うみーの掃き溜め愚痴日記

私こと、うみへびが機嫌の悪い時に愚痴を書き一時的にでもスッキリする為のものであり
他人様が見るようなものではないです。

仙台駅 網焼き牛たん弁当

2010-04-05 00:36:53 | 
本日ご紹介するのは、駅弁。
駅弁といっても、そんじょそこらの駅弁じゃありません。
仙台駅の、牛たん弁当です。

仙台。仙台といえば牛タン。旨い店だと
本当に口の中でとろけると言われる牛タン。

そんな憧れの牛タンを駅弁にしたのがこの牛たん弁当。


実は以前よりこれを食べたかったのだけど、
仙台で乗り換えるとき、夜中で売って居なかったり
乗り換えの時間がギリギリすぎて買えなかったりと、
長いことすれ違いの日々を送っていた、恋焦がれる相手だったりします。




さてこの牛たん弁当。凄いです。
何が凄いかというと、食べる前にちょっとした指示に従うと
一気に弁当が温まり、美味しく食べることができるという代物。

実は二段重ねになっていて、下段は一瞬で発熱する素材が使われています。

『ミスター味ッ子』とかで出てきてますね、懐かしい。
興味のある人は調べたり読んで見て下さい。

発熱を開始して1分程度。
あっという間に上の段にあるご飯と牛タンが温まり
牛タンからは脂が滴りご飯に染み込み、
湯気と共にかぐわしい匂いがあたりにたちこめ、食欲をそそります。


弁当の内容そのものはいたってシンプル。
ご飯に牛タンが乗っていて、あとはちょちょいと彩りと付け合せと七味があるだけ。

だが、これだけで本当に十分すぎるほど旨い。

駅弁というのは大抵冷えているもので、
冷えている物というのは、大抵硬い。
それがこれはどうだ、温められたご飯と牛タンは、飽くまで柔らかく
牛タンを噛むと、口の中で脂がはじける。
実にご飯がすすむ一品だ。

二段重ねのためちょっとかさばるが、
ゴミ自体は普通に捨てられるので問題もない。


問題があるとすれば、暖める際に弁当から一気に噴出す湯気が
車内でやたら目立つということと、
ふたをあけた際の牛たんの大変に美味しそうな香りが車内に充満すること。
新幹線なら兎も角、各駅停車だと気になるかもしれない。
まあ、地方の長距離列車だし気にすることはないんだろうけどね。
湯気の量がかなり多くて、最初はビックリした。



ちなみにこの牛たん弁当。
出会うまでに結構掛かった憧れの弁当ということを言ったが、
やっと食べることが出来た翌日、会社の人に教えてもらったことがある。

「上野駅の弁当ショップで売っている」と。

ちょっと行ってみたら、上野駅の常磐線ホーム近くの地方の駅弁専門店で
見事に売っていて、何とも悲しかった。



まあ……駅弁、旅の空で食ってこそだしな。

らーめんランド

2010-03-29 00:00:23 | 
ひっそりと再開です。
再開一発目は、「食」カテゴリで。

今回は、友達のところへ遊びに行った時に
よく寄る店「らーめんランド」です。

全国チェーンの店なのですが、地獄ラーメンという
とても辛いラーメンに挑戦できる店として
小耳に挟んだこともあるかもしれません。

俺は試したことないのですが、一度食ってみたい気はしますね、試しに。



よく食べる「ばかうまラーメン」。ちょっと値段は高めだが
麺を増やせば、俺でも満足する量がある。

白髪葱多め、背脂少な目といったところか。
チャーシューが8mm位の厚さがある。分厚いが軟らかく直ぐに解れて食いやすい。
ちなみにチャーシュー麺を頼むと、このチャーシューがどんぶりと取り囲み
正直壮観であった。

だが、ここでオススメなのは、肉そぼろである。
このばかうまラーメンにも少し乗っているのだが、実に旨い。
ミニそぼろ丼が、是非オススメしたい。濃い目の味がたまらない。


