父が癌

父が入院して検査の結果 癌(胆管細胞癌)

抗癌剤 治療 末期がん

2007-07-17 19:06:30 | Weblog
今日、父の個室に電話をかけてみようと思っていたら
家の電話のベルが鳴った!
個室の部屋から父が電話を掛けて来た。

どうしたの?
今、担当の医師から説明があって
明日から、抗がん剤の治療が始まるみたいなんだと
心配そうな父の声・・
治療の説明は聞いたの?何て言ってた。
父は耳が遠い、母さんが聞いてたから聞いてくれ

妹が、担当医師から前日に説明があったはずなのに
連絡がなかった。
何も分からない 言葉に詰まってしまった。

お母さん、担当医師は何て説明してくれたの?
ジェムザールの点滴を3週間するって言っていた。

3週間って?お父さんの白血球少ないんでしょ?ジェムザールだけなの
白血球が今の病院へ来てから前より少なくなった。

大丈夫なの医師に説明聞いたの
がんセンターの○○医師は輸血をしながらジェムザールの点滴を最少量から
して様子をみながらすると説明があったけど
大丈夫なの?どうなの?
母も分かっていないようだ 妹は聞いているはずだから大丈夫だ

お父さん、起って歩くのも大変なんだよ
歩くことが1人じゃ出来ないんだよ・・・
薬も効かないって痛がっているよ!
退院するってきかないんだ!
付き添うのもダメだって婦長さんに言われたし

今までは、何で付き添いが出来たの?
特別に許してもらえたんだけど ダメだって 完全看護だから
抗癌剤の治療が始まるから母も心配なんだと思う。

色々話をしているうちに母も辛くなって来たのだろう
後で妹が来るから聞いてくれと言って 電話をきってしまった。

電話では何も出来ない 
抗癌剤の治療はしないほうが・・
辛い治療になるかもしれない
やめて緩和治療にしたほうが
私も辛い
 
携帯を見たら妹から電話が来ていた。

お父さん全身の骨にがんが転移していて
放射線治療は出来ないといわれたと妹が言っていた。

がんセンターの医師は放射線治療が出来ると言っていたのに
「どうして!せめて右の太もも折れてしまいそうな、酷い部分だけにでも
 出来ないのだろうか どうして」
詳しいことが分からない!日程が会わなくて詳しい説明を医師に訊くこと
が出来なかった。

今の病院の看護師が、がんセンターでの父のがんの告知は受けている
のかどうか詳しい状況を教えて欲しいと言ってたから電話してねと妹が
言うので電話をした。

がんセンターでの状況を説明した。
父は肝臓がん、胆管細胞がん、原発の骨転移がんです。
手術をしてがんを取ることは出来ません。
骨に転移していなければ 手術が出来たのですが
余命の告知はまだ父にはしていません。
がんセンターの医師の判断です。
分かりました。

がんセンターの薬の処方を教えて下さい。
薬の処方は、MSコンチン 朝1錠 昼1錠 夕1錠 吐き気止め1錠
痛いときに オプソ 10日分 15包出してもらっていました。
痛みはとまっていました。
オプソは1日 2包~3包みでした。
分かりました。

看護師「お父さんは、癌だと思っていないみたいですが!
    ヘルニアだと言っています。」

父は、辛いから信じたくないんだと思います。
命の短いことを分かっているんです。
体が弱っていく状況を認めたくないのです。
言葉が詰まってしまった。「涙が溢れてきてしまう」

父は辛い治療は望んでいないんです。
緩和治療を痛みを除く治療をお願いします。
私も辛いです。
「余命を父に告げなければ先に進むことが出来ない
 辛くて言うことが出来るだろうか」
「・・・・」


父に電話をかけた。
お父さん 何だ 一言 激痛で苦痛の様子が声で分かった。
父は激痛から電話で話をすることが出来なかった。

母が変わった。
付き添いすることが出来るようになったよ!
看護師さんが、婦長さんに話をしてくれたんだって
良かったね。

薬も処方が変わったから良かった。
良かったね。

妹○○が仕事が終わってから病院に行くって言ってたからね
また、電話するね。

明日、抗癌剤治療が始まる。
”辛い治療になるのなら 途中でもやめてほしい”