My Favourite

旅と映画と音楽と・・・
Riezoの旅、映画、音楽等のBlog。

Madrid !!!

2005-11-19 12:35:05 | travel
 
 マドリッドには、パリ、ロンドンなどと同様に美術館がたくさんある。今回はMuseo del Prado(プラド美術館)、ソフィア王妃芸術センターに行くことにした。マドリッドは歴史的な建物が多く、モニュメントや像、それに噴水などがあちこちにある。田舎町を回ってきた今、この都市がとっても大きく感じる。

 プラド美術館、一言でいうと大きい!それもそのはず、絵画だけでなんと8000点以上。これを見るには1日がかりだ。入り口でガイドをもらうか、お目当てのものをチェックしておいたほうがいいだろう。



 中はこんな感じ。スペインの画家の絵がたくさんある中で、私が見たかったのは「ゴヤ」。中でもひときわ印象に残ったのは、黒い絵。なかでも「わが子を喰うサトゥルノ」。一度みたら忘れられないような絵である。私は、絵のことはくわしくわからないけど、絵を見ることは好き。この美術館の中には教科書やどこかでみたことのある絵がたくさんあった。もちろん、スペイン絵画(ゴヤ、エル・グレコ、ディエゴ・ベラスケス、リベーラ、ムリーリョ など)以外にも、イタリア絵画(アンジェリコ、ティツィアーノ、ボッティチェリ、ラファエロ など)やフランドル・ドイツ・オランダ絵画(ルーベンス、ブリューゲル、ボッシュ、など)などもある。

 ものすごい数の絵画だったが、じっくり見ることはせず、ピックアップしたものを見て、次の美術館へ向かった。



次は、ここ、ソフィア王妃芸術センター。そう、私がむしろ来たかったのはこちらの美術館。20世紀の現代美術を集めた美術館。ここには、かの有名なピカソの「ゲルニカ」がある。「ゲルニカ」の大きさにまずはびっくりする。キャンバスがたて3メートル以上、横7メートルくらいあるだろうか?今まで何度もいろいろなところで目にしてきたそれとはまったく違う印象を受けた。




 この絵は実際に見ると、ものすごい重みがある。圧倒され、この絵から恐怖感などが伝わってくるのだ。この色使いもあるだろうが、怒り、叫びのようなものも伝わってくる。この作品は一度は見たほうがいいと思う。掌サイズのものではまったく伝わってこないものが、本物からは伝わってくるから。

 ピカソ以外にも、ダリ、ミロ、などなど巨匠の作品も楽しむことができる。

 1日にこの2つの美術館、レティーロ公園(120ヘクタールもある公園!)を歩き、かなりぐったり気味の浅リンと私はホテルまで戻り、ホテルのそばで遅い昼食をとった。マドリッドのホテルは超大型ホテル。ものすごい数の人が泊まっている(790室もある)ところ。都市だけあって、値段はセビリアのホテルよりずっと高かったが、少し古めで豪華な感じは全くないホテルだった。

 マドリッドはアンダルシア地方に比べたらずーっと北にあるのだが、相変わらず灼熱の太陽が照り付けていた。
Gapでの生活を終えてから旅をし始めてもう1週間以上たっていた。

 明日はいよいよ初の寝台社にのってマドリッドからパリを目指します。

 

AVE

2005-11-18 20:30:05 | travel

 さて、エクサンプロヴァンス、バルセロナ、グラナダ、セビリア、と西ヨーロッパの南部をずっと旅してきたが、いよいよスペインの首都・マドリッドに向かうことに。

 セビリアからマドリッドまでは、スペインの誇る列車「AVE」にて向かうことにする。1992年に開通した新幹線「AVE」、時速300km、マドリッドーセビリア間を2時間半で結ぶ。

 列車にはturista(2等)、preferente(1等)、club(グリーン車のようなもの)の3つのクラスがある。私たちは、パスが使えるので、turistaクラスに1500ペセタ払うだけで乗れた。

