うみーの掃き溜め愚痴日記

私こと、うみへびが機嫌の悪い時に愚痴を書き一時的にでもスッキリする為のものであり
他人様が見るようなものではないです。

近畿遠征旅行 最終日 その1

2006-10-03 03:13:33 | 通常日記
三日目、最終日。
雨は上がり空は晴れ。

どうやら寝ている間に台風は行ってしまったようです。
風はまだ相当強いものが吹いていますが、少なくとも雨はなさそう。
助かった~~

さて、友達の家を出て大阪へ。
大阪から新快速に乗り一路姫路へ。

左手に海、右手に山を眺めつつ、ノンビリと電車に揺られる。
今日も電車には人は少ない。一番前の車両だからか?
台風の影響で波高く、風の強さで電車はやや遅れ気味だったが順調に進む。

途中、海の先に大きな橋が!


明石海峡大橋です。きらびやかな装飾や媚びたデザインは無いが
だからこそストレートに橋の立派さを見ることが出来ます。


更に明石駅に到着。
駅から見える明石城!

……天守閣が無いのでいまいちかもしれませんが。
さすがに寄っている時間は無いので明石城は電車内からパチリ。


途中神戸市を電車が通りましたがあの大地震の爪跡は見受けられませんでした。
テレビで倒れていた道路も復旧され、線路から見える範囲では
全ての建物がこなれた感じで存在しておりました。
あれだけの破壊の後でも、これだけの復興が出来るとは。


姫路へ向かう間、電車から二本の大きな川が見えました。
二本目の方はなんとか写真に。

何川なのか不明ですが、なかなか雰囲気はよさそうです。
台風で増水していなければ、素敵な光景が広がっていたことでしょう。


そうこうしているうちに姫路駅に到着。

バス停に行くが、バスは暫く来ないらしい。
どうしようかと見回すと、レンタサイクルがある!
自転車で動くのは好きなので有難く自転車を借りた。

荷物の多くは発送&大阪駅ロッカーに入れてあるので身軽である。
向かい風は多少強いが大したことではない。
まずは姫路市立水族館へ!!

姫路市立水族館は文化センターとやら敷地内にあるらしい。
とりあえず文化センターへ到着し自転車置き場に自転車を置く。
ぐるりと見渡すがしかし、水族館らしき建物は見えない。

駐車場をぶらぶらしていると、やっと水族館という看板が!
矢印が書いてある、どっちだ!?




うえ……? うえですか??

上を見上げると……山の上に何か建物が見える。
あれか……? 水族館行くのに山のぼんのか!?


見回すと、水族館へ行くための細い階段がある。
頑張るか……(==;


雨上がり、天気も良く湿気たっぷりの中、ただひたすらに山を登る。
別に頂点が見えないほど大きい山というわけではないが、小高い丘よりも高い場所。
急な坂道をえっちらおっちら登っていく。



10分ほど歩くと建物の全景が見えてくる。白い建物だ。


そして反対側を見ると、姫路の町並みが一望できた。


疲れを忘れてちょっと見入る。
都心のビルからビル街を望むことはあったが、
こうやって素朴な町並みを見下ろすことは最近あまりなかった。

さてここが姫路水族館。
いままで回った水族館とはまた別の雰囲気の、こじんまりとした水族館だ。
なんというか、親しみやすいというか落ち着けるというか……


ナウイヤングのデートスポットになるような洒落た場所ではなく
人に密接した場所と言えますね。

海が近いため、海がめの展示に物凄い力を注いでいました。
1年もの2年もの3年ものと並べて飼育して大きさを比較させたり
姫路を訪れ・流れ着く様々な種類の海亀たちが、標本を含めて展示されていました。

水槽一つ一つがそんなに大きくなく、大きな水槽に入れられて
ゆっくり見ることの出来ない海の魚をじっくりと見ることが出来るのが嬉しい。


ここの水族館には、私が目的としていた生物が今日もおりました。
その名も……エラブウミヘビ!!
なんと1967年にこの水族館へ来て、39年間も生きているご長寿さま!
私の大大大先輩です!


こちらの海蛇様は、私の前で色々動き回り様々な姿を見せてくれました。
有難いことです。
実は、「魚の」海蛇ではなく、「海蛇の」海蛇を見るのがこれがはじめて。
感動です!



淡水魚もしっかりと揃えられており、それぞれ見やすく環境良く飼育されております。
特にタナゴ混遊水槽は大きさこそそれほどでもないですが、
様々な水草を使用し、これ以上ないくらい美しい出来となっております。
これは正直必見です!! この中で泳ぐタナゴの美しいこと!!!
タナゴも美しく、水槽の中も美しく……そして全体も美しい、素晴らしい!!
パイプ椅子持ってきて、その目の前で座って見てしまいたいほど(笑


他の水族館よりも圧倒的に大きい海亀達は見ごたえありますよ。
※これは屋外水槽の下側から撮影。上から見るとその大きさは圧倒!


