大きな世界の小さな部屋

まぁ色々とヲタ趣味に関した話題をうんたらかんたらと…あと動物ネタなんかも。

リンカネーション!その⑬

2008年12月27日 22時37分05秒 | ヘケヘケTF
続いては、ヘケヘケ内でトリプルチェンジャー第二弾を飾ったデストロン補給兵“オクトーン”。


アストロトレインが太目なプロポーションだったのに対し、オクトーンはご覧の通りスマートな体型をしているのが特徴です。一応アニメ設定に近いデザインではあるんですが、オクトーン
自体がかなり地味なデザイン&立ち位置だったので極めて印象が薄く、どうもはっきりと“アニメ設定に近い!”と言いきれないんですよね。っつーか、なんでブリッツウイングを差し置き
こいつを製品化したんだ…?背中に翼は珍しくないですが、それにローターが四つ付いているというのは珍しいですね。向かって左手に持っている大型武器、これは本来は水平に
伸ばすのが正しいのですが、それだと画像に入りきらないのでこの形に(開いた状態は後ほど)余談ですが、商標登録に引っ掛かるとかで商品名は“デストロンオクトーン”となって
います。こういうバンダイみたいな見苦しい真似をして欲しくないです。それに海外版には“メガオクトーン”ってキャラがいたんだから、そっちにすりゃいいじゃん。


ご尊顔拝見…アニメ設定のオクトーンはどちらかと言うと若々しいチンピラ顔していたんですが、顔は兎も角
それ以外の部分のせいで年取った梟っぽく見えます。しかしこの顔つき、イメージ的にはオクトーンよりフレ
ンジーっぽく見えるのは私だけでしょうか?首の位置はここが定位置で、残念ながらこれ以上は上に行か
ないので、すごく座りが悪いです。

設定ではかなり意地悪な性格で、体内にある燃料タンクに常に大量の燃料を備蓄しており、自分の価値を
分からせる為に他デストロン兵士を燃料不足にさせ、それを見物し命乞いをさせるのが趣味だとか…ホンッ
トーに嫌なやつだ、ダフ屋かお前は。アニメ本編では巨大デストロン兵士“ダイナザウラー”を抱き込みデスト
ロンに反旗を翻しましたが失敗、流れ流れてサイバトロン戦士“サンドストーム”と巡り合い、彼の優しさに心
を打たれ友情を育み、彼と共に逃避行するという中々面白いキャラでした…きっと当時の腐女子たちは彼ら
のやおい本を作ったのでしょうなぁ。しかしその後、何食わぬ顔でデストロンに参戦していたので“おや?”
と当時の私は戸惑ったのですが、当時刊行されていた雑誌“コミックボンボン”にて連れ戻されて洗脳された
とフォローが入っていたのを覚えています。まぁ、TFってその辺が凄くいーかげんですからねぇ。
話を戻しますけど、何をやっても報われない奴ですなぁ。逃走中に宇宙船の中で巨乳アイドルビデオ見始めた
瞬間、宇宙船が爆発した事もあったあった…そんな事すら許されないのかオクトーン。

付属コミックでは、輸送作戦を実行しつつ自分が三段変形できる事を利用しサイバトロン戦士“ランボル”&
“ストリーク”を幻惑するも、ランボルの飛行能力を忘れあっさり撃退されてました…一応輸送任務は成功した
のですが、その輸送物資を使った作戦そのものが後に大失敗するのでした。何をやっても報われないヤツだ
オクトーン…日頃の意地悪さが祟っているんでしょうか?


可動の方は、アストロトレインと違い体形が細見なので干渉箇所が少なく、それでいて基本的な関節はすべて備わっているのでよく動きます(手首も回転可動)。
しかし肩関節が独特で…本体と肩アーマー、肩アーマーと上腕部とそれぞれ別のボールジョイントで接続されています。つまり肩は二重関節になっている訳です。
こう聞くと幅広い可動を期待出来そうですけど、実際は肩アーマー+上腕部の関節は上腕部の形状の都合で肩アーマーと干渉し、思うように動かせないというの
が実情です。折角の二重関節だと言うのに勿体無い…本当に何をやっても報われない奴だオクトーン。


武器は火炎放射機…TFにしては凄くシンプルで分かりやすい武器です。しかし、体内に燃料タンク持ってる奴が火炎放射機なんか使っていいんでしょうか…?一歩間違えば体内から
自分が火ダルマになりそうですが。それに使う相手は同じTF、金属生命体相手に火炎放射機って有効とは思えないんですけど…。そしてこの二つは右画像の様に連結できるんですが、
形状が悪い上にそれほど意味があるとも思えません。光戦隊マスクマンに登場したギャラクシーロボの持つ二丁のハンドガン、あれは銃口同士で連結させバズーカにするギミックが
ありましたが、それに比べたらもう雲泥の差です。余談ですが、ウチのはこのパーツだけが妙にヌルヌルします。よく滑るもんだから、手から取り落としやすいです。何故?


