日本の政治はレベルアップできるか ねじれはピンチでチャンス！

衆議院と参議院で与野党の議席過半数保有が逆転したねじれ国会となりました。
ていうか、ねじれって与党がごり押しできなくなるので議会政治にはプラスでもあるんです。

今の日本の政治は世界に比べ大変稚拙です。
その理由が○か×しかないこと。

ねじれというのは世界の複数議院制度国家にとってよくあることです。
ならば法案はぜんぜん通らないのか。
そんなことはありません。
与党と野党が審議をきちんとし、お互い歩み寄って落としどころを作るのです。
日本でもやっているか、というと答えはＮＯ。
所属政党の上層部が決めた賛成と反対に従うのみ。

日本のような国会審議、委員会で子どもじみた悪口合戦に時間オあまり使いません。
でもこれ、普通ですよね。
だって政党優先している日本の政治家がおかしいだけで、本来国民にとってよいか悪いかで賛否を決めるのが議決ですから。

民主主義とは数の暴力である。
よく言われる皮肉です。
日本の政治は過半数が割れると歩み寄りや協議をさっぱりしません。
必ず連立で議席数を整えに行きます。

日本の政治が協議をし、国民のために努めるのであれば、与党と野党で口喧嘩なんてする時間は１秒もありません。
日本企業の代表が集まる場では必ずこういう意見が出ます。
「政争のために貴重な時間と経済復活のチャンスが減っていく」と。

今はピンチでチャンス。
この機会に日本の政治が大きくレベルアップできない限り日本経済が立ち上がるのはより困難になるはず。
ぜひがんばっていただきたい。

といっても期待できそうな代表は見当たりませんけどね。
議席数の足し算引き算しか発言、行動はしてないし。
メディアも同じレベルですが、同じくレベルアップして実りある議論を取り上げてほしいものです。
そしてミーハーな国民ももっと政治の本質に興味を持ってほしいですね。