 車内はとてもきれいで、このクラスにも車両にいくつか画面がついていた。そこでは映画が流れていて、この日は、ハリソンフォードの「6days,7nights」が流れていた。今でもこの映画を見ると、AVEを思い出す。

 しかも、この車両、浅リンと私以外の乗客は、2,3人、ほぼ貸切状態だった。一番安いクラスに乗っているにもかかわらず、かなりいいクラスに乗っているような気分だった。

 列車の旅はやはりすばらしい。車窓の風景を眺めながらチラチラ映画を見ながら・・・。

 そして、マドリッドへ。
 到着した駅はココ、マドリッド・アトーチャ駅。とっても大きな駅で、まるで温室の中のように植物がたくさんある。カフェや売店もたくさんあり、たくさんの人が行きかう駅の1つ。

 この駅について、1つ書いておかなければならないことがある。

 2004年3月、この駅はニュースの1つとして世界中に名を知られることになった。この駅だけではないが、列車などが爆発し、170名以上の死者、600名以上の負傷者が出てしまった。実は、今回の旅以外でも2004年1月、つまり、爆発に2ヶ月前、2度に渡りこの駅を利用していた私には、遠い国での出来事だけではすまないものがあった。旅行の時期がずれていたら、自分がその場にいたかもしれないのだから。

 亡くなった方々のご冥福をお祈りすると共に、今後このようなテロが繰り返されないことを願っています。

 人が集まるところは、標的になりやすい。世界中どこにいて、いつ、どういうことが起こるのかわからない。そんな世の中になってきてしまっていますが、こんなときだからこそ、自分を見つめなおしたり、自分のことだけではなく社会、世の中、世界中のことなどを考えたいと思っています。


 次回は、マドリッド美術館めぐり!

flamenco

2005-11-13 20:46:46 | travel

 ホテルに帰り休養をとってからフラメンコショーへ。タブラオ エル アレナルへ。9時~のショー。タクシーで繰り出すと、昼のセビリアとはまた一味違った雰囲気があった。そう、むしろにぎわっている。夕飯の時間が始まったのだ。シエスタがあるから、夕飯は遅い時間に始まる。こどももたくさん歩いていた。

 こんな時間なのに・・・と思っていたが、こちらの生活時間帯が日本と全然違うから、ということを知ることができた。

タブラオに着き、中に入るとレストランのような空間が広がっていた。そこに舞台があり、絵が書いてあって・・・広さは思っていたほど大きくはなく、素朴な感じもあった。

 少し早めに着いた私たちは、一番前の席にすわった。この時点でお客さんは、アメリカ人の母と娘の旅行者、5人くらいのファミリーディナーを正装でとっていた家族、それに浅リンと私だけだった。

 ご飯を抜くほどの節約旅行をしていた私たちはこんな高級な夕飯を食べるわけもなく・・・しかし、飲み物がついていたとかで、ドリンクをオーダーした。


 日本人は基本的にスタート時間より前にみんな集まり、待っていてショーがスタートする感じだが、ここスペインではみんなのんびりとやってきていた。1杯の飲み物をのんびり飲みながら時間を過ごす。

 生のフラメンコショーは初めて。しかも、カルメンの舞台のあるこのセビリアで!この旅の中でもっとも楽しみにしていたものの1つ!

 ギター、歌手、ダンサーが登場、いよいよスタート!

