今日はお彼岸、ということで仕事が終わってからじいちゃん&ばあちゃんのお墓へ。
平日にこ~んなにで、ちょっと悔しい気もするけれど、まあ、きっと2人ともかわいい孫がお墓まいりに来てくれて喜んでいるだろうからよしとしよう
それはそうと・・・・
山に行けない時は本を読むに限る。 それも私の大好きな星野道夫さんのね この星野さんの写真集は気が向いたときにパラパラと気軽に読めるのでとてもいい。
この本を開くのは去年以来かな。確か、仕事が大変で辛くて悩んでいた時期だったと思う。
きっと、同じ春が、すべての者に同じよろこびを与えることはないのだろう。なぜなら、よろこびの大きさとは、それぞれが越した冬にかかっているからだ。冬をしっかり越さないかぎり、春をしっかり感じることはできないからだ。それは、幸福と不幸のあり方にどこか似ている。
「Michio's Northern Dreams オーロラの彼方へ」
この言葉がずっしり胸にきたのを覚えている。不思議なもので、同じ本を何回読んでも、そのときの自分の置かれた状況や気持ちで心に残る言葉が違う。
私はきっと何かを求めている時、知らず知らずのうちに彼の本を開いているのだろう。彼の言葉は私に何かしらのヒントを与えてくれているような気がしてならない。
そして約1年ぶりに開いた今日。あるページに目が釘付けになってしまった。
人は生きているかぎり、夢に向かって進んでいく。
夢は完成することはない。
しかし、たとえこころざし半ばにして倒れても、
もしそのときまで全力をつくして走りきったならば、
その人の一生は完結しうるのではないだろうか。
「Michio's Northern Dreams ラブ・ストーリー」
私は今まで大好きなクマに襲われ亡くなってしまった星野さんを可哀相だな。さぞ心残りだろうな、とずっと思っていたのだ。
しかし、違ったんだね。
たしかに夢は完成しない。一つ叶えたら、また次の夢・・と後を絶たない。私ってなんて欲深いんだろうって思ってたけど、それでいいんだ。夢は終わらない。
大切なのは過程。それまでにどれだけの情熱を持って、どれだけの努力をしたかなんだなあ。
道夫さん、ありがとう
私の夢、一つ叶える決意をしたよ
>たとえこころざし半ばにして倒れても、
もしそのときまで全力をつくして走りきったならば、
その人の一生は完結しうるのではないだろうか。
今の僕はまさにその生き様。後先考えずに目の前のことだけに集中している僕を「もっと考えて器用に生きろよ」と言う友人もいますが、アリとキリギリスならキリギリスを選びたいものです。生きるために働くより、生きていた証を残したいのです。老後がたまに不安になりますがそれはその時です。
アリとキリギリスですか。
それぞれ対照的な生き方だけれど、どちらがいいとも悪いとも言えないですね。
ただ、これをしたかった、あれをしたかった・・と後悔するような生き方だけはしたくないなあ、とは思います
私の場合、なんとかなるさ主義の楽天家なだけですが・・
そう、そう。そのときはそのとき
この星野さんという人は「しあわせ」とは自分で感じるものだって事を知ってる人だと思いました。
そうやって自分の人生の中で開いてしまう本があるという事はいいですよね。私にも実はそういう本があります。
その時々の心の状態や起きた出来事によって受け取り方が違って、そしていつも力をもらえる。前に進む力を。
すごいメッセージを残して、本当にその言葉のままに生きて、人生を完成させていった方なんですね。
いい事を教えてもらっちゃいました。
rommyさんありがとう
私も星野さんを教えてくれた友人には、ほんと感謝してます。
写真もすごくいいですよ。
でも、一番好きなのはやっぱり私のHPのタイトルにもなっている「旅をする木」なんです。
自然に対する優しさや畏怖、そういうものがいっぱい詰っています。
プカプカさんにとってもそういう本があるんですね。今度こっそり・・教えてください