睡

アツサコボレル

コボレルアツサ

果てを見にいく

By Myself

『他人の意向を優先するあまり
　自分の望みや思いを封じ込めすぎると
　自分が「なにがしたいのか」「なにがほしいのか」
　しだいに解らなくなってしまう
　自分の感動、自分の好悪、自分の望み
　それを軸足に切り拓いてみる
　まずはそこから取り掛かろう』

白夜 Nelja

ツヅク

モロッコのネコ

外国にいくと
日本語が少し恋しくなるので
テレビのチャンネルを探して
NHKをみてしまう
モロッコのネコを撮った番組を
白夜の明るい23時くらいに
みていた

バランス

これでも懸命に
バランスをとろうとして
いるからにすぎないのに
それが伝わらないのは
アンバランスだからなのだろうか

プーシキン美術館展

2011年4月に開催される予定だったものの
震災と原発事故の影響で中止になってしまった
「プーシキン美術館展　フランス絵画300年」を
観に行ってきました
とても素晴らしい展示で
平日の月曜でも混んでいたけれど
しっかり鑑賞できて
特にゴッホの絵が一枚だけあって
耳を切り落として精神が病んでからの
絵だったのですが
それを目のまえにして
少し涙がこぼれました
ゴッホの絵はいつも思いますが
心の深いところで涙をこぼすような
感覚がします
ルノワールのポスターの絵「ジャンヌ・サマリーの肖像」も
とろけるような微笑みが
やさしく心を癒します

シャガールの哀しみ、コローの激しさ、モネの安らぎ
ドガの静けさ

横浜

夜の約束まで
時間が大分あったので
関内から桜木町へ移動して
横浜美術館を目指す
暑くて外歩くのが不安だったけれど
海風が心地よく吹いていて
陽射しが気持ちいいくらい
去年まで外出にはほとんど
日傘を持っていたけれど
今年はまだしまったまま
ずっと夏がニガテだったのに
夏の美しさにちょっと気づき始めて
体に馴染ませるように
生きている

スオメンリンナ島

この島はかつて要塞だった場所
現在では世界遺産にも登録されて
観光的な島だけれど
ちょっと道をはずれると
不思議な空気を感じる
少し離れた所に
サッカーのゴールポストがぽつんとあって
そこで子どもたちは遊ぶのだろう
既視感めいた感覚に立ち尽くして
ここにいる不確かさが
求めていたような気がする

ここにいるようで
ここに何もいないのかもしれない
物理的な距離を隔てて
もう戻ってこれなければ
いいのに
終わらせてしまえれば
いいのに