え? そのそぼろ丼の写真は無いのかって?
すまん、無い。今度行った時撮って来る。

ラーメン来来亭

2009-02-20 01:37:58 | 
今日紹介する食べ物は、魚ではありません。

ラーメンです。

このラーメン屋。関東などにはないのですが、
名前は聞いたことがある人が多いかもしれません。
テレビで「店長全員高給取り」として見かけることがある
滋賀県を中心にチェーン展開するお店です。

なお、本店は野洲にあります。俺がはじめて連れて行ってもらったのもココです。
鶏がらのしょうゆラーメンが基本です。


さて、ここの特徴といえば
普通にラーメンを頼むと、お好みを聞いてくることです。
他のラーメン屋でも「お好みラーメン」のようなものを頼めば選べたりするものが
ここでは普通にどのメニューでも選べます。

ちなみに項目は下記の通り。
『麺の堅さ』 柔らかめ/堅め
『醤油』    薄め/濃いめ
『背脂』   抜き/多め
『一味唐辛子』抜き
『ネギ』   抜き/多め
『チャーシュー』脂身

そして最下部には、
『情熱』   抜けません!
とのこと。熱いね。


基本的に味はこってり目です。
味の濃いラーメンが好きな俺には嬉しい限り。
替え玉はないので、俺はいつも大盛り+チャーハン+餃子のセットです。


これはチャーシュー麺の
「麺硬め」「醤油濃いめ」「背脂多め」「ネギ多め」です。
コテコテですねえ。だがそれがいい。



こちらは普通のラーメンで
「麺硬め」「醤油濃いめ」「背脂多め」「ネギ多め」「チャーシュー脂身」です。


味は個人的には飛びぬけて旨いわけではありませんが、
何十件もあるチェーン店としてはトップクラスで旨い方かなって思います。
コテコテで味が濃いのが、遠征で疲れ果てた身体に染み込むのです。

以前、一日食事を取らず、疲れ果てて宿のネットカフェへ向かうときに
「嗚呼……来来亭でラーメン食いてぇ……」とフラフラ歩いていたら
目の前にどどんと出てきて小躍りしながら入ったことがありますよ。


関西の皆さんなら、ご存知のお店ではないかと思います。

お座敷焼き諸子

2009-02-17 01:06:28 | 
2007年のある日、マシス氏とメシ食ってきました。
マシス氏がメシ食い行くぞーってんで連れて行ってくれた店がココです。

……せんせー、ここって料亭っていいませんか?(汗
ドレスコードとか大丈夫だろうな? 魚採りの後の服装で大丈夫なんだろうなっっ!
詳しい話を全く聞いていない俺はちょっとビビってます。


店に入ると、まず女将さんがご挨拶。
年配の方だが、非常に物腰が柔らかい。
笑顔も落ち着いた「にこやかさ」があり、リラックスさせてくれる。

通されたのは6畳ほどの座敷。なんか掛け軸とか書とか飾ってある……
夜なので外が見えないが、どうやら庭も相当手入れがしてある落ち着いた庭のようだ。


まず女将さんがお茶を淹れてくれる。

個人的には食事前は水か冷たいお茶なので(冬でも)
猫舌の俺としてはとりあえず舌を湿らすだけでいいだろうと
軽く口をつけるつもりだった。

軽く口をつけた。


……!?
なんだこれ! なんだこれは!! めちゃめちゃ旨いぞ!!

俺は普段茶など飲まないから詳しくはないのだが
定食屋で出てくるような茶とは全く別のものだ。
物凄く深い味。「濃い」のではなく「深い」のだ。
苦味も渋みも無く、甘すぎるわけでもないが、お茶の味というものが
これほどしっかりと伝わってくるものは初めて飲んだ。
お茶ってこんなに美味しかったんだ……


さて、お茶に俺がびっくりしていると、
女将さんが戻ってくる。
盆には小鉢が乗っている。


肉? 鴨肉? 鴨のたたきか!
どうやらここは鴨肉のお店らしい。鴨肉は滋賀の名産のひとつだったか。
鴨肉など食べたことがない。非常に興味がある!

