うみーの掃き溜め愚痴日記

私こと、うみへびが機嫌の悪い時に愚痴を書き一時的にでもスッキリする為のものであり
他人様が見るようなものではないです。

近畿遠征旅行 最終日 その2

2006-10-02 02:19:37 | 通常日記
さて、名残惜しいが姫路城を後にして、次は兵庫県神戸市須磨へ。
駅をおりると、目の前が海!!

素敵な立地条件です。


駅からバス停まで少し歩くのでノンビリ歩いていると、
「お持ち帰り寿司」の店がありました。小腹が減っていたので見てみると
随分と安い。
こっちで買う半額くらいで売っている。しかもボリュームたっぷり。

お店のおばちゃんにバス停を聞きつつ、松前(サバの押し寿司)と愛するアジの握りを買いバスへ。
水族館前のベンチで一人おやつタイムです。



上がアジの握り。4カンで200円。
下が松前寿司。これで300円。

さっそくアジのほうを食べてみる。

……!!??

なんだこれは! 滅茶苦茶旨い!!


食べる前からアジのサイズが東京の倍はある立派なものでしたが
味も全然違います。東京で食べるのよりも何倍も何倍も濃縮された味がします。
味の基盤はアジのものなのです、でも……全然違う。
食べると海とアジのおいしさが口の中に広がっていく、そんなアジのお寿司でした。

松前も、しっかりと昆布が染み込んでおりましたが
肉厚でやわらかいサバがご飯にあい、とてもとても堪能できました。
ボリュームあり、味も先ほどのようにしっかりとしていてどんどん入っていきました。

この美味しさは近くに漁港があるからでしょう。
旨いお寿司で元気一杯です。

さて、小雨が降ってきた所で水族館へ。

ここは神戸市立須磨水族館。背の高い南国風の木を入り口に配した
リゾート気分の水族館です。
この水族館、どうやら新しいウルトラマンの映画に使われたらしく
5メートルくらいのウルトラマンがいたり、あちこちでポスターが貼られていたりしました。

どうやら隊員同士がデートをする場所として使われたようです。
……知るか、雰囲気壊すから剥がせ(==#


ここは、本館・アマゾン館・イルカライブ館・ラッコ館・さかなライブ劇場・
森の水槽・和楽園展示館 といった複数の建物からなっており、
好きな順番で、好きに回ることができるという自由度の高い水族館になっています。


目の前に広がる豊かな海の魚たちを展示している本館をはじめ
それぞれテーマごとに建物が分かれているので
好きな建物へ行き、存分に魚たちを楽しむことが出来ます。

ここの水族館で面白いのは、夕方のイルカライブは
「イルカの練習風景」を見ることができるということ。
16時からのイルカショーは、まだ未熟なイルカたちの技の熟練度をあげたり
新しい技を覚えるための時間です。
勿論失敗も多く、トレーナーの言うことを聞かない子もいるのですが、
晴れやかなショーの裏側を覗けるようで興味深いです。


まだまだ未熟なイルカが上手く芸が出来たら惜しみない拍手をあげましょう。



魚の輪切りのスライドや、深海魚の標本、ピラルクーの骨格標本
それに無脊椎動物の展示数も多く、学習施設としての色合いも強く感じます。


本館屋上では海亀アップルパイが売っていました。なかなか可愛い。

望遠鏡もあり、目の前に広がる瀬戸内海をたっぷり見ることも。


外来魚水槽に、バスやギル、アカミミガメなどだけでなく
アリゲーターガーが居たのがちょっと衝撃。
日淡館で「身近な魚」としてオイカワ・モロコとギギが同列だったのがもっと衝撃でした。


閉館時間ギリギリまで居て、外に出る。
入館時に降り始めた雨がやんでいたので、砂浜を歩いて駅へ向かうことに。


船着場などで見られる小魚が何なのかを考えながら、
瀬戸内の海を全身で感じる。

午前中まで波が荒かったので、波打ち際に多くの貝殻がうちあげられていました。
その中には、死んだヒトデやバフンウニなども。


これは生きてました。

潮干狩りする家族連れ、もの悲しげに海を見る女性
楽しそうに遊ぶカップル、サーフボードを持ったナイスガイズ
大学の映画部っぽい人たち
(暮れる瀬戸内海を瀬に男女が抱き合ってるシーンを撮ってました)
釣りをしている父と子、金属探知機で波打ち際で何かを探す外国人一家。

台風明けで風も強く寒い日だというのに、そこには人がちらほらと。
瀬戸内の砂浜に、俺もその「風景のひとつ」として、歩を進めていく。


デジカメの容量が限界なのだが、写真を一枚撮った。


暮れゆく瀬戸内海。遠くに見える明石海峡大橋。
砂浜で、仲よさげなカップルがじゃれあっている。

それを独り撮る俺!


