Dozeのほほん絵日記

江東区清澄白河のアロマ&リフレサロン「Doze(ドウズ)」です。
サロンのこと、日々の出来事を綴っています。

坂東玉三郎特別舞踊公演 日生劇場

2011-10-23 | 演劇・映画

 

日生劇場で行われている坂東玉三郎特別舞踊公演に行ってまいりました。

演目は「傾城 吉原絵巻」「藤娘」「楊貴妃」の3つ。

それを3時間くらいのなかで玉さまひとりで踊るのだから、大変ですよね~。

舞台人に年は関係ない!と思いたいけど、もう61歳ですよ!

祐さま55歳も信じられないのだけど、玉さま61歳も信じられない。

2人の共通するところはこの世のものじゃない役が良くお似合いなところかしら。

それと舞台に立ったときのオーラが2人とも凄い。

さてさて、玉さまの舞踊を見るのは久々です。

前から2番目のお席が取れまして、着物でいそいそ出かけました♪

双眼鏡がなくてもお顔がよく見られるってやっぱりいいわあ。

あ、でも最前列で双眼鏡使ってた人がいたのですが・・・どんだけお好きなんでしょう(ーー;

指の動きや表情が良く見えて、玉さまがこちらの方を見る表情をされると、

なんだかドキドキしちゃいました。

どの作品もため息ものでしたが、とくに楊貴妃は、わたくし、口をぽかーんと

開けて見ていたような気がします。

あまりに美し過ぎて。

楊貴妃のセットはシンプルで、白い薄いカーテンが何層か下りている

だけですが、そのカーテンの揺れと玉さまの浮いているようなふわ~っとした踊りが、

そして胡弓のなんとも儚げなメロディーが独特の世界を作っていました。

会場全体が息を呑むような雰囲気で舞台を見つめているのがジワジワと感じられ

幕が下りたときの拍手も凄かったです。

歌舞伎と違ってカーテンコールも何度かありました。

玉さまの踊りを見ていていつも思うのですが、力みがまったく感じられない動きですが

(プロ中のプロですから当然といえば当然なのですが)

本当は物凄い筋力を必要とするのだろうと。

でもそれが踊りにはまったく見られないので、自分の仕事もこんな風にいけたらいいなーと

いつも思うのです。

ついでに言うとフラも、力みのない踊りというか、あんな風になりたいなーと、思うのであります。

数年ぶりに行った日生劇場ですが、邦楽をこの劇場で見たのは初めてでしたので、

三味線の音が凄く響くんだなーと感じました。バチの音も。

音響は帝劇よりこちらの方が良いのかしら。

ロビーはちょっと寂しかったですね。

歌舞伎座や博多座のような活気は見られなかったです。

しかし!美しいものを見るのは、やっぱり良いです!幸せな気持ちになります。

日生劇場の前が帝国ホテルですので、せっかくだから写真撮ってきました~。

バックの花がこれまた美しかったです!



最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (miho)
2011-10-24 23:17:52
私も見に行きたかったです!
現実離れした美しさとオーラで、玉さまを初めて見た時の衝撃は今だ忘れられません!
祐さまと玉さまに共通点があるのも面白いですが、「私ってもしかして人間離れした妖しい雰囲気の人に弱い?」と思うとちょっと笑えます(^_^;)

着物で観劇、素敵ですね!
憧れます
返信する
同じ(^^) (yuko)
2011-10-25 10:31:23
mihoさん
私もmihoさんと一緒で、「人間離れした妖しい雰囲気の人に弱い」です(^^)
でもこのお2人以外にそういう方いるかしら。
玉三郎さんの鷺娘はもうやらないそうで…非常に残念です。体力の問題だとか。。。
新しい歌舞伎座が出来たら、是非観劇しにいらしてくださいね。
お着物、着付けいたしますよ♪
返信する
Unknown (MAJO)
2011-10-25 13:49:58
yukoさんのお着物姿もうつくしいですねーー^^
玉三郎さん61歳ですか・・でも年齢なんてひとそれぞれですよね。
身体の具体、精神の具合・・そういった意味でもプロとして
ご自身をよくしっておられる玉三郎さん。
鷺娘はもう踊られない、という引き際も潔良く美しい。。

「楊貴妃」もう10年以上前に歌舞伎座で見た時は、
幕見席だったのですが、劇場中が天界へとつれていかれました。隣の席の年配の女性も言ってましたが、足が地に着かない感じ。。集団トランス睡眠状態・・・・あんな舞台は初めてで忘れられません。

今回の公演も行きたかったのですが仕事の都合でいかれそうになく・・・これだけの舞台を観のがし犠牲にするのですから、玉三郎さんの舞台にひけをとならい仕事ができるよう真摯に立ち向かおうと思っています^^

とはいえすごく気になる舞台でしたので、
yukoさんのご感想拝見出来てよかったです^^
ありがとうございます!

返信する
MAJOさん (yuko)
2011-10-25 21:19:05
MAJOさんも気になっていた舞台だったのですね!
2009年1月の鷺娘を見たのですが、あれが最後だったと知ったのは最近です。
引き際の美しさも含めての玉三郎さんですね。
数日前のテレビのインタビューで、指導も演出も自分が舞台に立ててこそ…だそうです。

集団トランス睡眠状態…確かに確かに(^^)
前述の鷺娘の時もそうだったのですが、
客席の空気が変わるのがすごく分かるんですよね。今回も客席全体が息をこらして見つめている、前方の席だったので背中でそんな雰囲気を感じていました。
やっぱり、凄い人だなーと思います。
一緒に行った方とも話していたのですが、同じ時代に生きていられて幸せです。
返信する
あら、素敵!! (はっさく)
2011-10-26 09:02:05
yukoさんのお着物素敵です。
どちらのマダムかと思いました

筋力があるからこそ見てる方には力みが無く感じられるんだね・・・。
やっぱり全ての踊りは体幹を鍛える必要があるのでしょうね、つくづく感じます。
仕事も、自分自身の知識と経験と能力がしっかり備わっていないと余裕のある仕事ってできないものね~
何事も精進・・・ですね。
返信する
いじじマダムです。 (yuko)
2011-10-26 10:00:11
はっさくさん
うふふ。
どこのマダムか?
石島在住だからいしじマダムとしといてください(^^)
ほんとに、すべてにおいて何よりも体幹だわよね~。
私の仕事は肉体労働で、ある意味ダンスのような、流れるような施術を常に心がけて、イメージはまさに玉三郎さんの踊りなのです。
はっさくさんにも一度見てもらいたいなあ、玉様の世界。
返信する

コメントを投稿