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気ままな生活

酸性?アルカリ性?伝説

2007年03月21日 | 食べ物
「お肉ばっかり食べていたら、酸性体質になるわよ」
とか
「お野菜はアルカリ食品だから身体にいいの!」

現在でもよく聞くこういう会話。
未だに信じてやまない人たちがいる。

どうしたものか。

そもそも、酸性食品とはなんなのか?

これにはこういう実験の背景がある。

食品の酸性・アルカリ性を調べるには,
その食品を燃やしてできた灰を水中で溶かしそのペーハーを調べたんですね。

この時肉類は酸性になり野菜類はアルカリ性になったからだとか。


それを食品会社が目をつけ

「肉ばっかり食べていると酸性体質になりますよ、そうなると病気になります。
弊社のサプリを飲んでアルカリ体質にしましょう。」

と、ほぼ完璧に脅迫してくるのです。

そうすると、肉ばっかり食べていて「最近調子が悪いなー」と思っている人々は
騙されるのです。


残念ながら、人間の血液は
肺(二酸化炭素の排出等)や腎臓(燐など酸性物質の排出)によって常に一定(ph7.4)に保たれているのです。



もし、健康に生活が送れていて、急に血液が酸性になろうものなら、
その人はすでに死の危険があります。

その時点で恐らく立ってはいられなくなるでしょう。

それは
簡単に説明すると
★アシドーシス
体内の二酸化炭素の蓄積
酸性物質が排泄されない

★アロカローシス
体内の二酸化炭素の過剰な排出
水素イオンの排出亢進

というりっぱな病気の症状になるからです。

この場合、呼吸不全や呼吸困難でなら人工呼吸器を使用しなければなりません、

そして、腎不全などでおしっこが出ない場合、

人工透析をしなければならないほど、かなりやばい状態になります。

そして緊急の措置が必要です。

これを知らないで酸性やアルカリ性がどうたらと、
いい気になって説明している人がいるということは、
あまりにもそういった病気の方々を馬鹿にしているとしか言いようがありません。

信じている人は今日から普通の食事に切り替えて、肉をガンガン食いましょう!


肉の食いすぎで、起きる病気や症状は自己責任でね。



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