新経口分子標的薬スチバーガ錠(3)
最近、手足症候群が悪化してきているようです。手のひら、指先、足の裏全般が少し水ぶくれの様に成り、立っているだけでも痛みを覚えます。裸足でフローリングのような平らな場所での圧着した時の痛み、少しオーバーですがカーペットの起毛した毛先が生花に使う剣山の上に足を乗せたような痛み、キーボードを打つ時に加わる力によって起こる痛みなどです。この様な状態ですから、歩くのも少しづつ難しく成って来ています。スチバーガ錠を使用してから1週間後に病院へ行った時に主治医が「タクシーでは無く歩いてきたんだね」と冗談のように話していたのは、この事だったのです。
スチバーガを飲用し始めてから、あと3日で3週間経つのですが、その間の経過を記します。飲み始めは胃もたれ感と声嗄れが4日間続いた後に顔・下腹部に軽い痛みと発疹が5日前後続きました。血圧の方は相変わらず下が88~100mm/HG、上が150~170mm/HGの高めで推移しています。ビリルビンの値は上昇するスピードが気がかりです。
もうすぐ2クール目に入りますが、このタイミングは重篤な副作用が起きる可能性があります。他の病気を併発して死亡する人も出てくるような時期なのです(肝臓系が多め)。主治医も減薬、休薬、中止などの判断する分岐点なので注意する範囲が大きくなります。もし、他の病気を患ったらスチバーガを直ちに中止して病を優先的に処置しなければ成りません。その後、病が回復したらスチバーガ錠の再開の是非を検討し、ASTまたはALTおよびビリルビンを相対的に考慮し(病に対し複数存在)グレード2未満であれば再開することに成ります。通常はこの様な状態が2~4回ぐらい続けばスチーバーガ治療は中止に成ります(繰り返すほど判断基準が高くなる)。すなわち2回目で治療中止の人も出てきます。
ASTとALT、ビリルビンにおけるグレード(CTCAE Ver. 3.0)の説明は次回に回します。
他人事とはとても思えません。
これ以上副作用なく治療効果がでますよう、祈っております。
手はともかく、足に痛みがくると仕事にも影響するのでこまります。ステロイドは効かないし…。