狸笑庵だより。

ここ狸笑庵(りしょうあん)を訪れる
野鳥たちとのよもやまばなし。

「若葉」と「もみじ」

2007-04-29 01:26:23 | Weblog
私の畑も俄然、春の風景です。
厳しい冬の北風にもめげず、霜にも耐え抜いた
そら豆やさやエンドウ達が生き延び
私と一緒に、はしゃいでいます。
花も咲きはじめ、まもなく実を持つことでしょう。
そら豆には天敵の「アブラ虫」が襲って来ましたが
もう慣れたもので少しも慌てたりはしません。

隅に写っているのは初めて乗った「オートマ車」です。
免許を取って30数年、「マニュアル車」一筋でした。
こんな田んぼ道で練習してます。
もちろん「若葉マーク」を付けていますが
口の悪い連中は「もみじマーク」も付けたらと言います。
「若葉」と「もみじ」を付けてる車なんて見たこともない。
だいいち季節が合わない。
こんな連中には「そら豆」は絶対にあげません。

獲らぬ狸の皮算用

2007-04-29 00:18:03 | Weblog
そろそろ里芋を植える季節です。
秋になると私達のテニスコートでは
恒例の「芋煮会」を開きます。
昨年も好評で4杯もお替りした猛者もいました。
皆さんが楽しみにしているので
今年も種芋を沢山購入しました。
会社の部屋の中は暑いので、ずっと外に置いておきました。
久し振りに見に行くと「あれれ?」 ありません。
掃除のおばさんがゴミと思い持って帰ってしまいましたが
無事に戻ってきました。「やれやれ」。

芋煮の始まりは江戸の時代、京都から最上川に物資を運ぶ
船乗り達が河原で地元の里芋と積荷の「棒鱈」を煮て
食べたのが始まりだそうです。
今日では同じ東北でも山形では「牛肉」、岩手では「豚肉」、
福島まで南下すると「鶏肉」を使うそうだ。
今年は「棒鱈」でやってみましょうかな。

あけましておめでとうございます。

2007-04-18 23:26:32 | Weblog
いつの頃からか、私の年の始まりは
菜の花の咲く頃になってしまいました。
この季節で、また一年が始まります。
なんとすがすがしく希望に溢れた年の始まりでしょうか。
気分がウキウキしてしまいます。
ここ狸笑庵の庭にもメジロ達と共に
新しい年がやってきました。
メジロを狙う野良猫たちはあいも変わらず
今年もやって来ました。

アコギな皆さんへ(その3)

2007-04-14 00:59:59 | Weblog
春のうららな昼休み、東京国際フォーラム前を
通りかかると透明感漂うアコースティックギターが
遠くから聞こえてきました。
その音に吸い寄せられるとコミック雑誌から抜け出して来た様な
「美青年」が演奏してました。
名はコフリン・ダニエル・エドワード君という24歳の青年でした。
アコギ一本で、どこまで表現できるのかと挑戦を続けているそうだ。
彼の繊細なフィンガーピッキングと時折、ボディをたたきながら
織り交ぜるタッピング奏法は今は亡き天才ギタリストの
マイケル・へッジズを聴いているようだ。
最後に演奏した「コーヒールンバ」は圧巻だった。

ダニエル君のソロギター・インストアライブが5月26日(土)に
行われるそうだ。
会場:御茶ノ水・クロサワ楽器・Dr.Sound 2階
料金;無料(定員30名・要予約)
開演:12時~13時
予約は03-3291-9791へ

是非、一度、皆さんも驚愕のフィンガーピッカー「ダニエル君」の
演奏に腰を抜かして下さい。

Ryの旅は続きます。

2007-04-11 02:02:17 | Weblog
旅する巨人・Ry Cooderはアフリカに向かいます。
そこで出会ったのがブルースギターリストAli FarkaToureでした。
Aliは以前から友達にJohn Lee Hookerのレコードを聴かされ
米国の黒人音楽に出会いました.
Hookerのブルースを聴いた時、最初は、これはオラが村の音楽を
聴いていると思ったそうです。
ブルースの源は「リマ」の伝統民族音楽でもあったのでしょう。
Aliと出会ったRyは意気投合し3日でアルバムを作ってしまいました.
「Talking Timbuktu」というアルバムです。
「Timbuktu」とは「地球の果て」という意味だそうです。
Ryとのブルースと言う共通言語での会話は楽しいものです。
人類は何でもいいからお互いに共通言語を持てば、
争いは避けられるのではないだろうか。
Ryの夢はAliとJohnのセッションの実現でしたが
二人はもうこの世にはいません。
天国での二人のセッションが聞こえて来ます。
たぶん、Ry Cooderは言っているのでしょう,
「オレも仲間に入れてくれよ」と。


アイルランドの風 The Chieftains

2007-04-03 23:44:48 | Weblog
昨日の新聞のコンサート案内の中に
見知らぬ演奏家の案内があり、どのようなジャンルの
音楽だろうと気になり、早速CDを購入しました。
1964年、結成で今年で45年を迎える「チーフタンズ」と言う
母国では「国宝」と言われるグループでした。
聞いてみるとアイルランドに古くから伝わる民族音楽でした。
楽譜も残さず、口承で今日まで伝えられてきたそうです。
その人たちが6月に来日公演を行うそうだ。
もう居ても立ってもいられません。
早速、演奏会のチケットを予約してしまいました。
当日は「元ちとせ」さんもゲストで参加するそうです。
極東の島「日本」と極西の島「アイルランド」の融合です。

ケルト民族は長く英国の支配下にあり迫害と悲惨な歴史を
生き抜いてきました。
その苦しさに耐えかねアフリカやアメリカに逃げ延びました。
アフリカでは「ブルース」に、アメリカでは「カントリー」へと
発展していきました。
アフリカから奴隷としてアメリカに渡った人々は「カントリー」と
出逢い、そこで「ROCK`N‘ROLL」になりました。
今、私たちが聴いている音楽のルーツはアイルランドの街
「ダブリン」にあるのではないだろうか。
是非、訪ねてみたい街だ。

オメデタですヨ!

2007-04-02 01:03:59 | Weblog
この言葉を聞くと、うれしい人と
ドキッとして困った顔をする人がいます。
3週間前に蒔いた種が芽を出しました。
土の中から、けなげに生を受け、
必死に生まれてきました。
「ここから先は私が面倒を見るからね」と
思わず語りかけてしまう。
人は嬉しい時に「おめでとう」と言うが
語源は「お芽出とう」なのだろう。