早速頂く。
噛み込むと、ジュワっと味が染み出してくる。
肉の味ではあるんだが、牛とも豚とも違う味。ちょっと独特な味だ。
俺は好きな味だが、ちょっと食べなれていない味の為に
初めての人は意見が分かれるかも。俺は好き。
たたきである為のクドさは(殆ど感じないが)辛子が消し去ってくれる。
噛めば噛むほど味が染み出てくる。ありえないほど味が染み出る。
鴨ってこんな旨いものなのか。


次は、七輪が用意された。
次は鴨肉の網焼きだろうか。
固形燃料ではなく、立派な炭が入っている。

だが、次に女将さんが持ってきてくれた物をみて、俺は驚いた。



※クリックで拡大

これは……
これは……まさか……
まさか、まさか……まさか……


ホンモロコか!!

琵琶湖近くのこんなお店なら、確かに出てくるのはわかるが、
そこに考えが至っていなかった俺は、このとき本当に間抜けな顔をしていたと思う。

思わず女将さんに聞いてしまう「これはホンモロコですよね」
答えは「朝採り天然のホンモロコ」とのこと。
このホンモロコに関しては皆も知っていると思う。
淡水魚の中で1番美味しいとか、養殖が盛んだとか
漁獲高が最盛期の1/10程になり、
もともと「諸子」だったものが、高級魚の一種になってしまったとか……


く……食っていいのかよ、こんなの……
いやもう死んでるんだから食わないほうがよくない。生きてたら持って帰るわ。

しかしまさか……ホンモロコを食べる機会に巡り合ってしまうとは。
もしフィールドで採取したとしても、絶対に食べることなど無い。
これは……一生に一度しかないかもしれない極めて大きな出来事だ!

食べ方だが、まず女将さんが七輪で焼いてくれる。

客は何もしなくていい。全てやっていただける。

まずは炭火で両面をじっくり焼いた後、
背中をパリッと焼いてくれる。
で……


立てた。

これは何ということか!!
確かに魚は頭が1番焼けづらいが、それをこうやって立ててしまうことで
解消してしまうとは思わなかった!


その状態で暫く。
焼きあがったら、小皿に盛ってくれる。
味付けは三種類用意され、ショウガ醤油、酢味噌、酢と
別々の小皿に用意されて出してもらえる。

当たり前だがまずはそのまま食う。



………………………………………………………………旨ぇ


一瞬言葉が無くなる。
旨い。それも物凄く。

まず柔らかい。
頭から食べているのに、骨の違和感が全然ない。どんな魚でも骨があり
小さなハゼですら頭から食べると多少の違和感があるというのに
このホンモロコは頭から普通に食べられる。

しかも頭から食べているのに、内臓も普通に食べているのに
苦味というものが全く無い。
焼きたてのホンモロコはホクホクと柔らかく、
こんな小さな魚でありながら、身にはしっかりと脂が乗っている。
小さい魚であるからこそ、その脂はクドくもなく、少なくも無く。
身は口に入れてかみこむと、蕩けるほどに柔らかい。

ナマズやウナギ、アユといった淡水魚も旨い。
コイやフナだって食べるし、ヒガイの旨さも折り紙付きだろう。

だが……これは、旨い。1番と呼ばれるほどの事はある。


琵琶湖のバスだのギルだのはこんな旨いモン食ってるのかよ!!



かつての漁獲高を調べて欲しい。
もちろん水質の悪化もあるんだろうが、
それは湖南だけの話であり湖北は今でもとても綺麗。
ホンモロコ減少の
何よりの原因はギルバスだろう。

ただ「(自分の好きな)淡水魚が減るから」というだけではない
淡水魚を食べる文化、このような素晴らしい味の魚。
バスギルの駆除は、そういった歴史を護る戦いでもある。
改めて、そう思った。


