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Dozeのほほん絵日記

江東区清澄白河のアロマ&リフレサロン「Doze(ドウズ)」です。
サロンのこと、日々の出来事を綴っています。

ミュージカル レベッカ

2008-04-10 | 演劇・映画
昔むかし、20年くらい前に読んだ文庫本「レベッカ」。
ミステリー小説でとても暗い雰囲気の作品で、結局途中で放りだし
そのまま本棚に眠っていました。
それが20年経ち、お風呂で読む本が何かないかなあと本棚を見ていたら
ちょっと茶色くなってしまった古びた文庫本が目に留まりました。

そういえばミュージカルになるんだったな…と思い出し
早速お風呂に持ち込んで読み出しました。
昔、暗くてちょっと読みにくいと思った本が
すらすらと頭の中に入っていき、映像まで浮かんでくる。
20年の月日とは、こういう事まで変えて行くのですかねえ。

ミステリーなので、どうなのどうなの?次どうなるの?
という面白さがあり、でもやっぱり暗さは充分にありました。

この本がミュージカルに?
どうなるのさ。
というわけで、昨日見て参りました。
場所はシアタークリエ。以前芸術座があった場所に
新しく建てられた劇場です。
先月まで森光子の「放浪記」をやっていたところです。
舞台はビルの地下2階にあります。
こじんまりとした…というか、狭いところに無理やり座席を作った感が
どーしても拭えなかったです。座席が狭かったな。
飛行機のエコノミー座席くらい??

でも文句は言えない。だって1列目センターの席だったのですから。
前には誰もいないのです!!
私の前は役者さんなのです。
オーケストラボックスも客席には設けられておらず、舞台袖に
作ったらしく、舞台まで2メートルくらい。
歌舞伎の舞台と似ていますね。
歌舞伎にオーケストラボックスはありませんからね。
こんな席で見られる事はもう2度とないだろうと思います。
ミュージカルでは小さいマイクを顔に付けていますが
これだけ近いとマイクを通した声ではなく、「そこで歌っている声」が
ダイレクトに聞こえてくるので、まずそれに感動します。
汗も涙もつばも、おまけに役者さんの皺もよーく見えちゃいます。

主演の山口祐一郎さん、レ・ミゼラブルを見てファンになりましたが
あんなに傍で見たら、でかいでかい。
普通でも1列目だと見上げてしまうものですが、彼は特に大きいので
うわぁぁ、でっかいなあという感じです。
最初台詞が多く、いつ歌い出すのだろうと思っていたのですが
難しそうな曲を歌い上げていました。
舞台栄えする人なんだなあ、あの人。

圧巻だったのはシルビア・グラブ。
高嶋兄の奥さんね。彼女の歌も凄かったし、顔も恐かった(^^;
能面のようで。
歌っている時、瞬きをしないのですよ。
どれくらいしないのか、こちらもずっと瞬きをせず見ていたのですが
ドライアイになりそうで負けてしまいました(勝負してどうする!!)

「わたし」という役名の大塚ちひろさん。
先日ちょこっとテレビドラマを見ましたが
歌っている彼女の方が好きだな。舞台前半からポロポロと涙を流し、
え?もう泣いちゃうの?そんなに悲しいの?
などと、そんなところにも目が行った、1列目センター席の観劇でした。
音楽は綺麗です。
シルビアが歌う曲のメロディが頭の中をグルグルと回っています。

カーテンコールの時、私のすぐ後ろの方で
「ゆーさん!!ゆーさん!!」と叫んでいる方がいましたが
それに反応したのか、役者さんたちが笑いをこらえていました。
それにしても凄い叫びだったな。。。。

休憩25分を挟んであっという間の3時間でした。
ただ休憩時のおトイレに長蛇の列。ほとんどこれに時間を費やされました。
劇場の外に出られるので、昼間だったら隣のシャンテのおトイレに行くなど
その方が早いかもしれません。
あと、今の劇場では皆そうなのでしょうか。
薬を飲みたくてお水を買おうとしたら、お水は無いとのこと。
仕方がないのでお茶と思ったのですが、ペットボトルは無いと。
薬を飲むだけなのにお茶全部飲めないし、全部飲んだら、絶対観劇中に
おトイレに行きたくなると思ったのです。
ペットボトルなら余った分は自分で持っていられるのに…と。
お水くらい小さいペットボトルを販売しても良いのではないかしらねー。

おまけ
1列目で発見した事。
役者さんの鼻の穴の形を結構堪能してしまいました。
ちひろさんの形、綺麗にそろっている。なかなかよろしい。。。。
山口さん、うーん、左右で違かった!


