狸笑庵だより。

ここ狸笑庵(りしょうあん)を訪れる
野鳥たちとのよもやまばなし。

秋祭り。

2009-09-24 04:40:42 | Weblog



利根川の流れる我孫子の布佐にある竹内神社の
祭礼が始まりました。
平将門の乱が平定した天慶3年(940年)に武内大明神を
奉斎したと伝えられる由緒ある神社です。
長い間、我孫子で暮らしていますが、この祭りに出掛けるのは
初めてです。

  
 

最終日の3日目は、神輿と各地区の5基の山車が町内を練り回り、集結。
夜には花火の合図とともに山車囃子方の競演が始まる。
若者は、お囃子に合わせ提灯を打ち振りながら飛び跳ね乱舞する。
この過疎化が進んだ町に、こんなに沢山の若者達がいたのだろうか。
都会に出て行った若者達は、ふるさとの祭りが忘れられず
帰って来たのでしょうね。

この会場の前には、今は誰も住んでいない一軒の家が
ひっそりと残されています。
のちの日本民俗学の父・柳田國男が両親、二人の兄弟と暮らしていた家です。
この家の向かいには、のちの日本気象学の父・岡田武松の家がありました。
竹馬の友の二人は大の仲良しで、よく筑波山や銚子に
遊びに出掛けたそうです。
國男少年も武松少年も、このお祭りを毎年楽しみに
待っていたのでしょうね。


満天の星。

2009-09-20 22:50:17 | Weblog

心配していた台風の接近でしたが、何とか稲刈りが出来そうです。
遠足を明日にひかえた子供のように、なかなか寝付けませんね。
集合場所には今年も「4人の侍」達が集まって来ました。
彩の国から頼もしい助っ人(同級生)も駆けつけてくれる。



朝9時、スタート。
ワイワイ賑やかに始まった稲刈りも段々、皆さん寡黙になってしまいます。
昼には差し入れに来てくれるはずのMさんがなかなか現れません。
稲刈りよりもMさんの姿が気になる。
来ました、来ました! 一升瓶を自転車に乗せて。



最後の一株を切り取る役目は5人でジャンケン。
やれやれ、稲刈りも午後7時に無事に終わりました。
そのまま彩の国の助っ人と近くの露天風呂で疲れを癒す。
あさ出る時には今年で最後の稲刈りになるかもと思っていましたが
満天の湯に浸かっていると疲れも何処へやら。
また春を迎えると、田植えをしているのでしょうね。


黄金色。

2009-09-13 04:27:48 | Weblog



そろそろ稲の刈り入れの時期です。
野武士が襲って来る前に稲刈りを始めないと。
(映画『七人の侍』の見過ぎでしょうか)



けさ、稲の発育状況を見に行くと驚いてしまう!
周りはすでに稲刈りが終わり、私達の田圃だけ取り残されたようです。
昨年の稲刈りで疲れ果て、3日間寝込んでしまったことも忘れてしまう
黄金色の風景が広がっています。

私達の手作業米作りも、ますます原点に戻って行くようで
知り合いの農家の方の倉庫から「最新式 脱穀機」を頂いて来ました。
最新式といってもプレートの文字は右から左に描いてある当時の最新式です。
埼玉の川越で作られた足踏み脱穀機ですが、
強い味方が現れ、活躍してくれそうです。
この農機具を作った木屋製作所は、今はどうなっているのだろうか。
調べてみると大正8年にこの人力脱穀機の製作を始めたそうで
当時の大発明品だったようです。
現在は自動車部品を製造しているそうです。


     
     

いよいよ来週、稲刈りが始まります。