ちなみに、ホンモロコ抱卵してました。

抱卵していて、しかも身がこれだけ旨いって……


個人的には醤油かそのままが旨かったな。
酢味噌と酢はちょっと味が強すぎて折角のホンモロコがもったいない。


ホンモロコの旨さに舌鼓し終わった後、
次に出てきたのは鴨の肉。


これは山椒をふっている鴨の肉。
片面を炙ったら、炙った面にネギとワサビを乗せてさらに焼きます。


もちろんこれも女将さんが焼いてくれる。
絶妙のタイミングで盛ってくれるのだろう。
タレをつけて、いただきます。

ああもうイチイチ旨い。
鴨ネギって言葉、多分鍋とかから来てるんだろうけど
焼いた鴨ともぴったりあうよ!
たたきと違って今度はさっくりと噛み切れる鴨だが、
噛めば噛むほど味が出るのはさっきと同じ。
ただ、火が通っているためより脂分が染み出してくる。つまりジューシィ。
それとねぎが合わさって、クドさを消して鴨の味だけ楽しませてくれる。

ワサビが乗っているが、このワサビも強烈に主張するのではなく、
後味が残らないようにさっぱりとさせてくれる役割を持っている。
おかげで鴨肉一枚一枚が、新鮮な口に運ばれる。


鴨の砂肝。
最初心臓かと思ったのは秘密。

これも網で焼いて食べます。
食べてみると、「シャ・リッ」という不思議な食感。
鶏のレバーのようにしつこく硬いわけでもなく、
さきほどのような肉のようにさっくり噛み切れるわけでもない。
二度三度噛み、味を染み出しつつ小さくしていくような食べ方になる。
だからこそ、その味がしっかり堪能できるみたいだ。
味はキチンと鴨の味。ちょっと肉より味が濃い気がする。


こちらは箸休め。

全て滋賀で採れた食材だとのこと。
栗の甘露煮に黒豆。もろきゅう。そしてゴリの甘露煮。
どれも旨い。特に甘露煮がやばい。
以前にスーパーで甘露煮を買って帰ったことがあるが、
身がぐずぐずになって、正直何食ってるか良く分からん感じだった。

これは違う。一匹一匹がキチンと形を保っていて、
箸で摘んでも崩れない。
味もほんのり甘くて旨い。

ただ問題がある。
これって女将さんがゴリっていってたけど、
琵琶湖のゴリってことは、つまりはイサザ?
ちっこすぎてわかんねーw


さて、ゴリの甘露煮で軽く一休みしている間に準備が完了。


来たよ……かも鍋だよ。


鴨は今回はつみれ状のものもあった。。
ナンコツどころか普通にホネまで叩き潰したらしく、
時々小さな骨片がアクセントになる。
もちろん普通のスライスした鴨肉もあります。

しっかし鴨の脂ってスゴイ。
一緒に入れた白菜がみごとなまでに鴨の味。
時々食べる春菊が口の中をリフレッシュさせてくれる。幾らでも食べれそうだ。
豆腐とかもじっくり味が染みて……特にネギ最強。


しかも食べ終わった後、女将さんが土鍋だけ下げて
すこしして土鍋を持って戻ってくる。


ぞ う す い だ と


俺明日死ぬんじゃねーの的な状態です。
もう今さらくどくど説明も要らんでしょう。うまいです。ほんと。

でざーと


……雑炊のテンションのまま食べちまった。
柚子のアイスクリーム。最後にさっぱりとさせてくれた。
室内が暖かかったし、熱い鍋物が連続だったので
火照った身体を覚ましてくれるのにも一役買った。


ゆっくりと食べて、気が付いたら三時間。
全部女将さんが準備してくださいました。
テレビの旅番組でみるようなそんな世界。あるんですねホントに……。
女将さんにも気軽に色々聞けたし、楽しい食事でした。


案内してくれたマシス氏に深く深く感謝です。
前のアユの時もそうだったけど、
貴重な体験ばかりさせてくれるので、なんとも頭が上がりません。

釣った魚を食べてみたりする

2009-02-06 12:02:15 | 
前回記事で釣った魚を食らってみたいと思う。


メバルとキスとメジナは塩焼きにしてみた。
キス旨いなオイ。頭から食べられる上に、身が甘いんだコレ……
ちょっとあっさりした味っぽいが、だからこそ天ぷらで活きるのかも。

メバルもメジナも旨い。
今更語ることもなかろ。



カレイとアイナメは煮付けてみた。

アイナメうめええええええええええ!!
おかしいだろなんだこれ!
塩焼きでも旨かったが、しっかり味を染み込ませた煮つけがこんな旨いとは。
ぎっしり詰まった身に味が染み込んで
しかも骨からはがれやすくなっていて食べやすさもアップ。
甘味が煮付けたことでさらに引き立たされて、ご飯のおかずにもぴったり!

