連なる波

連なる波のなか
のみ込まれまいと
挑みゆくサーファー

六本木にて

今日は「ライディング・ジャイアンツ」を観に
六本木ヒルズに行ってきた。

ノースショアを舞台に、海に魅せられたサーファーの姿が
ノンフィクションで語られてゆく
サーフィン映画を観るのは、初めてだったけれど
音楽も映像も良くて、あっという間の二時間でした。

印象に残ったのは、伝説のビッグウェイブに乗っているサーファーの
バックにかかっていた音楽が、「ジムノペディ」だったこと。
サーフミュージックもいいけれど、乾いたピアノの音が
凛とした雰囲気でよく合っていて、好きな組み合わせでした。

写真は六本木ヒルズから
どこまでも無機質な街だなぁと、改めて感じました。

波が上がると

波が上がった日
一本でも　多く乗ろうと
海との時間に
夢中になる　サーファー

波に乗りながら
笑顔になる　瞬間
それが撮れると
すごく　うれしくなる

また、そんな笑顔を　
撮りに行こう

江ノ島へ

夢に　みる
夢を　みる

眠れぬ　夜も
なみだの　　朝も

ずっと載せようか　迷っていた
江ノ島の写真

05．06．07

台風の海で

うねりの入った　台風の海
サーファーの入れるポイントは
限られている

それでも　あきらめきれずに

海から　あがっては
また海へ　もどってゆく

私は海へ　入らないけれど
何度も振り返って　
去ることのできない　気持ち
同じように　感じている

GREEN ROOMにて

ひとりきり　海で撮った後の
仲間たちと　過ごす時間

陽気で　楽しくて　肩ひじを張らないで

いつも　ありがとう

海に　行き続けていて
海が　結び付けてくれた

駆けるすがた

この瞬間が
あじわいたくて
ここにいる

夕方の鵠沼には
そんなうしろ姿が
あふれている

明日は台風で
うねりが起きるそう

サーファーのいい瞬間を
たくさん　撮れるように
海に　向かいます

日曜日 空の下で

今日も　東京の空の下
あなたは　闘っているのだろう

日曜日
あなたに　安堵の朝が
訪れるように

永代橋

今日は森山大道の写真展を観に
茅場町へ向かった

「ブエノスアイレス」の風景
混沌としていて
密度の濃い　街
惹かれてゆく

観終わって近くを歩いていると
隅田川のひろがる永代橋
すぐそばには
佃島の高層マンションが
堂々と　立ちはだかる

あのとき　すれ違った
あの人は　あなただろうか？

振り返らずにいたことを
今になって　後悔している

鵠沼スケートパーク

この場所が好きで
サーファーを撮りに行くときは
ここに座って　レンズを交換したり
ひと休みしている

波の音
子供たちの楽しそうな笑い声

日が暮れて　暗くなると
撮るのを終わりにして
ここに座り　江ノ島を眺める

くるくると　まわりながら
一定のリズムで　放つひかり
灯台が照らし出す
夜の始まりを　告げ
また　朝を迎えるまで

凪いでいる海を
やさしく守るかのように