 フラメンコの衣装を着て、髪をキッとまとめた女性は本当に魅力的。すべての指先まで力がこめられていて、その動きのひとつひとつに吸い込まれてしまう。
 ハスキーな歌声に手拍子、フラメンコギター、そこに、ステップを踏むヒールの音が鳴り響く。そのステップの激しさにびっくりした。

 ステージの木の破片が時々飛んでくるほどだった。


 ギターのテクニックもすごかった。今、この目の前で演奏されているようには思えないくらいのものだった。

 1曲終わるとダンサーが袖に入り、次の曲とダンサーが登場。そんな感じで続いていき、1人、男性ダンサーが出てきました。ステップの速さは女性とは比べ物にならないほど。力強さもものすごい!またまたひきつけられて見入ってしまいました。

 カスタネットが鳴り響き、ダンサーがたくさん出てきて踊り、そこに手拍子やギターも鳴り響く。すばらしい世界が目の前に広がっていた。

 さっきまでダンサーとして踊っていた女性たちも手をたたき、掛け声をいれ、かなり盛り上がってきた。

 クライマックスには今日ステージに登場したすべてのダンサー、ギタリスト、歌手が勢ぞろい。




 華やかなステージを繰り広げ幕を閉じた。

 大満足 !!

 私たちは、タブラオを後にし、ホテルへと戻った。

 23時のセビリアの町をタクシーで駆け抜けると、そこにはまだ子供の姿もあった。気温は日中よりは下がったが、まだまだ暑い。

 ホテルのものすごく大きい吹き抜けのロビーで少し休んでから部屋へ戻った。

 情熱の国・スペイン体験をした。

wonderful

2005-10-31 21:09:14 | travel



セビリアは私の大好きな町のひとつ。さっきのホテルとはうって変わって、旧市街のような町並みがたくさん。

カテドラル(スペインで最大、世界で3番目に大きいカテドラル。ローマのサンピエトロ寺院、ロンドンのセントポール寺院に次ぐ規模)、このカテドラルの鐘楼である高さ約98メートルのヒラルダの塔(上まで歩いて上ることができる)、アルカサル(王宮)、スペイン広場、カルメンの舞台となった旧タバコ工場、グアダルキビル川の左岸にある黄金の塔、など見るところはたくさんある。




 コレはヒラルダの塔。上までは階段ではなく、緩やかな坂道が延々と続く。息を切らせながら上っていく。これが階段だったら無理だな・・・。


 12世紀の末に建てられたこの塔。本当に彫刻も建築物としても美しい。華やかさなどという美しさではなく、それそのものが美しいのだ。


 この塔の高さ70メートルの部分に展望台がある。ここからの眺めは最高。セビリアの都市の姿を楽しむ。あれ、闘牛場かな?などといいながら。

 塔の上には24もの鐘が並んでいる。



 本当に古いのが良くわかると思う。この鐘は今でも鳴り続けている。

 この塔のとなりにある大きなカテドラルの中は、豪華な感じがするものだった。
きらびやかな感じがする祭壇、大きなパイプオルガンがあった。天井を見上げるとものすごく高さがあり、息を呑むものがある。灼熱の太陽が外では照り付けているはずなのに、それもわすれてしまうくらい中は涼しかった。やはり、この地域にきちんと合った建て方になっているのだろう。

 さて、次は向かいにすぐ入り口があるアルカサルへ。




 アルカサル(王宮)は小さい規模になったアルハンブラとでも言えばいいかな?
イスラム文化がもたらしたスペイン独自の様式というのかな?ものすごい彫刻にまたまたまたまた息を呑むのでした。

セラミックやタイルなどでもスペインは有名なのだと思うが、そいうったものもあちこちに使われていて、また、かわいい~とか、すばらしい!とかって思ってしまうのです。このアルカサルにはかなり大きな庭園があって、見たいのだけど、ものすごい暑さで外を歩くのは辛くなってきてしまった。日陰のベンチで休もうと思い、庭をじっくり眺めるとそこには猫がたくさん。きっとこの庭に住んでいる猫たちなのかな?垣根の中にいたり、ベンチの上にいたり、植え込みの中にいたり・・・。



 よくよく見ると、みんなちゃんと日陰でお昼寝をしているのです。シエスタが猫にもあるんですね、きっと。

 みんな良くわかってる。この気候では、日陰で昼寝しないと、干からびてしまいそう・・・。

 実は、私、猫がちょっと苦手なんです。というのも、猫アレルギーがあって・・・・。でも、この猫たちは寝ていて動かないから安心して近寄れた(人間が近寄っても全然おきたり、逃げたりしない)のもあり、じっくりみたら、本当にかわいかったです。
 
 スペイン語で猫の鳴き声ってどう表現するのかな?
 



amazing hotel !!