カレイもいい感じ。
小さいため、ちょっと身が足りない感じだが、
こちらもしっかりと味が染みている。
まあ、小さすぎて食い足りないけどね!!



カニ……の、味噌汁。

カニの種類はわからんが、とりあえず味噌汁にしてみた。
なかなか旨い。ワタリガニの味噌汁ほどじゃないが
似たようなカニの味が味噌汁に染み出して美味しい。
ほじくり返すと、僅かな身と僅かなカニ味噌も堪能できた。


アイナメが本当に旨かったよー!
キスもいい! いずれ砂浜で投げ釣りをせねばなるまい!

釣った魚を食ってみる

2009-02-03 12:02:05 | 
前回記事で色々と魚を釣ってきたわけだが、
それを食べたいと思う。

まずはから揚げにしたお魚達。


・オオスジイチモチ
背びれの骨が邪魔で食いづらい。白身でホクホクと旨いのだが
あちこちの骨が気になって評価としてはイマイチ。

・チャガラ
柔らかくて食べやすい。ただ味は何とも薄い感じで
味付きから揚げ粉に負けてしまっている。
今度焼いて食ってみよう。

・イワシ
これは……ッッ
小さくてもイワシ! さすがイワシ。見事なイワシ。
ぐだぐだ言う必要も無く旨い!
小さいので頭から食べられるのもいいね!

・ボラ
身は……まあ悪く無い味なんだけど、
内臓を食べた時にとんでもないことに……
藻だのコケだの食ってるせいか、内臓が尋常じゃなく苦い……
口の中に暫く残るほどの苦味には参った。


続いて塩焼き


・メジナ
文句ないほどに旨いわい。
他の魚と違って、身がとてもしっとりとしていて
舌の上で溶ける感じ。塩で甘さが引き立って満足行く味だった。
これはいいね!!


さらに塩焼き


・ニシキベラ
写真がなぜかないです、何で?
美味しかったけど、普通以上に美味しいとは思わなかった。
味も薄く、塩が無ければ味も素っ気もないと思われる。

・アカササノハベラ
これだけ身がしっかりしていると食べ応えがある。
味は残念ながら薄いというか物足りないかな。
塩焼きにしてこその味ではないかと。
ベラ類は味が薄いのかな?

・アイナメ
通常煮付けにするのが定番なアイナメだが、
塩焼きにしても旨い!
身がぎっしり詰まっている上にホクホクと甘く、
塩に負けない味もいいと思う。
ただ、骨から身がはがれづらいと感じた。
そういう意味では煮付けのほうがよかったのかもしれない。



何より、自分が釣った魚であることが大きいかなあ。
また何か釣れたらたべてみよー

鮎茶屋・かわせ

2008-04-23 01:42:40 | 
過ぎ去りし夏の日のこと。
俺はマシス氏にあるお店に連れて来てもらいました。

ここは滋賀県。
湖魚の国。

「鮎茶屋 かわせ」というお店です。


文字通り鮎料理のお店ですね。
大通りからかなり外れた静かな場所に、
ひっそりと佇むお店です。

ただ、かなり外れている為、蚊がすさまじいのですが……



20時ごろ到着すると、店の前には何組か待っています
予約をしないと確実には入れないようですね、
さすが人気店というところでしょうか。雑誌などにも掲載されているそうです。

1時間ほど待って、店の中に案内されます。
店の中は当たり前ですが和風のつくりになっており
畳み部屋へと案内されます。

頼んだものは鮎懐石。追加料金を払いご飯を鮎雑炊に変更し
単品で鮎の南蛮漬けを頼みました。

なんだかテレビで見るような料理で驚いてしまいます。
あんまりこういうの食べなれてないんだよなっ
紙敷きの鮎の絵が趣があって……いい。



まずは塩焼き。
串に刺さったばかりの「まだ活きている」鮎が出てきます。
それをコンロに乗せて、自分で焼いて食べるのです。
残酷かもしれませんが、新鮮であるのは間違いなさそう。

