、個室直通の電話に掛けた
父は起きて電話を待っていた。
今○○PAだから 大丈夫だからまた、家に着いたら電話するね
10時間掛けて家に着いた。
部屋へ電話を掛けた。
父が出たので家に着いたからねと言うと
安心したようだった。
「何かあったら電話をするからな」
といって電話をきった。