プールサイドで休憩中

日々興味のあることを綴っていきます

脳科学者 中野信子さんの本を読んで

2019-03-20 | 

アスペルガーについて勉強をしていると段々脳に興味が湧いてきました

 そんな私の興味をそそったのはセブンイレブンの雑誌コーナーに並んでいた本。

その中に脳科学者の中野信子さんが書かれた『あの人の心を見抜く脳科学の言葉』という本があったので手に取ってみました。

副題『脳の働きを知れば、あなたの敵と味方がわかる』

 

脳の働き

ピッ、お買い上げ~~

 

 

読みやすく分かりやすい構成の本だったので脳科学初心者の私にはぴったりでした。

 

もし大学に行ってたら心理学をやりたかったな、と思ってましたが最近は脳科学だな、と思います。

 

私はこれまで人は『性格・気質』だと思ってました。

ところが人の言動は脳によって支配され、動かされていることを知ってしまった今50年の価値観がガラッと変わりましたょ。

 

 

例えば、、本から少し参照させてがいただくと

私たちの脳内ではドーパミンやセロトニンという物質が分泌される、それによって幸福感や安心感を得ることができます。

一方でこれらの物質を分解する酵素もあり、その分解能力が弱い人が3割ほどいるそうで

分解能力が弱ければ、ドーパミンやセロトニンが長く脳に溜まりふわふわとした幸福感に包まれやすくなります。

 

うわ、うらやましいぃーーー

と思いましたがそれはそれで難点があるようで

 

私たちは不安感があるからこそ、常に先の事を考え自制した行動を取ります。

ところがふわふわした幸福感に包まれていれば目先の欲求に従って刹那的な行動を取りやすくなります。

幸せそうな人ほど、深く考えずにおかしなことをしてしまう可能性があるのです。

 

 

だとすると羨ましいなぁーと思っていたリーダー気質の人も、いつでもドッシリと構えてる人も脳の作りからだったんですね〜〜

 

脳内物質が多くても少なくてもそれが気分・行動に表れてしまうんだね。

 

私はこれまで気質や行動に目が向いていたけど実は脳がなせる業で

例えば心療内科にかかる娘に気分転換を、と言っても脳内物質が足りない状態なら気分転換など出来ないということだ。

気分転換に出て脳内物質が出て気分が良くなることもあるだろうし、いやいや連れて行かれて脳内物質が出なければ不安感が強まる可能性もあるだろう、そこは本人の気持ちを重視するといいんでしょうね。

 

例えばアスペルガーの旦那にキレないで、怒鳴らないで、と言ってもそれがゼロになることは無理なのだ。

 

 

努力が出来る才能もあらかじめ遺伝子にプログラミングされているという結論も出ているそうです。 

 

薄々感じていたけど頭の良さというのは頭の良さ+どのくらい努力出来るかで計るべきだと思う

長女ランは頭が良いのだがコツコツ努力が出来ない。

もっと継続的に努力が出来たならトップ高に入れただろうに、、と思ったがそれを強いたらもっと鬱々しただろう。

これがランなのだ。

 

長男カンはもしかしたらランより頭が良くないかもしれないけどコツコツ努力が出来る。気分転換が上手。

彼の強みはコツコツと継続出来ることかもしれない。

 これは親がやれと言ってやってる子と自ら進んでやる子では勉強効率には大きな違いがでるのだろうなー

それが努力出来る才能、ってやつなのかも。。

 

 

そしてこの本の文章中に「サイコパス」という言葉が度々見受けられた。

「アスペルガー」も出てくるかなと思ったけれど意外にも一回も出て来なかった。

 

「サイコパス」は猟奇的な事件の犯人というイメージが強いがどうやらそういう意味だけではなさそうだ。

ここまで来た以上 サイコパスも勉強してみようと思いました。

 

 

 

 

 

コメント (2)
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