和田幸三氏は寡黙である。
しかし、そのしなやかな感性は作品に如実に現れている。
選択と配置。
もの言わずとも彼の群を抜く選択眼は我々に「芸術とは何か」について再考することを促している。
ヒロッタージュ・・・・作品の素材は、何と今夏彼が訪れた種子島の路上で収集された廃棄物なのだ!
およそ美術の素材とは考えられない取得物を異なった空間に再配置すれば見事に化学変化を起こす。
時には不可思議な空間が現れ、時にはえも言えぬユーモアを醸す。
また天井に配置されたオブジェ群(インスタレーション)は一足早いクリスマスを思わせる華やかさだ。
「種子島の飛来もの」和田幸三展は11月18日~11月29日(日祝休)。
黙々とオブジェを配置する和田幸三氏はホンマにエエ男どっすぇ~~。