もう一つの武器がツインブレードシールド…これはビークル時に必要な余剰パーツを変形させたものなのですが、武器としての体裁はなんとか保てていると思います
(名前はシールドですが)。ハサミ状のデザインや大きさのお陰で、迫力はあるのですが流石に大きすぎ取り回しが大変で、しかも保持方法が拳に差し込むだけなの
でシールドとして使用する際に説得力に欠ける…せめて下腕部に付けられれば。リジェみたいに腰にマウント出来ればいいんですが、それすら出来ないので本当に
邪魔です。一応ビークルモードの時に使うジョイントもあるのですが、それは腹部中央にあるのでつけたら凄く目立ってみっともない状態に…。
もう、これ本当に邪魔!ムキー!


そしてトリプルチェンジャーですから、まずビークルモードその1。タンクローリー…タンクローリーなの!あちこちでそうは見えないって言われ
てるけどタンクローリーなの!しかし個人的趣味ではまぁ見えなくは無い、そしてこの形状は気に入っているので可。タンクローリーだけに
車体後部が燃料タンクな訳ですが、だからそんな所に火炎放射機付けるなぁぁぁぁぁッッッ!!!と気になる人は、運転席の方にもジョイントが
有るのでそっちに付けてください。ギミックはコロ走行のみです。しかし…ロボットモードで目立ったあの背中の翼は一体どこへ行ったのでしょうか…?


これは下から見た図ですが、運転席下にある四つのローター…そう、翼をこんな所に折り畳んでいたんですねぇ!
翼の有るものから無いものへの変形はその処理が課題ですが、これはうまく処理した好例だと思います。


そして第二のトランスフォーム。ギゴガゴゴー。


もう一つのビークルモード、設定ではガンシップとなっております。陸上メカから飛行メカになるのはトリプルチェンジャーのセオリーですが、オクト
ーンの場合はガンシップ…旧作ではジャンボジェットだったのですが今回はガンシップ…ああアストロトレインの悲劇がまた。しかしトリプルチェン
ジの醍醐味は十分味わえて、その証拠にさっきまでタンクローリーの体裁を保っていたタイヤやタンク、そして運転席等のパーツが全て隠れて
しまい、アストロトレインでは実現できなかったカラーチェンジまで完備しているのは本当に面白い。タンクローリーモードと違い、コロ走行だけで
なく各ローターが回転可動します。翼の中央にギアが有りますが、これにより変形時に翼を折り畳む時に一方の動きと連動しもう一方が変形
するオートモーフが働きます。


変形シークエンス。まず下面にあるパーツを外します。この時、邪魔にならない様に翼を真上に展開するのがお勧めです。


次に後部を開きそのまま後ろに伸ばし、水平尾翼を折り畳みます。そして今度は、機首を真ん中から二分割します。


それが終わったら最後部を90度折り曲げ、太股ロール軸から180度回転させます。これだけで、形が大幅に変化したのがお分かりいただけると思います。
そして、そのまま爪先を引き出します。


これが足なので、そこを使い垂直に立てます。そこから二つに割れたガンシップ機首を根元のジョイントを動かし、ロボットモードの肩の部分に持ってきます。


その状態から機首を展開し、腕を変形させます。その時、先ほど畳んだ翼は定位置に戻しておきましょう。


胸部パネルを一度折り畳み、それを摘まんで真上にスライドさせます。すると頭部が出てくるので、限界までスライドさせたら再び胸部パネルを
開きます。この部分は、肩ジョイントのストッパーも兼ねているのです。本当はロボットモードからタンクローリーへの変形シークエンスもご紹介
したい所ですが、その部分は本当に複雑でメガトロンさま同様に解説に非常に困難なので割愛…まぁそれはご自分の目で確かめて下さいな。
本当はこっちの変形の方がムチャクチャ面白いんですけどね、翼の格納とか。大体ただでさえトリプルチェンジャーは、ビークルモードの紹介を
どっちを先にするかで悩むのに…。それと、本編にてスタースクリームの亡霊を見て取り乱し、変形を間違いロボット&タンクローリーの中間形
態になるシーンがあるのですが、残念ながら再現は不可能です。これが一番やりたかったのですが、残念なことです。ふぅ。


オクトーン:ビデオでも楽しむとするかな…えーとかわいこちゃんを映した奴はと…おお、これこれ!

総評としては、オクトーンは結果的には変形の面白さを重視した仕上がりとなっています。
アストロトレインと違い、それぞれのモードへの変形がかなり複雑で、凄く弄り甲斐が有ります。ただ、それぞれのモードに来た皺寄せもヘケヘケ中で
トップクラスとなり、全体的に中途半端を下回るという残念な出来となってしまいました。価格帯をもう1ランク上げれば、素晴らしい出来になったと思う
のですがねぇ。


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