狸笑庵だより。

ここ狸笑庵(りしょうあん)を訪れる
野鳥たちとのよもやまばなし。

チャンチャン焼

2007-02-05 01:14:29 | Weblog
釧路生まれのMさんがテニスコートで
本場のチャンチャン焼を作ってくれた。
秋鮭漁の季節に浜の番屋に
寝起きしていた漁師達の料理だそうで
浜で集めた石の上にスコップをのせ
鮭と野菜に味噌を塗り焼いて食べたそうです。
不安定な石の上でスコップと石がぶつかり
「ガチャンガチャン」と音がしたため
「チャンチャン焼」と呼ばれたそうです。

この料理には北原ミレイの「石狩挽歌」がよく似合う。
海猫(ごめ)が鳴くから ニシンが来ると
赤い筒袖(つっぽ)の やん衆がさわぐ
雪に埋もれた 番屋(ばんや)の隅で
わたしゃ夜通し 飯(めし)を炊(た)く

ここまで書いて気がつきました。
この歌は鮭漁ではなく、ニシン漁の歌でした。