狸笑庵だより。

ここ狸笑庵(りしょうあん)を訪れる
野鳥たちとのよもやまばなし。

木の香り(その3)

2007-02-04 23:15:43 | Weblog
約束の朝9時に工房に到着すると、
すでにおじいさんは待っててくれました。
早速、機械室に入るなり手際よく
丸太を削りだした。
見る見る間にカンナ屑が下のかごに溜まっていく。
屑といえども、もったいない気持ちになってしまう。
「おじいさん、オレにもやらせてよ」と言いたいのだが
この機械は素人さんお断りです。
私の第二工房であるテニスコートに持ち帰ると
正夫さんが電動研磨ブラシで磨き始めた。
今度は言えたぞ!
「オレにもやらせてよ」

木の香り(その2)

2007-02-04 02:49:52 | Weblog
「ふれあい工房」にて切り出した丸太のカンナ掛けを始める。
市民に開放されているこの工房の存在を知っている人は残念ながら
少ない。カンナやノコギリやノミ、電動工具も無料の施設です。
カンナ掛けは思っていたよりも難儀な作業でしたが楠のほのかな
香りの中での作業は至福のひとときでした。
そんな素人作業を見ていた指導員のおじいちゃんが
とうとう見かね「明日の朝9時に来なさい。
私が機械でけづってあげるから」との嬉しいお言葉。
このおじいさんとはギターをここで作っていた時からの
知り合いです。
「ところであのビオラを作っていた方は最近見えますか」と伺ったところ
全然来ないんだよとの返事。
あのビオラは今頃どこかで素晴らしい音色を奏でているのでしょう。

がんばれ!絹さや。

2007-02-04 01:12:28 | Weblog
今年は異常な暖冬のようで
私の野菜達もすくすく育っているようだ。
十月に種を蒔いたさやえんどうも
けなげに霜にも、冷たい北風にも耐えている。
なんとか枯れないでこの冬を乗り切って欲しい。
2年前から始めた農業も、今では二人で
150坪の畑を持つようになった。
週末の休みしか野菜たちには会えないが
いとおしいものだ。
一緒にやってる先輩の大山さんがいい事を
教えてくれました。
「狸笑庵さん、野菜たちは、なんで育つと思いますか?
肥料でしょうか。違いますね。愛情で育つのです。」
なるほどな。