じっくり炭火で焼くと、香ばしいかおりがして、食欲を誘います。
屋台などで食べる、焼きすぎパサパサのものとは違い
しっかり火が入っているにも関わらず、しっとりとした鮎の身は
ホクホクと甘く、塩味が絶妙なアクセントとなり実においしい。

日本人は昔から鮎が好きなようですが、これだけ旨けりゃ……納得します。




から揚げです。
鮎のから揚げというと、小さい鮎を丸ごとからあげにするのが
定番とは思いますが、
今回は成魚の身だけを切って、それを揚げています。
くるりと反り返った揚げたての身に、軽く酢橘を滴らせて食します。

サクサクとした衣の食感と、その後のやわらかい身の食感。
酢橘の清涼感が、夏の川を連想させます。
衣を着けて揚げることにより、薄めの味付けの多い日本料理に
濃い味の料理として鮎を出すことが出来ています。



コアユの天ぷらです。
揚げ立てが出てきます。親の敵のようにがっつくべし。
さっぱり塩で頂きます。
サクサクホクホク・骨ごと頭ごと食べられる柔らかい天ぷらは
古来より好まれてきた理由を身体に染み込ませてくれます。
噛んだときにじゅわっと溢れる鮎のエキスがとても旨いのです。




小鮎の佃煮です。
※個別写真なし、全体写真の真ん中辺。
甘辛くなったコアユ。
佃煮というと結構硬く、食べづらい印象がありますが、
これはそんなに硬くなく、お年を召した方でも食べられるレベルです。
決してやわらかすぎるわけでもないですよ、食べやすいです。
コアユだからでしょうか?
ちなみに以前食ったモツゴの佃煮はとても硬かったです。



お刺身
湖魚2種とマグロの刺身です。
マグロ要らない。邪魔。空気読め。
というわけで、鮎とビワマスのお刺身です。

鮎を刺身で食べるというのは初めて聞きました、
そりゃ魚だから食べられなくは無いんでしょうが、
他所で見たことも聞いたことも無い。
鮎はヒカリモノなんですね。ヒカリモノ好きの俺にはたまりません。

まずはそのまま食べてみます。身はやわらかく骨などもありません。
瓜の香りなんかは感じませんでしたが、
脂が軽く乗り、甘すぎず物足りなくも無くという感じでした。おいしいです。
アジが濃厚というわけではないため、寿司ネタには不向きかもしれません。

続いてわさびと醤油で食してみます。
醤油で引き立つ甘みと、清涼感を取り戻してくれるワサビ。
鮎の刺身がそれほどの濃厚な味ではないため、
ワサビは不要かもしれません。軽く醤油をつけると甘みが引き立ちいい感じ。
お酒と合うかもしれませんね。


続いて、ビワマスの刺身です。ビワマスを食べるのは初めてです。
見た目はモノの見事にサーモンですね。赤みの……良く見るサーモン。

まずはそのまま……身は柔らかく、スジなどはありません。
サーモンと比べて若干さっぱり気味かも?
旬のサーモンに比較して脂が少なめのような感じです。
でもおいしいですよ。鮎もそうですが、この「ほんのり甘い」というのが
川魚の魅力ではないかと。


続いてワサビと醤油で食べることに。
ワサビを軽く乗せ、醤油をつけると……波紋のように広がる脂!
驚いて口に運ぶと……
さっきまでとは全然違う味……口の中にぶわっと広がる脂の甘み!
濃厚な甘みが醤油に引き立たされてその存在を強烈に主張します。
蕩けるほどに甘い脂に、ビワマスの身が口の中で解けていくような感覚に見舞われま

す。
他のサーモンなどでは味わえないほどに上品かつ濃厚な甘みを堪能すると
最後に、ワサビの清涼感が全部吹き飛ばして、さっぱりとさせてくれます。

これは……異常。
こんな旨いサーモンは食べたことが無い!!
俺は炙りサーモンの蕩け具合が好きだけど、刺身でこんなレベルということは
一体炙ったらどうなるのか?
それとも刺身だからこその甘みなのか!?

