グランマの扉

女4代にぎやかな日々

「私の夏休み旅行」  黒部ダム

2023-09-04 | 旅行
さて、実は今回の旅のメインイベントは

黒部ダム



夫、学生時代に計画してから苦節55年。
その間3回諸事情により断念。

私も、娘が長野にいた時計画したのですが、長野も行きたい所が多すぎて黒部までは足が伸びず、心を残したまま18年経ってしまいました。
実は昨年富山に来た時も心が動いたのですが、何しろどこを拠点にしても一日コースになるので、限られた日数の中から丸一日黒部に当てるのは無理・・と、泣く泣く諦めたのです。

今回は満を持しての黒部ダム行きとなりました。



さて、富山市から黒部ダムへは、6つもの乗り物を利用します。







先ずはJRで立山駅へ。





今年は富山も猛暑が続いていたのですが、何と黒部ダムのその日の天気予報では気温37℃の予報が出ていました。
500mlの凍らせたペットボトルや、氷、クールリング、塩分チャージタブレット、その他に移動中の飲み物を余分に持ち、万全の熱中症対策で出かけたのですが、こんな酔狂な時期に出かける人は少ないかと思いきや、そうでもないらしく、その為の改札口が用意されていました。







でも、流石に車内は楽々と座れました。

車窓からの景色。
稲が実り始めた水田の向こうに剣岳と立山連峰が






常願寺川にかかる吉見橋が見える辺りでは、列車もゆっくり走ってくれます。








次に、立山駅で立山ケーブルカーに乗り換えます。



しかし、ここで夫痛恨のミス。
ケーブルカーの予約時間を間違ってしまっていて、待合室で一時間弱過ごすことになってしまいました。

その間、ぼんやりと黒部ダムのリアルタイム映像を見ていたのですが、気温23℃と。
23℃???
涼しいじゃん 

そもそも標高1470メートル、人気の避暑スポットだもんね。
これが普通なのよ・・とひと安心。


時間も来て、心も軽く立山ケーブルカーに乗車。







名前も素晴らしい美女平で高原バスに乗り換え一時間弱かけて室堂に向かいます。
道中、途中で高速に乗るのですが、この高速。
日本一高い料金だそうです。
バスはなんと5万円以上ですって。





車窓から見えた称名滝。
落差は日本一の350メートルなんだそうですよ。







立山連峰が迫って来ました。








ふもとに赤い屋根の建物がみえますが、これはホテル立山



屋根が矢印になっていて、その矢印は立山連峰の雄山を指しているそうです。








室堂からは立山トンネルの中をトロリーバスで走り抜けます。






トロリーバスとはバスとはいっても電車の仲間。
平成8年に導入され、室堂(標高2450メートル)から大観峰(標高2316メートル)の間3.7キロを電気のみで8分間で走っています。
でも線路を走るわけじゃないので、どうみても電車というより電気バスです。


途中バスがすれ違う場所があるのですが、ここは立山連峰の主峰・雄山の真下。








ダム工事の時は水圧で地下水と土砂が噴き出て大変な場所だったそうです。



大観峰からは立山ロープウェイに乗り換えます。








ロープウェイというと上がっていくイメージがありますが、これは黒部平(標高1828メートル)まで下っていきます。








黒部湖の青が美しい。







黒部平からは更に1455メートルの黒部湖まで、黒部ケーブルカーで下がります。







このケーブルカーはトンネルを下るので、運転席からはこんな感じ。






長い滑り台のような先に、黒部湖駅が。







遊覧船も浮かんでいた黒部湖。





でも今日のニュースでは水位が減って中止になっているようです。





そして、とうとう念願の黒部ダムにご対面~~~






ところでここで気が付いたのですが、私、実は酷い高所恐怖症だったのですね。
どうしても近くに行けない。

へっぴり腰で下半身をザワザワさせながらにじり寄って、決死の覚悟でカメラのレンズを覗くと・・・あ~~ら不思議。 全然怖くない。
調子にのって別アングルで撮ったのがトップの写真です。




さて、ここで本当は展望台に上がる予定でしたが、夫の時間配分ミスが響いて断念。(夕食の予約時間があったので)
でも、いい口実だったかな、私にとっては。
高齢者旅行は余力を残しておかなければね。 

あ、でもダムカレーを食べる予定も飛んだんだったわ。



若干の空腹を抱えながら向かった黒部湖駅






ここから延々と又6っつの乗り物を乗り継いで帰路に。




ところで、黒部ダム旅行のネックは乗り物の待ち時間。
何しろ人数が限られているので、混雑時は臨時便が出るにしろ次の便、それが駄目なら次の便と、延々待たなければなりません。
なので、降りたら直ぐ次の乗り物の為の列に並ぶ人々。

「30分程時間がありますので、休憩所でお休みください」

と、係員の人がお土産売り場も併設している休憩所をアピールしますが、皆さま粛々と長い列を作って待機。
そうなりますよね~~

でも、親切な係員さんが「せっかくいらしたのですから、お連れの方お一人だけ並んで他の方は素晴らしい景色も見て行って下さい」と仰って下さって、撮ったのがこれ。





紅葉が始まっていました。





帰りの高原バスからみた、富山湾。










大変だったけれど、素晴らしい長い一日になりました。


やはり素晴らしかったわ、黒部ダム


行けて本当に良かった。。。。





おまけ

ダムもカッコよかったけれど、此方の景観もカッコいい。
土木屋の夫はうっとり見ていました。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「私の夏休み旅行」から帰宅... | トップ | 私の夏休み旅行  海王丸 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

旅行」カテゴリの最新記事