渋いぐりとぐらは、
今日も冒険を求めて、きのこ谷を歩きます。

てくてくてくてく歩きます。

どこまでだって、歩きます。

しばらく歩いていると・・・
ぐりぐら 『・・・あれ?誰かいる!』

松子 『あれま、見かけねぇやつらだな。』

松子 『おめぇら、どっから来たんだ?』

ぐりとぐら 『はじめまして。
ぼくたちは、どっか遠いところから来ました。』

松子 『そっがぁ、遠いとこさから来だなら、
腹へってんだろ。
まあ、これ食えや。』

そう言うと、その
ぐりとぐらに、たき火の中から、
ほっくりと香ばしく焼けた焼き芋を一個ほじくり出し、
パコっと二つに割りました。

パコっと割れた焼き芋からは、
あっつあつの湯気がのぼり、
それは、それは、おいしそうでした♪♪♪
ぐりとぐら 『ありがとうございます!』

松子 『焚火んながに、まんだ芋さ、へぇってるだ。
遠慮なく、食えや。』
ぐりとぐらは、とってもお腹がすいていたので、
遠慮なく、焼き芋をいただくことにしました。

松子 『・・・・・あんれま!』
ぐりとぐら 『?』

松子 『あそごさ行ぐんは、ゴンベイちゃんでねぇか!』

松子ちゃんとぐりとぐらの前を行くのは、
まぎれもなく、
松子ちゃんが心を寄せるゴンベイちゃんでした。

松子 『お、おい!
あそごさ行ぐ殿方に、この芋さ持っでげ!
ちゃんと、松子ちゃんがらって言うんだど。
・・・わっ!あっちち・・・!!!』
突然ゴンベイちゃんが現れて、あわてた松子ちゃんは、
焚火の火で、やけどしそうになってしまいました。

そんなこんなで、あわてている内に・・・
ぐら 『・・・あのう、さっきの方は、
もう行ってしまわれましたが・・・。』
松子 『な、なにぉ~~~!』

松子 『がっくし・・・。』
残念無念の松子ちゃん。

渋いぐりとぐらに、
羊毛フェルトでとんがり帽子を作りました。
あみあみのケープは、
以前RealPukiに編んだもの。
カントリー服の上からだと、ちょっと窮屈でしたが、
アミのデフォ服は、オールだけで上半身は裸なので、
ケープ着せられました♪♪♪


<おまけ>
きのこの椅子だよ。


(出演者:Little Friend & Small Door ami タッジ&マッジ扮する 渋いぐりとぐら)