2005-10-21 01:12:27 | travel
セビリアへ到着。闘牛やフラメンコの本場の地。そして、「カルメン」の舞台となった場所。ストーリーの中でのカルメンの勤め先タバコ工場もある。ここで、カルメンとホセは出会うのです!



さて、セビリアはグラナダより都市といった感じがあり、コンクリートが多い分、さらに暑くなった気がした。

 荷物がとても多かったので、ホテルへひとまず向かうことにした。ここまで荷物が多いとなかなか街中のバスなどに乗るのは難しい。ということでタクシーへ。


 ずいぶん町の観光地や中心からどんどん離れていく気が・・・。そしてたどり着いた場所が・・・・・ココ!!え~っ!!ここに泊まるの??超豪華そう。灼熱の太陽の日差しが入って部屋が暑くならないようにこういうガラスを使っているのだろう。

 このホテルのすぐ目の前には、大きなスタジアムのようなものが建設途中・・・そう、この年は「世界陸上セビリア大会」の年・・・確か8月中に始まる予定だったような・・・。後、一ヶ月もないのにコレしかできてなくて大丈夫??みたいな感じ。まあ、スペインだからね!しかも、こう暑くては外で長い時間働けない!というわけで、多少納得?!


 荷物を降ろし、ホテルに一歩入ると更にえーっ!!!!!ココに泊まるの??こんなに開放的なホテルのフロントやロビーを見たことない!!!っていうくらいの吹き抜け。ホテルのすごさに圧倒されながら、チェックインを済ます。ここのホテルでは英語がきちんと通じた。ひとまず安心!!

 ホテルのロビーの反対側に目をやると、気持ちよさそうに泳いでいる人たちがいた。泳ぐなんていう発想がなかった私たちはもちろん水着などもっていなく・・・。

しかし、ここまで暑いと本当に気持ちよさそう・・・。




 クーラーがよく効いた部屋につくとこれまたびっくり。バルセロナの窓ガラスもクーラーもなかったあの部屋、むしろ懐かしい気もするが、あの部屋とここは1人あたり2000円も違わないのだから・・・。都市と田舎の違い??でも、4000円より少ない差でこんな差になる??



 部屋にフラメンコの案内があった。タブラオの紹介があり、フロント(コンシェルジュがいたのっけ、ココには??)に言うと予約してくれるのかな?ということでまた、フロントへ行ってみることにした。

 この豪華なフロントを横目にがんばって英語で尋ねてみる。

 勧められた場所は、El Arenal というタブラオ。レストラン形式になっていて、食事もできるそうだ。フラメンコのショーだけでも結構な値段(2人でこのホテル一泊分くらいだったな・・・)だったため、フラメンコだけにすることにした。しかし、フラメンコのショーの時間を聞くと、なんと21:00-,23:00-と言われた。2回公演だそうだが、23:00はさすがに遅いだろう。だって、スタート時間が23:00なんだから。タブラオがホテルの目の前なら別なのだが、ここからはタクシーに乗っても結構かかる場所にあるようだったため、21:00-のほうを予約してもらった。

 さて、では夜まで観光するとしよう!!

