理系お兄さんのぼやき日記

つれづれなるままに日暮らしすずりにむかひてこころにうつりゆくよしなしごとを…意外に覚えているもんだなw

はまなすと白鳥(番外編2)

2016-03-02 00:31:21 | 旅行
さて、次の目的地です。「むつ科学技術館」!ここは経済学部卒で「理科?わかんねーよ!」な同行者が何故か所望した場所となります。実はお兄さん、十数年前に来たことがあるんだけどね(^_^;)

大湊(内海)から北上し津軽海峡(外海)を目指します。相変わらずの田舎道だけど、むつ市って結構発展してんだな~やっぱりしっかりした基幹産業(自衛隊とエネルギー関連)があると違うな~簡単に撤退しないもんな~などと考えながら走ります。ナビ通りに進むとかなりの僻地…こんなところだったかなぁ…と少し不安になりながらもなんとか着きました。表には大きな錨やスクリュー、そしてパラボラの原理で、少し離れた場所同士の会話なのに、まるで耳元で話されてるように錯覚する展示物に二人でテンションを上げながら中に入ります。が、券売機を見た同行者が「え、金取るの?」…ヲイヲイ当たり前だろwうちの街の科学館の半額以下だよなどと諭して切符を買って入ります。中にはジャイロの原理で、回転させた車輪を持って回転椅子に座るとゆっくり回り始める展示物や、二酸化炭素の層の上にシャボン玉が浮かび続ける展示物、ヒトの声帯を再現する展示(あ〝~~とか言うのでお兄さんツボにハマってしばらく笑ってたw)などに文系理系の二人がはしゃいでしまいました。やっぱ科学館って面白いねぇ(*‘∀‘)

次はこの施設のメインです。かつて国策で開発した「原子力船むつ」の心臓部「原子炉」のコーナーに行きます。原発のPR館などの「模型」ではなく「実物」です!(当然、核燃料などは抜いてますけど)

原子力船むつの原子炉(外観)

同行者はどうやらこれが見たかったらしい。なぜかわからんけどw(奴、ほかのPR施設も行きたかったらしい。原子力に興味があるのかな?)
こんな感じで一部が切り取られ、ガラス越しに中を見ることができます。

原子力船むつの原子炉(内部)

まあ、開発当時の1960年代は「補給いらずの夢の機関」として諸外国でも研究されていたけど、結局のところ建造費が高くつくのと、やはり放射能漏れが懸念されて民間商船として実用化はされなかったのは仕方ないことだろうね。民間商船が海賊に襲われるこのご時世では、危なくて外洋を航海できないし。仮に外洋に出るとしても、自身が武装するか軍艦に護衛されながらじゃないとねぇ。

それでもこういう挑戦ってのは重要だったと思う。「どうせ無理」「やったって意味がない」なんて考えでは何も進歩しないもんね。(お、理系のぼやきっぽくなった!)


次は大間に向かいます。ではまたのちほどノシ

はまなすと白鳥(番外編)

2016-02-28 02:22:57 | 旅行
さて、せっかく青森まで来たんだからとんぼ返りもねぇ、ということで温泉で一泊して帰るか!の紀行文となります。

朝6時半、普通なら吉野家とかしか開いてない時間だけど、目星をつけていたのがアウガという商業施設の地下にある市場街。ここなら青森自慢の海産物を食わす定食屋でも開いてるだろう。ということで向かいます。で、入ったのが「市場食堂」 カウンターしかない定食屋さんだけど、カウンターの上には焼き魚や煮物などが山に積んである。普通においしそうだけど、青森といえばホタテやイカやマグロでしょ!同行者はこれらの三色丼を、お兄さんはウニイクラ丼を頼みました(ホタテやイカじゃねぇのかYO!w) うん、うまいねぇ。てか、基本的に獲れるものが北海道とほとんど同じだから我々の口に合わないはずがない。付け合わせの小鉢は根昆布のみじん切りだろうか?海藻の香りがすごく強い!ちょろっと醤油を垂らしてズルズルッとすするが、今まで経験したことのない粘性にちょっと四苦八苦!ふと、同行者を見ると「お兄さん、これ食べます?」あ、こいつネバネバがダメだったっけ…納豆やとろろ、オクラもダメだから当然ダメだわなw
(写真を撮り忘れた…普段、食い物を撮る習慣が無いので…)

朝食を済ませ、駅のドトールでモーニングコーヒーを堪能しレンタカー屋さんに向かいました。入口前に一台の車がスタンバイしています。おっ!これが今回の旅のお供だな!「プロボックス!」はい、商用車、ライトバンというやつです。なぜこれにした?と思われるでしょうが、4駆&喫煙車で絞ると、商用車しかないのですわwほかにもハイエースライトエースも選択可だったけど大きい分、値段も高い!(いや、問題はそこじゃないだろwと突っ込まれそうだが)まあ、お兄さんも同行者も会社の共用車で乗りなれてるしな。手続きを済ませ乗り込むと、おっ!予約したときはナビ無しのはずなのに付いてるじゃん!テンションの上がる二人wさっそく第一の目的地へ出発しました。

野辺地を経由し下北半島を北上します。あ~田舎道だな~地元と変わらんなぁ~おい、県内で2番目にうまいラーメン屋だとさwなどとのんびりドライブを楽しみつつむつ市を目指します。第一の目的地は…海上自衛隊大湊地方隊北洋館」!

帝国海軍 士官の短剣

こちらは帝国海軍時代から現在までの各種資料を展示している資料館となっていて、海軍大好きなお兄さんが是非行きたい場所でした。


皇国の興廃~の書 山本ってあの山本提督!?

短剣や制服などのほか、命令書や航海記録など当時のものがそのまま展示されており、当時の仮名遣いや旧字体などを解読しながら作戦中の光景を空想する、とても楽しい時間でした。ふと、同行者はいずこ?(こいつは海軍にはあまり興味がない)と探すと案内役の自衛官さんと会話をしている。あー、たぶん理解出来てないだろな~と思ってバトンタッチ!戦前に作られ現在の海自の施設としては唯一ここだけのドライドックのことや、大湊は水深が浅いため大型の護衛艦は直接接岸できないなど色々なお話を伺いました。昨年の観艦式でお兄さんが乗った掃海母艦のぶんごに、大湊の音楽隊が乗ってましたよね?と話を振ると「私、もともと音楽隊だったんだけど指をケガしちゃって…で、今はここで案内役をしているのですよ」とのこと。「去年、いい演奏してましたよ!」と伝えると「私の後輩たちは優秀ですから!」「札幌にも演奏会で行くことがあるから聴きに行ってあげてね」もう一時間くらいは話していたかったけど、次の予定が詰まっているので、お礼を言って去ることとしました。

さて、次は…意外と長くなったので続きはまたあとでノシ