写真はピンぼけ&水族館が暗いため写りが悪いのですが
以前Zaccoさんが仰っていた「毛が真っ白」のモクズガニがいました!!
もう「藻屑」ではなく真綿のような真っ白い手……こんなに真っ白で綺麗だとは!!
正直衝撃でした。そして、このような個体を飼育しているここは素晴らしい!


また、市立水族館ということで、様々なチラシが置いてありました。
その多くが周りを取り巻く水の環境に関する活動のチラシ。水の悪化の調査や、生物調査などです。

水族館が作っている亀の飼い方やメダカの飼い方なども魅力的。
……ですが、一番魅力的なのが、これ。


水族館報『山の上の魚たち』


どうやら、水族館が定期的に作っているものみたいです。
8ページ程度の冊子なのですが、この内容が濃い濃い濃い!!

裏話なんかが結構載っていて、
水族館内で寄生虫や病気が大発生してしまった話や衝撃を受けつつも
「水族館でもあるんだ」と何かに納得したり、
「水族館で唯一名前がついていた亀」の話などは正直涙を禁じ得ませんでした。
かなりの号数が出ているようですが、私が手に入ったのはその中のほんの数冊。
しかしその数冊ですら、非常に堪能できました。

最後の一冊だったものは兎も角、それ以外は一応二冊ずつ貰ってきました。
是非Zaccoさんに読んで頂いてブログに掲載していただきたいところ。
送り先教えていただければ送りますよっ

しかしこの水族館。
私が朝イチで行ったのもありますが、休日なのに殆ど人がいない。
こんなノンビリできるとは思いませんでした。特に前日の海遊館の後だと!
小さな子供を連れた親子連れがかなり見受けられましたが、
それこそ地元(人間?)密着型の楽しい水族館の姿なのかもしれません。


さてさて、姫路市立水族館を後にして自転車置き場へ。
途中、街路樹から何かがポタポタ地面に落ちているので何かと見たら……
緑色の毛虫のような毛がない幼虫。

これは……

イラガきたー!!!
イラガの幼虫です。俺は昔からこいつはダメ。全然ダメ。もうダメ。
小さい頃に刺されてからもう全然だめ見るのもダメ。
辺りを見ると、かなりの数のイラガが落ちている。

走って自転車まで戻って直ぐに敷地から出たよ……怖すぎだ。


文化センターの直ぐそばに幅5メートルほどの川が流れていました。
川の名前はわかりませんが、橋の名前は月見橋。
その下を覗き込むと、さして深くない川に物凄い濃い魚影。

大きな鯉がゆらゆら泳ぎ、小魚の群れが踊るように泳ぎ
スマートな体つきの魚が水を切るように泳ぎ、
手のひら大の大きさの魚が他の魚を縫うように泳いでいきます。

スマートな体の魚はアユでしょう。手のひら大の魚はオイカワかヌマムツ?
小魚は分かりませんが……
しかし手元に道具は無い。ダンボールに入れて発送してしまいました。

くっそー何がいるかだけでも知りたかった!
今後はこういう場合でも、かばんに入るサイズの竿と小さな最低限の道具、
アカムシをケースに入れて持ち歩こう。


さてやってきました姫路城。
ここはなんと、時代劇で江戸城として映像が出るときに使われる城です。
世間のお父さん達なんかはTVで見慣れているのではないでしょうか。


ここの濠では釣りをしている人はいませんでした。
鯉がいるらしいです。また、ソウギョも放流したそうです。
ですが、ソウギョを放流したことにより、効果が「ありすぎた」そうで
ありとあらゆる草や藻や水草が食い尽くされてしまったとのこと。

ニュースで城の濠を工事するときに水を抜いて魚を出すシーンを時々見ます。
そのとき、非常に大きなサイズのソウギョが必ず出てきます。
ここにもそんなサイズのがいるのでしょうか。


姫路城。

大阪城と違って、白亜の城というべきでしょうか。
無駄な装飾は無く、白と黒のはっきりした主張が好感持てます。

大規模工事をしているのが気になりましたが、
テレビで見慣れているものを実際に見るのは面白かったです。


お昼ご飯は姫路城前にあるお店で売っていた「カツめし」
どうやらこの辺り(播州)の名物だそうです。


出てきたのはご飯にレタスを乗せ、その上に大きなカツを乗せて
最後にデミグラスソースをたっぷり掛けるというもの。
ご家庭でも出来る品ですが、食べてみると意外と旨い。
なおかつ、家でも手軽に出来る身近さが良かったです。