Sevilla

2005-10-12 21:22:41 | travel
 外を歩きまわる元気がなく、ホテルでご飯を食べた。

 浅リンも私も体力を奪われたせいか、ぼけ~っとしたり、一点を見つめたり。そんな状態でもご飯を食べないと倒れることは目に見えていたから、とりあえず、食事をした。

 明日はSevilla(セビリア)へと旅立つ。

 グラナダーセビリア間は、長距離バスでの移動となる。日本でも長距離バスには乗ったことがないので、またまた初体験をすることになった。

 長距離バスのターミナルがどこにあるのか、タクシーをホテルまで呼んでもらえるのかなどを確認し、荷造りをした。

 またまた重い荷物と楽器をしょい、ほかの町へと移動する。

 タクシーの運転手に行き先を告げ、バスのターミナルへ向かった。

 チケットを買い、たくさんのバスが並ぶ大型ターミナルで出発の時間を待つ。日本人の姿なんて、全然みあたらない・・・。

 気分は、「深夜特急」(しかも、大沢たかお!)。しかし、車酔いをする私は酔い止めを飲み、バスの中で8割くらい眠ってしまった。途中でドアが開くわけでも、荷物が盗まれることもないだろうということから。

 セビリアまでは約3時間 2710ペセタだった。

 この町には、昔から来たいと思っていた。

 いよいよ、その町に到着する。

Australia !

2005-10-08 23:54:55 | travel
 こんにちは。今日は湿度も高く、気温も高くなりましたね。

 風邪がなかなか抜けないんですよ・・・。

 さて、今週、とある友人がオーストラリアのお土産をくれました。カンガルーです。とってもかわいいのでここに載せちゃいます!

 今までもらったことのあるオーストラリアのお土産といえば、コアラのクリップ、キーホルダー、などかと思ったのですが、コレは本当にかわいいです。

 名前つけないと。

 何がいいかな?

Alhambra palace

2005-10-01 22:07:13 | travel
コレはグラナダで泊まったホテルを上から撮った写真。プールがあったんだ・・・なんていまさらですが。
 まわりの土の色が違うんです。本当に赤い感じ。

 さて、バルセロナよりかなり乾燥していて、気温も高いここでは、水分補給が必要不可欠。本当に気をつけないと倒れてしまいます。

 かなり有名な宮殿なので、長い列ができているというわけで、気温が低い午前中に出発することにした。
宮殿の入り口付近には・・・・もろすごく長い列が・・・。仕方なくならぶことに。

 さて、いよいよ中へ入ります。

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宮殿だからといって、ベルサイユ宮殿を思い浮かべていた方には、全然違う風景が広がると思うのですが、こんな感じです。
 イスラムの文化がたくさん入っているので、彫刻など目をみはるものがありました。本当にすごい!
 宮殿の中は外ほどの暑さはありません。でも、敷地がとにかく広い!
 全部回りきれるか不安になりました。でも、いけるところには行こう!


グラナダ王国建国1238年。スペイン=イスラム文明がアルハンブラ宮殿では堪能できる。この敷地内には、王宮、カルロス5世宮殿、アルカサバ、ヘネラリフェ、庭園、などがある。
 このすばらしい彫刻がちりばめられた場所は、二姉妹の間。息をのむほどの美しさに圧倒されてしまった。天井は鍾乳石飾り。百聞は一見にしかず、のことば 
の通りの場所だから、ぜひ実際に見ていただきたい場所の1つです。

 王宮には中庭もあり、水と緑と風景の調和がとても美しい。ただ、外の灼熱の太陽と室内の暗さに目がおかしくなりそうだったが・・・。

 ライオンの中庭と呼ばれる場所には、ライオンの形をした噴水がある。ライオンの形をしたといっても、ロンドンのトラファルガースクエアにあるライオンや、三越デパートにいるようなライオンではなく、もっともっとかわいいものです。今回のブログの最後の写真がこの噴水です。