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7 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (Unknown)
2008-04-13 00:01:41
「レベッカ」も気になっていたのですが、予算オーバーで断念しました(^^;)
すごく良いお席で見られたんですねー!
歌舞伎で言う水かぶりですね。
しかし山口さんの鼻の穴...そうでしたか(笑)

ミヒャエル・クンツェの作品は宝塚での初演「エリザべート」にはまってどうしてもオリジナルが観たくなってウィーンまで行った事があります。もう10年くらい?前の話ですが。。いまも観劇は好きですがあの頃は観劇する事に異常に燃えてました(笑)

お水が買えないというお話にはびっくりしました。
まさかこれもテロ対策なのでしょうか???
返信する
Unknown (MAJO)
2008-04-13 00:03:23
すみませんunknownで送信してしまいました。
前の投稿主は私ことMAJOです。
もうしわけありません、、(^^;)
返信する
凄~い (yuko)
2008-04-13 20:54:48
MAJOさん

凄いですね!ウイーンまで行ったとは。
エリザベート、未見なんです。
今年は是非見てみたいなと思っています。
MAJOさんは行かれますか?

レベッカ、あの長い小説を良くまとめた作品に
仕上がっていました。
それにしても、クリエ、最前列でも最後列でも
座席の値段が変わらないというのは、
なんだかなあという感じがします。
女性に優しいという面を打ち出している劇場ですが
私は特にそれはあまり感じませんでした。
演じる方々はあのくらいのキャパというのが
好きな方が多いみたいですけど
こんじまりとした空間で良かったなあと思うのは
四国の琴平歌舞伎の金丸座でしょうか。
金丸座でミュージカルは無理だけど
圧迫感はまったく無く、素敵な空間でした。

そうそう最前列は普段見られない鼻の穴が
見られますよ~(^^)
返信する
影響されて (千秋@ヒロ)
2008-04-29 09:57:32
「レベッカ」私も本棚に放置してあって、
Dozeさんのブログを見て、「よし、読んでみよう」と読み始めたら、夢中になりました。
あ~、面白かった。
ブログで紹介しくださって、ありがとうございました。

あまり取り柄もない若い娘が、
シャキンとしていくところに、感情移入。
年齢的には、レベッカに感情移入?

(私が死んで、若い奥さんもらったら、
どんな風に影響を与えるかなんて?)

でも、最後、幸せになれたでしょうね。
愛されれば、それが一番です。

ミュージカルは、どんな終わり方を
するのでしょう?
返信する
本棚に眠るミステリー (yuko)
2008-04-29 19:10:31
千秋さん

千秋さんのところも眠っていたのですね!
レベッカはいつ出てくるのだ?とずっと思いながら
読んでいましたが…、遂に出てこない。
でもレベッカの影はマンダレーのお屋敷の
あちこちにあるんですよね。

「わたし」がシャキン!としていくところ、
ミュージカルでもそういう雰囲気を良く
出していました。

終わり方はですね…、本と同じです。
ウイーン版ミュージカルでは派手に
本物の火を使うそうですが、日本は消防法で
そうはいかないのでしょうね。


返信する
えー、観たい! (千秋@ヒロ)
2008-04-30 08:27:29
実に面白そうですね!
でも、マンダレーが燃えてしまい、
レベッカの影も消え、
その後二人は、幸せになった気がしませんか?
こういうハッピーエンドもあるかなって。

6・7月は東京にいます。
舞台いっしょに観に行きませんか?
メールしますね。

ありがとうございました。
返信する
行きましょ!行きましょ! (yuko)
2008-04-30 10:17:58
ちあきさん

燃えてしまって、初めて穏やかな生活になったのでしょうね。
静かな生活を2人で送ったような気がします。

6・7東京ですか!
レベッカは6月末までなので、日程が合えば
是非ご一緒いたしましょう!!
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