最近の中国関係報道から思うところ。

2010年03月24日 | 中国のあれこれ
 オバマ大統領が日本・中国を訪問したのは確か去年の後半だったと思うが、最近は中米関係はあまりよくない(少なくともそのように演出されている)。
Googleの前にあったこの手の話題は、台湾にアメリカが武器を売るかどうかと言う件。

 正直中国ではみんなGoogle使ってないです。
 普通は百度(baidu)使って検索します。ただ、Googleのように、一番みたいページ、公式サイトが一番上に出てこないのが腹立つ。
とりあえず今はGoogleにアクセスできているので問題ないです。
検閲があるかどうか以前に、中国からアクセスできないサイトはいくつかあって、
 Youtube
 Facebook
Twitter
 これらはVPNみたいなのを使って中国国外を経由して接続するか、日本に帰ったときにまとめて見るかです。すみません、まだ返事できなくて。
Googleは亜米利加政府と組んでBigBrother的なことやっているだとか批判しています。たぶん中国政府にもそういう情報収集システムがあると思います。例えば、QQとか。

 TOYOTAについて
 TOYOTAの豊田社長が北京で頭を下げたのは中国では理解を示してもらっていると思います。中国でもトヨタ車は人気です。プリウスはまだみたことないですけどね。大体、偉い人がみんなの前で、しかもまだ自分のミスかどうか確定していない段階で「すみませんでした」と頭を下げると言う文化はまだ中国にはないと思う。さすがお客様を大事にする日本文化と取られてるとおもう。
中国のニュース解説等では、繰り返しTOYOTAを擁護するような内容のものが放送されています。例えば、TOYOTA社より、GMとかのほうがリコール車数が多いとか、アメリカ政府はPatriot的にTOYOTAをけなしているとか。でもTOYOTAのリコール車って、全部アメリカで作ってたんじゃなかったっけ?
というか、GMとかFordとか倒産しかけた自動車会社を助けると決めて、いろいろ例外的なこともやって、挙句やっぱり業績がよくなくて倒産したら政府として面子がつぶれるから、とりあえず競合でも叩いとこうって感じかなと思います。

 アメリカが国家を挙げてTOYOTAに対して行った批判に対抗したのか、3.15(消費者保護の日)に行われた、ヒューレット・パッカード社に対する攻撃もちょっと残酷だったんじゃないかな。要はHP社は中国の法律が決めた手続き(三包規定)に則って修理・交換してないという話なのだ。たぶん陰謀ではなく事実なのだと思うけど、CCTVで大々的に放送されたので、中国全国民が知るところとなった。これも一種情報戦、経済戦争っぽくて、なんとなくいやですね。もちろん、大連も含めてHPで働いている中国人は多い。次はHPのPC買うかな。