俺もいつか、ああいう写真の中の人たちみたいになりたいものだ。


旅の最後に、「美味しい」と薦められた豚マンを買いに行く。
新大阪駅の構内にうっている店があるということで行ってみると
何人も並んでいる。

私も購入してみる。

……ちょっとピンぼけ


一口食べてみると、食べた瞬間に肉汁が「じゅわ」っとあふれ出てくる。

豚ひき肉とちょっと大きめに刻んだ玉ねぎが中心の具材なのですが
とってもジューシー。
食べるたびに、豚の油と玉ねぎの甘味が口の中に広がります。
しかもかなりのボリューム!
女の子とかなら、これ一個で一食分になるかもしれません。

2個入りから売っていたので2個買ったのですが結構おなかに溜まりました。
2個食べる人は、1個目は普通に食べて、次は付属のカラシをつけてもいいと思います
刺激的になって、口の中のくどさが消えますよ。


大阪駅でバスに乗り、東京へ帰還。

琵琶湖・大阪城・姫路城・淀川・瀬戸内海
そして、それぞれの水族館。
様々なものを見て、独特な雰囲気を楽しんでまいりました。

あ? 食ってばかりだったって?
気にしない気にしない。旨い物食うのは人生の楽しみの大きな部分だよ!

非常に有意義な旅であったと思います。
あまりこういった時間は取れませんが、また何処かへ行きたいところです。




おまけ
個人的な観点ですが、今回行った水族館で私の好きな順。
見易さ、面白さ、淡水魚の展示、目玉、雰囲気 などで勝手につけたものですが
以下の通り。

1:琵琶湖博物館
  文句なしの淡水魚館。西日本の魚が一同に会しています。
  淡水魚好きならまず見るべし!
  ビワマスの大量に泳ぐ水槽や、
  それぞれの魚のため大きくスペースを取った水槽が胸を高鳴らせます。
  立派なアユモドキも!
  人は結構いましたけど、混んでいるというほどでもないです。
  男子トイレからも水槽が見える罠。
  ここのカネヒラはとっても大きい。カネヒラってこんな大きくなるんだねえ。
  アルビノのビワコオオナマズが居ました、必見。

2:姫路市立水族館
  こちらの淡水魚のランナップもかなりのもの。
  海水魚や海亀。本当に間近で見れるペンギンや水生生物
  水族館でありつつ、水産生物学習施設として充分な出来栄え。
  何よりゆっくり見れるのがいい。  
  とにかく亀の揃いが素晴らしく、亀好きなら絶対に行くべし。
  青サワガニや白毛モクズなどの生体もおり、入館料の安さと比較して内容充実。
  海蛇など、独特な展示がオススメです。

3:水道記念館
  水族館というわけではありませんが、水槽と魚の揃いはかなりのもの。
  琵琶湖淀川系だけでよければ全ての淡水魚が揃っているでしょう。
  規模そのものが小さいので生体のサイズもそこそこですが、
  水槽の形状や見せ方に魅せられます。
  川の環境悪化に関しての資料が揃っています。色々考えさせられる場所ですよ。
  研究室の魚たちは、普通の市販水槽に入っている魚たち。
  自分の家がこんなだったら幸せだなーなんて思ってしまいます。

4:海遊館
  人! 人! 人!
  しかしジンベイザメのインパクトはそれを凌駕します!
  カワウソなどの若者向けな生体が多く、
  生物を見るというより雰囲気を楽しむアミューズメント的な場所となっています。
  私のような生物を見るタイプにはちょっと方向性が違いますが
  目玉生体であるジンベイザメとマンタを見るだけでも充分元は取れるかと。
  日本淡水魚もそれなりにいますが、大きな水槽に色々混ぜて入れているので
  個々の姿をじっくり見るのは難しいと思います。

5:かわいい水族館
  別に大きいわけでもなく、別に目玉があるわけでもなく
  無料であるのも当然な通路のオブジェ。それがかわいい水族館。
  ですが、買い物客に子供がいた場合は人気でしょうし、
  子供が再度見たがったら集客効果につながります。
  ほんとに駅に繋がった建物の中にあり、気軽に行ける場所でしょう。
  水槽ごとにテーマがあり、ぱっと見るだけでその違いとテーマがわかり面白い。
  水槽のアクリルが歪んでいるのかかなり見づらいですが、
  それでも時間があれば少し足を向けてみるのも良いかと。
  日本淡水魚はいません。

6:神戸市立須磨水族館
  入るといきなり大水槽が迎えてくれる水族館。
  海浜公園に来る観光客のための水族館だと思います。
  通路の両側にある水槽全てに大量のピラニアが泳いでいたり
  竜宮の遣いという深海魚の標本があったりと、
  珍しいものが色々見れます。
  アマゾン水槽などは、ボタンを押したり一定時間が経つとスコールが降ります。
  強烈なインパクトが不足はしていましたが、ワザを感じる水族館です。
  冷たい水の水槽の前に、車のワイパーが置いてあり、
  窓の曇り取りとしてわざわざ設置してあるのも丁寧で好感がもてる。
  パンダの顔のような、全身白黒ブチのウナギが居ました。
  不思議な生物です……近所のウナギ屋さんが提供してくれたのだとか。必見っ

順位はつけましたけど、どれも見ごたえあったり
面白い工夫を凝らしてあります。楽しいですよ!