シフクノサイン

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真夜中の神遊び

2006年08月14日 | 観ル
職場の人から岡山の美作地方に残る
アヤシイお祭に誘われたので同行。

久米南町の両仙寺護法祭。

県指定重要無形民俗文化財になってる奇祭で
護法善神が人に乗り移って「ごうさま」として
境内を走り回る。
ごうさまに捕まったら、3年以内に亡くなる
と言われて、実際にそうなった人もいるとか。

・・・こわいやん。


11時過ぎごろから、護摩炊きが行われて
そのあと何回か法螺貝が吹かれ、乗り移られる人が
神様の山(お社?)へ。
そこから戻ってくるころにはもう尋常じゃない感じ。
そのあとお経が読まれ、衣装が整えられ、座の中央へ。

「げいごう」(迎合?)と呼ばれるお供の子どもらが
周りをぐるぐると何回転かすると、押さえきれなくなった
ごうさまが境内をかけ回って、観客を捕まえようとする。

途中、決まった休憩場所で休みつつ、軽い足取りで
ごうさまはかけて行く。

灯りを消した中、かけ回るその姿を見てると
まるで時代がタイムスリップしたかのような
感覚におそわれる。

電気のない昔は、ほんとに恐かったんやろな。

疲れ果てたごうさまは、再び山へ。
戻ってくるときには、一仕事終えてすっきり!みたいな
感じで、すれ違う人に普通の人の顔でお礼を言うてはった。
すごいギャップ(笑)。


真夜中の神事から帰ると、午前2時近く。
明日起きれるかな・・・( ̄ー ̄;

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