 カルロス5世宮殿は、映画に出てくるシーンの1つのような感じがする場所。ここはイスラム宮殿に対抗して、建てさせたルネッサンス建築の傑作。



 
 アルカサバ、グラナダを一望する遺跡。9世紀ごろに建てられた最初の王宮の跡。今は、外壁と堅固な塔、土台などを残すのみになっているが・・・。

 ヘネラリフェ、アルハンブラの城外「太陽の丘」(名前がいいな!)にある、13世紀に建てられた離宮。この中にもパティオがあり、噴水、水、植物が美しく調和していた。

 やはり、暑い場所だからか、建物や植物によって日陰ができるようになっていたり、あちこちに噴水があり、水の気配が感じられる。
 ちょっとロマンチックな感じがする庭。

 しかし、暑い。ホテルを出てからすでに2時間以上が経過していた。持っていた水に緑茶のティーバッグを入れて作ったものがすっかり真茶色な液体に変わっていた・・・。



 そろそろ限界かな・・・。というわけで、ホテルへ戻ることにした。

 歩いてかえる間に、水をまた買い、部屋へ。

 クーラーの効いた部屋に入り、鏡の前に立つと、目の白目の部分が真っ赤になっていた。よく、毛細血管が赤く浮く感じだ。浅リンにも同じ現象が起きていた。やっぱり限界だったようだ。

 そして、ベッドにねっころがると、すっかり眠ってしまった。かなり体力を奪われていたようだ。乾燥しているから、汗をかいた感覚がなかったのだが。

 ふと目を覚まし、寝てしまっていたことに驚くも、浅リンも寝てしまっていたようだった。

 このまま、無理して倒れたら大変。旅はまだまだ続く予定だったし。

 というわけで、ホテルでご飯を食べることにした。エネルギー補給と休息をとり、体力が回復してから次の行動を考えよう。

ma, you are not alone.

2005-09-12 21:56:07 | travel
 週末はGUAMに行ってきました。こんなに海外に行っているのに、初めてのGUAM。日本人らしい場所に初めて旅行に行った気がします。っていうか、日本人だらけで、日本語でみんな普通にしてるのでした。看板やメニューも日本語、お店の人も日本語で話しかけてきます。
 私はというと、せっかくの海外だし、英語をガンガン話すいい機会でもあるし、というわけで、ずーっと英語で会話し続けたのでした。
 ついた日の夕方、スコールに見舞われ、道路が川のように。しかし、水がひくのも早く夕方からホテル近くの散策へ。この花はホテルの前の花壇に咲いていたもの。きれいだったな~。
さてさて、GUAMといえばやっぱり海!これは、ホテルからとった海の写真。本物ですよ、riezoが撮影しています。空は青いし、砂は白いし、海は底が見えるし!
 東京生まれの東京育ちには珍しくてたまらない風景なのでした。
 しかし、とっても暑い。気温は何度だかわからないけど、今日の東京よりは暑かったですよ。夕飯は、チキンケイジャン(?)、トルテイヤではさんであるものと、チキンのフライ、コールスロー、サワークリーム、アヴォガドのディップ、V8!どこの国に行っても(今まで行った国ほぼ全部で)V8を飲みます。今、私の家の冷蔵庫にも入っているけど・・・。
 翌日、晴れていい天気になったため、ビーチへと行きました。riezoと母の2人旅だったのですが、母は砂浜で貝殻や石を拾っていました。ビーチでのriezoと母では、母の方が若い!水着を着るとかじゃないですよ。というのも、riezoは幼き日々に海でおぼれてしまったことがありまして・・・。いまだにトラウマというか、海が怖いのです。波打ち際で3度くらい波が打ち寄せると、足が砂に埋まり始め、恐怖で動けないのです。というわけで、波打ち際に入っては、波が押し寄せ動けなくなり、母に手をさし伸ばしてもらう始末。ちゃんと海がきれいとか、泳いでいる人が気持ちよさそうとかは思うんですけど・・・。

おまけ映像。riezoが話している間に、撮られてしまった写真。口が開いたままだし、おかしいけどお見せしちゃいま~す。
 2泊3日の短い旅。母娘2人の珍道中といった感じかな?
 たった3日の間に母娘ではなく、姉妹に間違えられること10回ほど。私はいっつも若く見られすぎなので、新鮮でした。確かに似ているんだよな~。でも、母がいつまでも若くてきれいだと、いいですよね。最近、日常で大変なことがたくさんあるから、元気で楽しそうにはしゃいでいる母を見たのは本当に久しぶりだった気がします。口を”への字”に結んで、言いたいことを我慢している姿より、自分の人生を楽しんでいる姿が見たい。でも、1人で生きているわけではないから、なかなか自由にはできないけど。あと、何回くらい一緒に旅行できるかな?まだまだ、行きたいところがあるから、また一緒に行こうね。

Granada!!

