おおひなたごう◆SILVERY NOTE

ギャグ漫画家おおひなたごうのブログ

R-1ぐらんぷり辛口批評

2007年02月19日 21時10分57秒 | テレビ

R-1ぐらんぷりは、なだぎ武が優勝したワケだが、
というか、なだぎ武以外に誰一人として面白くなかった。
一人一人の感想を正直に書いてみますが、
かなり辛口です。その辺をご理解の上お読みください。


土肥ポン太、無駄が多い。最初のモノボケとか全くいらない。制限時間が限られている短期決戦でモノボケとかやってる時点でもうダメ。

徳井義実、わざわざピンでやるほどのネタか?
福田のツッコミがないのでキャラが全然生きてこない。

大輪教授、このネタ前にどっかで見た。ツカミからしてスベっているので、段々と焦って明らかに早口になっている。ああいうネタは考えオチなので、早口は致命的。

友近、これも無駄が多い。というか、オッサンの無駄っぷりをネタにしているのだが、ヤマがない。オッサンのキャラでで見せるんだなということは早い時点でわかってしまうので、予想を越える見せ場がないと面白くない。

ウメ、これも何度か見ているので、パターンが読める。初めて見る人は新鮮かもしれないが、何度か見ている自分にとってはこのパターンしかないのかとがっかりする。ただ、しゃべり口調には独特のモノを感じる。しかしそれが笑いに繋がるにはまだ時間がかかりそう。

やまもとまさみ、出オチ。顔の落書きだけでどこまで引っ張るのかと思っていたら、腕や足の落書きにまで発展していったので、「オッ」とは思ったが、結局上半身の背広落書きオチ。その程度か。もう三ひねりくらい行けるだろう。

バカリズム、個人的に好みなのだが、これもひねりが足りない。イニシャルネタはとっくの昔に施川ユウキがやっているし、それを越えてない。これも友近同様、早い時点でネタの方向が見えてしまっているので、もっと飛躍しないと笑いに繋がらない。

なだぎ武、唯一笑った。普段友近とやっている海外ドラマの吹き替えネタは今一番面白いんじゃないだろうか。ただ、どの芸人にも言えることだが、オチが弱い。それが考えに考えたオチなのかと疑問に思う。お笑いの場合のオチは、暗転があったり決め台詞や音楽で終えられるので、大したオチでなくとも「終わった感」がある。どの芸人もそこに頼りすぎだ。逆に言えばオチを作り込むことで他の芸人との差別化を図れる。そこに早く気がつくべきだ。

ということで、全体のレベルは低かったが、なだぎ武の優勝は妥当な感じがしました。


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