何度か記事でもお伝えしましたが、去年の暮れから仔犬を迎えました。
先住犬は5歳。
つまり、前回の仔犬育てから5年が経過しているわけです。
で、先日ようやく予防接種が終わりチビ犬がお散歩デビューをしたわけです。
すると、当たり前なんだけど何にもできないんですよ。
まず、玄関から出られない。
玄関から出たら、車庫の砂に驚いているし、アスファルトの感覚にも戸惑っています。
でも、持ち前の好奇心の強さと細かいことを気にしない性格もあり、数分で外の世界にワクワクしながら駆け回っていました。
お散歩できるようになって数日が過ぎ、気づいたことがありました。
それは上の子(先住犬)が当然できていることをチビ犬は何一つできないということです。
当たり前なんですよね。
教えていないんだから。
でも「あれもこれも全部、この子はまだできないんだ!!」ってことに驚愕したわけです。
そして上の子の時を振り返ってみたら・・・・。
すごい必死になって教えたな~。
人と生活するうえで必要なルールを考えて、どうすれば伝わるんだろう?とか、どうやったら上手く教えられるんだろうとか。
で、一生懸命ワンコと向き合って観察して理解しようとしてたんです。
そして上の子はできるようになりました。
それは、私が伝えようとしたことをワンコなりに考えて受け取って身につけてくれたんですね。
私も頑張ったけど、ワンコもすごく頑張ってくれた。
そういう過程があったから、いま当然のようにできているんですよね。
それをすっかり忘れてました。
それで「あ。また、こんなコトしてる~"(-""-)"」とか思って、たまに失敗してることを怒ったりしてました。
チビ犬は、いうなれば全くのゼロ状態なんですよね。
まだ何も教えていない真っ新な状態。
その状態をあらためて認識することで、上の子の努力や自分の頑張りを再認識しました。
できていることは当たり前じゃなくって、ちゃんと教えたからできるようになっているし、できるようになる努力をしてくれたからなんですよね。
そんなことに気づくと、先住犬のことがもっともっと大事になりました。
そして、「その頃の自分、よく頑張ったやん!」と思えました(#^.^#)
私は子供を産んでいないので育児経験はありません。
でも、これって子供を育てている方にも言えることなんじゃないでしょうか。
もちろん、子育てのほうが難しいし大変なのは重々承知しています。
それでもあえて言わせていただくと、一生懸命お子さんと向き合っているのであれば、お子さんだって何かを学んでくれているはずなんです。
お子さんが誰かにちゃんと「ありがとう」が言えるのだとしたら、それはそれを教えた人がいるはずです。
そして、お子さんがそれを学んだということです。
ついつい出来ていないことにばかり目が行って小言を言いたくなりますが、出来ていることの方が案外多いのかもしれません。
子育ては何十年と続くものであり、一筋縄では行かないことの方が多いはずです。
それでも何かを学んでちゃんと「できる」ようになっていることがあるんじゃないでしょうか。
それはきっと「あなた」が教えたことも含まれるはず。
育児に自信がなくって不安になっている人も「今できていることは当たり前じゃなかった」ってことを思い出すと少しだけ気が楽になることがあるんじゃないでしょうか。
偉そうに言ってますが、ふっとそんな風に思うことがありました。
これから、チビ犬にいろいろ教えていくことになるんですが、彼女にはどんな教え方がいいのかな?
また観察して試行錯誤する喜びに浸れそうです(#^.^#)
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