また会える

稽留流産を乗り越えて元気な赤ちゃんを抱くまで

体験したことがないこと

2017-01-12 10:06:35 | 日記
なんでも自分の身に起こらないことは
想像しにくい


わたしは前まで
妊娠初期までなんで、ただの細胞だと思ってた

中期ならまだしも

初期ですでに人の形をしてることを知っていても
そう感じていた


今は怖くて読めなくなったけど
流産前はいろんな方の妊活ブログを読んでいた


その中で初期流産した方のブログがあって
その方がすごく悲しむ様子を見て


産んであげられなくてごめんね、とか
その子のために新生児の服を買ってあげたとか
お手紙を書いたとか、ブログにあって

いやいや、細胞だから、ただの。
そんなに悲しいの?

むしろそこで流れなくて、後で
中期後期でダメになったり
出生後障害とか見つかった時のほうが怖くない?

今ダメになったのは、生きられない生命力の弱い子だったからだよ


そこまで悲しんで
悲劇のヒロインに酔ってるのかな、くらいに
同情してくれ〜って言ってんのかなぁとか思ってた


こう書くとなんて非道だったんだ私は




自分の身に起こってみて
まさに私がそう非難していた人と同じになってることに気がついた


初期でも
人の形になっててもなってなくても
もうすでに、陽性を見た時点でね

その子を抱っこしてる自分
その子をあやしてる旦那
その子と遊んでる息子を想像しちゃってる

何月出産だから息子の時の服は使えるかな
生まれたらベビーベッドはどこに置こう
入院中は息子をどうしよう
男の子かな女の子かな…


陽性を見た時点でもう、いる、んだよね
ただの細胞でも
もう自分の子として存在してるんだよね


だからただの細胞なんて思わなくなった
いつまで生きても、初期までてあっても
お腹に来てくれた、その時点で
それはもう自分の子であって

それを悲しむのも当然だと思った



この世界で
いろんな感情を体験するのが生きてる目的

私が知らない他人の気持ち
身に起こらないと気づけないこと

たくさんあるんだろうなぁ



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