ビワマスは……実に実に、旨い!!!



鮎の南蛮漬け。
甘酸っぱいというか、そんな感じの南蛮漬け。
苦手な人もいるでしょうが、俺は大丈夫。

これは不思議な感じですね。生ではないわけですが、
食べているとなんとなく生を食べている感じがします。
骨ごと食べるわけですが、その骨もなんなく砕ける食べやすさ。
頭ごと食べるというものではないので、
若干食べづらさはあるかもしれませんが、
味は非常に良いです。何よりも鮎の身がしっかりあるのがいい。



鮎雑炊
某書籍でみたように一匹丸ごとってわけではないですが、
炙ってある鮎の身がざっくりほぐしてちりばめてあります。
そこに、とろりとした卵をかけて、青菜で香りと彩を添えています。

これは蓋が閉められた状態で運んでこられるのですが、
蓋をとった瞬間、大量の湯気と共に、鮎の香りが広がります。
その中に溶け込んだ三つ葉の清涼感が
最後の一品でありながら食欲をまたそそらせます。


雑炊は激烈に熱く、猫舌の俺は出てきてすぐに食べられませんでしたが
多少冷ますと、またこれが旨い。
水分の多い雑炊にすることで、鮎のうまみがご飯にしみこみ
たまらない味となって迎えてくれます。
更に、ところどころに解した鮎の身があり、
ご飯にしみこんだ味よりも、もっとしっかりはっきりした味で
アクセントを与えてくれます。
鮎の皮の部分などは極めて香ばしく、
これなら幾らでも食べられそうな感じです。

あと、他にサラダがついてきます。
普通の野菜サラダです、ネジレモとか入ってないので
問題なく食べることが出来ます。




蚊が多く、料理に特攻したりするのには困りましたが、
それを除けば、新しい鮎の味を知って、満足満足♪

多少値段は張るものの、これだけのレベルのものが出るならば
5000円を切る値段であれば、全く問題はないと思います。

※なお、写真はマシス氏に提供していただきました、ありがとうございます。

日清UFO~お好み焼きトッピング

2008-02-06 00:09:59 | 
今日は知人のブログで紹介されていた
1/28発売の日清の新商品
「日清UFO お好み焼きトッピング」を購入してまいりました。



発売日から探していたのですが、近所のスーパーなどでは見つからず
諦めかけていたところに、ローソンで売っているのを発見!
勢い良くゲットしたところです。



とりあえず作り方。
中身のソース・マヨネーズ・ふりかけとお好み焼きを取り出す。



お好み焼きは、後乗せサクサク天ぷらのように乾燥しています。


そのお好み焼きを麺の上に置き、熱湯を注ぐ。
3分踊って待った後、お湯を捨てる。


ソースを投入し『お好み焼きを崩さないようにかき混ぜる』



無茶言うな


あまりにあまりになお言葉に顔をしかめていると、
丁度この件でメッセで話をしていた方が
「お好み焼きを一度出したらどうだろう」という案をくれたので実行してみることに。



とりあえずお湯を入れて3分待ちました。
お好み焼きは意外にも形を崩さず保っていました。
とはいえ、あまりしっかりした状態ではないため
そっと別の場所に移し、ソースを7割ほど麺に絡めて

その上にお好み焼きを戻し、残りのソース・マヨネーズ・ふりかけをかけて……




完成ヽ(´ー`)ノ


食べてみたところ、結構美味しい。
確かにお好み焼きはもちもち感もなく、端は崩れかけているような感じですが
お好み焼きだけではない別の味がして中々。
インスタントの焼きソバ好きな人ならオススメかも。


ただしこれ、値段が200円越えということで若干高いです。
ぶっちゃけ、スーパーで100円でUFO買って
ショップ99で100円の冷凍お好み焼き買って食べたほうがいいのかもしれない。


まあ、その辺りは好みで、ですが。