2005-09-06 02:08:34 | travel
 空港を出ると、そこに広がる風景は今までとまた違うものだった。暑さはバルセロナよりずっと厳しくなった。辺りには赤茶けた土が広がり、そこに植物がまばらに生えていた。

 空港からホテルまでタクシーに乗ることにした。地図と住所の載っている紙を見せて、ホテルへ向かう。タクシードライバーはラテン音楽をガンガンかけていて、日本では考えられない感じだった。

 ここは高速道路なのか?というくらいのスピードでタクシーは走っていった。

 私たちのホテルはアルハンブラ宮殿のすぐそばで、丘の上に建っていた。グラナダの町を抜け、丘の上のホテルへ。そのホテルにはクーラーがきいていて、ひとまずほっとした。

このホテルも値段は安かったが、部屋は広く、バルコニー付。レストランも中に入っているし、クーラーもきいているし、とっても快適だった。

 私たちは荷物を解いて、ひと休み。部屋の窓からグラナダの風景を眺め、圧倒されていた。何で土のいろがこんなに赤いんだろう?バルセロナとは違って暑く、乾燥していた。
 
 テレビをつけて、チャンネルをまわすと、日本にはない番組、そしてとってもスペインらしい「闘牛チャンネル」があった。すごいな~。でも、良く見てると、ものすごい血が牛から出ていたり。この暑さの中、生で見たいとはちょっと思えなかったが・・・。

 日没までまだ時間がありそうだったから、また探検にでることにした。

 丘の上から町までの道は石畳。1日中灼熱の太陽に照らされた石畳は、生卵を割ると目玉焼きが出来そうな勢いだった。絶対に転ばないように気をつけないと!

 その通りの両側にはお土産屋さんがたくさん並び、グラナダの民芸品を見ることができた。

 箱根細工を思い出すようなものもあって、それがとっても気に入った。コースター、箱、いろんなものがあり、浅リンとそのお店をみていると、「こんにちは」と日本語を話しかけてくる人がいた。店の店主だった。彼はスペイン人だが、「グラナダ(スペイン)物産展」のようなもので、何度か東京のデパートへ売りに行ったことがあるらしい。

 そのスペイン人のおじいさんは私たちにカタコトの日本語でいろいろと話しかけてきた。しかし、なぜか私たちが日本語で話しかけると黙ってしまうのだ。こ不思議な会話をしばらく続けながら、いくつかの商品を選び、買い込んだ。割れたり、壊れたりしないようにしてくれと頼み、包装してもらったのだが、う~ん、日本で想像するようなきっちりした梱包とはかけ離れているような・・・。

 皮製品もたくさん売っていた。1本100円程度の皮の腕輪がたくさんあって、可愛い模様がついたものもあり、それもゴソっと買い込んだ。

 そうこうしているうちに町に着いた。人通りも車どおりも一気に増えた。

 レストランなどもたくさんあり、町を散策している間にお腹がすいてきて、私たちは、パエリアのあるレストランへ行くことにした。

 パエリアと一言でいっても、たくさんの種類がある。野菜、魚介、肉、・・・たくさんのものがあった。日本で食べるパエリアとは違って、かなりのサフランの量だった。まわりの人たちがパエリアやシェイクみたいなものを注文しているのを見て、同じように注文した。

 暑さも凄いので、油の量がとっても多い気がした。でも、それくらいがちょうどいいのだと思う。

 満腹になり、ホテルまで歩いて帰る。水を買い、アルハンブラ宮殿にそってホテルへと向かった。

 明日はいよいよ、アルハンブラ宮殿を訪れる。